【3月20日】ニューヨークがミートフリーになる!?NY市長発のミートアウトデー
2022年3月20日は、アメリカのニューヨーク州が「ミートアウト」を実践するというのです。ニューヨーク市長であるエリック・アダムズ氏が、大きなイベントに乗り出すと発表しました。
目次
NY市長のアダムズ氏はプラントベース推進派
2021年にニューヨーク市長になったアダムズ氏が、ここまで街をあげたプラントベースイベントに乗り出す理由とはなぜでしょうか。
プラントベースを実践するNY市長
ニューヨーク市長がプラントベースに力を入れる理由はとってもシンプルです。
彼自身がプラントベース食を取り入れた生活をしているからです。しかも、ただのトレンドではありません。
アダムズ氏は、過去に糖尿病を患っていると診断されたことがあります。
それを受けて、体に取り入れるものを入れ替え、プラントベースな食卓を囲むようになりました。その結果、糖尿病を克服したというのです。
実体験があるからこそ、より多くの市民にプラントベースの良さを知ってもらい、健康に気を使ってもらいたいという思いがあるのでしょう。
その思いの表れが、まさに今回の「NYのプラントアウト宣言」に現れています。
100%でなくてもプラントベースを推奨
彼は自分の言葉で「自分はヴィーガンではない」と宣言しています。自分の食生活は完璧なヴィーガンでないと告白しています。
「100%ではないけど、プラントベースな食生活を取り入れることで、がらっと体調が改善された」と声に出しています。
だからこそ、100%食生活を変えるという無理強いはしないけれど、少しずつでも、「ミートアウトデー」だけでも、プラントベースを推奨しているのです。
NYの給食で実践されるヴィーガンフライデー
アダムズ氏の取り入れた政策の中で、目立つものがあります。2022年に入ってから実際に始まった「ヴィーガンフライデー」というイベントです。
なんと、ニューヨーク市内の公立1,700校において、金曜日はヴィーガンメニューという給食改善に乗り出しました。
これはすごい取り組みではないでしょうか。
子どもの頃から週に1回は「プラントベース食」に触れていれば、ヴィーガンメニューが「当たり前」になります。
また、子どもがヴィーガンメニューを食べているということで、各保護者のヴィーガンメニューへの理解が深まることにも繋がります。
まだ始まって1か月の施策ですが、これからどのような反響が聞こえてくるのか楽しみです。
まとめ:3月20日はNYがプラントベースのお祭りに!
ニューヨーク市長であるアダムズ氏は「3月20日を、ミートアウトデー」にすると宣言しました。
ミートアウトデーは長い歴史のあるキャンペーンで、すでに多くの州が賛同して実施していました。
しかし、2022年アメリカ1の巨大シティが参加するというニュースは、アメリカだけでなく世界のプラントベースメディアが注目しています。
3月20日のある一週間がキャンペーン対象となっていて、有名レストランとのタイアップ企画や、街のあちこちでプラントベースへの理解を深められるようなイベントが開催される予定です。
シティをあげての巨大プラントベースイベントは、いったいどのようなものになるのでしょうか。