【Meati Foods】新たな代替肉「きのこ肉」がアメリカで来年にも販売予定
代替肉の新しい流れ「きのこ肉」とはどのようなものなのか、この研究開発を進めるMeati Foods(ミーティ・フーズ)社について徹底解説していきます。
Meati Foodsとはどんな会社?
「サステイナブルであり、味は妥協せずに、栄養価の高い代替肉を作る」ことに注力しているミーティ・フード社は、アメリカのコロラド州を拠点とするスタートアップの会社です。
ミーティ・フード社の取り組み
ミーティ・フード社は植物性のたんぱく質源として注目されるきのこをベースとして、代替肉の開発に取り組んできています。
2020年11月に2,800万ドルの資金調達に成功したMeati Foodsですが、1年も経たずして2回目の5千万ドルを確保したと発表しました。
この桁の大きさとスピード感からも、世界における代替肉への注目が高まっていることが分かります。
今回の資金調達を受けて、同社は生産体制を2倍に拡張するとしています。これによって、たった24時間で牛で言うと4,500頭分のお肉に値する量の「きのこ肉」の生産が可能になるそうです。
生産キャパを上げつつ、コストダウンを進めることで、目標である「従来の動物性のお肉」と同レベルの値段での販売を目指しています。
ミーティ・フード社のこれから
商業化の開始目途として目標にしている2022年には、植物性のチキンとステーキから販売となりますが、既にその後のプランも検討されています。
肉製品として人気のある、ジャーキーや、ハムなどの加工食品、さらにはポークテンダーロインまで視野に入れているそうです。
資金調達も進み、本格商業化にも目途が付き、ますます目が離せない企業へと急速に成長しています。
まとめ:世界が大注目する代替肉業界にきのこ肉が登場
従来のお肉を食べる食生活から、ヴィーガン・ベジタリアン食へ向かうトレンドは、全世界で大きな波となっています。
それを受けて、お肉の代わりとなるたんぱく質源の開発があちこちで進められています。
今回のミーティ・フード社の追加資金調達と販売蚊開始に向けたプレスリリースは、他のベジミートとは一風変わった「きのこ」を素材として使っているとして話題になりました。
追加に受けた資金は、設備投資に使い生産キャパシティを各段に上げるとされていて、2022年の発売開始に向けて急速に動き出しています。まずはアメリカでの発売ですが、その後日本での発売が開始されたら面白いなと期待したいです。
最近、大豆をベースとした「畑のお肉」のようなソイミートは、スーパーでもわりと手軽に手に入るようになりました。
これから先、大豆以外の素材をベースとする代替肉が発売されるようになってくると、お店で選ぶ楽しみが増えてくるでしょう。
そして、作る料理に応じてどの“お肉”を使おうか?と選ぶ楽しみも広がる日も近いかもしれません。
代替肉に関する他の記事は、こちらのハッピーキヌアの記事も是非ご参照ください。