商品の7割がヴィーガン認証付き、LUSHのサステナブルな取り組み
イギリス生まれのブランドLUSH(ラッシュ)は、ポップなイメージの裏で、私たちを取り巻くさまざまな環境改善に、真摯に取り組む企業です。その内容を詳しく解説しました。
LUSHの製品
ラッシュの製品は、どれも、企業の理念や信念を、よく表しています。
いくつかの例を挙げてみましょう。
すべての製品に、作り手のラベルがついている
手に取る商品をひとつひとつ見てみると、似顔絵のついたラベルが貼ってあります。
これは、「フェイスラベル」と呼ばれるものです。
そこには、作り手である「シェフ」の似顔絵と名前、製造日、使用期限などが記載されています。
つまり、手にしたひとつの製品に関する、すべての情報が記載されているのです。
この取り組みは、ラッシュの、製品に対する、安全性、透明性のあらわれですね。
半数以上の製品がヴィーガン?
ラッシュは、創業当時から、ベジタリアン企業であると明言しています。
2022年7月現在、通年販売している製品の95%が、ヴィーガンであると公表しています。
さらに、70%以上が、ヴィーガン認証されています。
それと同時に、できる限り、遺伝子組み換えではないもの、農薬を使用しないものを原材料にしています。
また、2019年、ラッシュは、エッグフリーになりました。
参考:VEGETIME
動物実験と闘う
そして、ラッシュは、動物実験に断固反対の姿勢を、強く訴え続けています。
「FIGHTING ANIMAL TESTING(動物実験と闘う)」と掲げ、LUSH PRIZEという基金も立ち上げました。
さらに、こちらにも詳しく説明がありますので、ぜひご一読ください。
ラッシュのヴィーガン製品は、こちらからご覧いただけます。
動物実験反対については、公式サイトでも触れています。
フレッシュにこだわる
「フレッシュ」とは、「新鮮」「できたて」「みずみずしい」などの意味があります。
ラッシュでは、言葉だけでなく、真の意味での新鮮さを求めた製品をラインナップしています。
先述の、フェイスラベルにおける、製造日、使用期限の明記もそのひとつです。
そのほかの一例として、合成保存料を極力使用しないことも、「フレッシュ」への取り組みがあります。
ラッシュは、「保存料は、その目的から、有害であることが本質である」と明言しています。
たしかに、腐敗してしまうものを、そうさせないためのものですから、ナチュラルではないですよね。
そこで、ラッシュは、そもそも、保存する必要があるのか?というところに着目しました。
2015年から2017年にかけて、ラッシュは、パラベンの年間購買量を11.7トンから7.7トンに削減しました。
これは、すなわち、パラベンの使用量と相関します。
保存料、パラベンについての、ラッシュの考えは、こちらから知ることができます。