カロリー控えめ!ライ麦をプラスして作る、手作りヴィーガンパンレシピ
誰でも簡単に作れるヴィーガンパンのレシピをご紹介します。手作りパンのコツは材料の分量を正確にすること。焼きたてパンが食卓を彩るって嬉しいですよね。ぜひチャレンジしてみてください
手順1 パン生地計量・手ごね
ボウルに計量した米油以外のパン生地の材料を入れる。
ドライイーストと砂糖は隣同士に、塩は離して入れます。
40℃のぬるま湯をイーストめがけて注ぎ、木べらで混ぜ合わせていきます。
途中で米油をプラスし、まとまるまでボウルの中で混ぜます。
ひとまとめになったら台にあけ、こねていきます。
こね方のコツは片手でパン生地を押さえ、片手の親指の下、手のひらの膨らみを台に押しつけるようにします。
この作業を3分~5分ほど続け、生地の出来上がりが8割になった時にクルミとクランベリーを混ぜていきます。
クルクルと生地を巻いていき、まんべんなく具材が行き渡るように再びこねていきます。
具材がはみ出しても心配せずに、まとめていくと徐々にきれいに仕上がります。
手順2 一次発酵
ひとまとめにした生地を一次発酵させていきます。ラップをして40℃で30分~40分。
有機ドライイーストは発酵しにくい場合があり時間がかかりますが、ゆっくり発酵させていきましょう。
ご自宅に発酵器がないという方も多いと思います。
その場合は簡易発酵器を作るか、40℃のオーブンで発酵させます。温度が高いとイースト菌が死んでしまうので温度管理は大切です。
簡易発酵器は発泡スチロールの箱とお湯を入れたペットボトルで作れます。
温度計を入れておくと、なお便利です。
事前にパン生地がない状態で温度の管理をしておけば、より万全です。
室温によっても変化するので、暑い時期や寒い時期は温度管理が重要となります。
一次発酵が完了すると大きさは約1.5倍になっています。
気をつけたいのは過発酵で、発酵しすぎるとパンの風味もなくなり、臭いがでて風味が落ちてしまいます。
一次発酵完了の目安として、指に強力粉をつけてフィンガーテストをします。生地の中心を押し、へこんで戻らなければOKです。
手をグーにして生地を押し、ガス抜きをします。
ボウルから生地を出し、4等分にして丸めます。濡れ布巾をかけて10分ほど寝かせましょう。
手順3 生地成形
生地を形成していきます。とじ目を上にして手で直径10cm角に広げ手前から巻いていきます。
とじ目はしっかりくっつけ、転がしながら左右を細く13cm~14cmほどに仕上げていきます。
生地の表面を転がしながらライ麦粉をつけます。クッキングシートを敷いた天板に並べていきます。
このときとじ目は下になるようにしましょう。
パンの間は離しておかないと、発酵したときにくっついてしまうので注意しましょう。
手順4 二次発酵
ここから二次発酵になりますが、やり方はふたつ。
ひとつ目はラップ+濡れ布巾をかけ40℃で25分~30分。
もうひとつはラップ+濡れ布巾をかけ冷蔵庫で低温発酵させます。8時間~10時間ほどかかりますが、有機ドライイーストの場合低温発酵はとても有効的なやり方です。
前日の夜に仕込み、翌日の朝焼きたてのパンをいただく良い方法です。
二次発酵が完了すると、写真の様に膨らんでいます。
ここからパンを焼いていきます。
オーブンを220℃で15分予熱しておきます。
オーブンの温度が200℃までしか上がらない場合もありますが、その場合は200℃で17分あたためておきましょう。
余熱が終わったら、いよいよ焼成。
パンに2ヵ所ハサミでV字のような切り込みを入れて、表面に霧吹きをかけます。
霧吹きをすることで、カリッとした表面のパンに仕上がります。
220℃のオーブンで10分~15分、200℃のオーブンで15分~20分で焼き上がります。
オーブンのタイプによって焼き上がり時間はかわるので、表面の焼き色が目安になります。
霧吹きをしたことで、表面がカリっとした焼き上がりになっています。
こんがりと美味しそうなきつね色のパンが焼き上がりました。
まとめ
今回のライ麦パンはクルミやドライフルーツが入ることで、なにもつけずにそのまま美味しくいただけます。
焼きたてはもちろん、次の日なら食べる前に軽く温めると風味よくいただけます。
手作りパンは発酵の目安を覚えると、とても簡単に作れます。
今回ご紹介したライ麦パンは、量も作りやすく初心者の方にもおすすめのレシピです。
ぜひ手造りパンに挑戦して、美味しい食事を楽しまれてはいかがでしょうか。