オーガニックはお金がかかる?手軽にオーガニックを実践できる方法をご紹介
オーガニックってなぜ高いの?どうしたらお手軽に実践できるの? オーガニック食品の価格が高くなる理由と、少しでもオーガニック食品をお手軽に取り入れられるtipsを紹介します。気軽にオーガニックライフを始めましょう!
今回は少しでもお手軽にオーガニック生活を取り入れられるtipsを紹介していきます。
世界のオーガニック事情
まずは世界的にみた日本のオーガニックの状況についてみていきましょう。
世界の有機食品業界は年々増加しており、売上はアメリカが全世界の46%、北米と欧州でほとんどを占めている状況です。
消費に関してはスイス、デンマーク、スウェーデンなど欧州諸国がトップを占めています。
スイスでは年間約3.3万円が有機食品の消費に充てられていますが、日本は約1,000円となっており、世界と比べても日本が有機食品にかける費用はまだまだ少ないと言えます。
農地面積に関しては、日本の有機農業の農地面積は全体の約0.5%だと言われています。
国別ではイタリア14.5%、スペイン8.7%と欧州諸国の割合が高くなっています。
またトータルの農地面積でいくと中国が2,281千ヘクタールと、トップに躍り出ます。
(参照:有機農業をめぐる我が国の現状について)
しかし日本でも環境意識の高まりで、有機農産物への需要が拡大しており、農林水産省は2050年に有機農業用の農地を全体の約25%に増やす目標を掲げています。
(参照:朝日新聞デジタル)
同時に、有機農業の拡大には問題があり、これから挙げる問題が有機農業の価格、手に入れやすさに直結しています。
有機農業拡大の問題
①労力がかかる
有機農業は化学肥料や農薬で害虫や病原菌を駆除するのとは違い、土づくりから手元に届けられるまで手間暇をかけて生産されています。
実際に有機農業を縮小する理由として「労力がかかるため」が主な理由にあがってきており、特に除草に対する労力が大きな要因となっています。
②入手チャネルの制限
もうひとつは入手チャネルが限られていることがあげられます。
今であればイオン系列のビオセボンや、こだわりや、大手スーパーなどで手に入るようにはなりましたが、地域によっても異なります。
また有機JAS認定を受けるには時間と費用がかかることもあり、小規模の農家さんには手が出しづらいのが実情です。
またオーガニックと言えど認められた有機肥料は使用可能、などの基準に則ったものであり、実際に完全無農薬栽培や自然栽培などよりこだわりを持って生産する生産者さんもいます。
③価格が高い
上記①、②の理由により必然的に通常より価格が高くなってしまうことが挙げられます。
しかし、農薬や化学肥料などをなるべく体に取り入れないため、環境負荷を減らすため、人にとっても環境にとってもオーガニックを積極的に取り入れていくことは有効的だと言えます。