シンプルなデザインとナチュラルな原料で女性に人気のコスメティックブランド、SHIRO。
性別問わず、SHIROというブランドの名前を見聞きしたことのある方は多いのではないでしょうか。
SHIROは、創業当初より「自然素材の力」に着目し、多くの人に愛される製品を生み出してきました。
また、創業当初から、自然の恵みを享受するだけでなく、商品の製造から販売に至る様々な工程で、地球環境や社会の持続可能性に配慮がされた、エシカルな取り組みが行われています。

現在SHIROは、1989年北海道砂川市で創業後、日本国内27店舗、イギリス・ロンドン2店舗を構えるエシカルブランドに成長しました。
長く人々に愛され続けるブランドとなった「SHIRO」が、サステイナブルな社会を実現するために、30年の時をかけて取り組んできたことをご紹介します。
持続可能な未来のために
SHIROのスキンケアやコスメティックには酒粕やがごめ昆布が使われ、安心して食べられるものが原料として使われています。
もちろん、製品作りにおける全ての過程で動物実験はされていません。
他にも、素材の生産者とのフェアな関係を構築し、公正な価格と条件での素材の仕入れ、再生可能エネルギー100%の電力の使用にこだわり、製品を無駄にしない「作り過ぎない」生産体制への配慮がされています。
地球と人にとってサステイナブルな製品作り

製品に使われる素材に関しても、自然の恵みを無駄にしない取り組みがされています。
SHIROの製品は、酒粕やがごめ昆布、ふきなどが使用されています。これらの原料となる素材は、他製品の製造工程で発生する副産物や、見た目などが理由で規格外として捨てられてしまうものを優先的に使用しています。
また、SHIROのタマヌオイルは、沖縄の高齢者の収入増加に繋がるものを仕入れ、シアバターはガーナの女性団体から、ブランド創業時から直輸入を続けています。
このようにしてSHIROは、発展途上国や地域の雇用を生み出す原料の調達を、継続して行っています。
自社開発ヴィーガンカフェ
エシカルな理念を持つSHIROの世界観を五感で味わえるのが「SHIRO CAFE」。
SHIROのスキンケアやコスメティックに使用されている自然素材を、実際に美味しく食べられるヴィーガンレストランです。
SHIRO CAFEは全国に3店舗展開しており、北海道・砂川、東京・自由が丘、東京・渋谷に店舗があります。
がごめ昆布を使ったパスタや、酒粕を使ったフード&ドリンクといったバラエティー豊富なメニューがあります。
彩り豊かなお料理と、一品一品に込められたブランドの想いに、目も心も楽しむことができます。
SHIRO CAFEでのひとときは、きっと特別な時間になるでしょう。
パッケージレス製品の割引(「エシカル割」)の選択肢
2020年より、公式オンラインストア及び一部店舗にて、同一製品で選択肢が設けられ、紙箱包装の有無によって価格を変えて提供開始しました。
紙箱なし(エシカル割)を選択すると、通常価格より3%割引した価格で購入が可能となり、手軽に環境問題における取り組みに参加できるといった点で話題になりました。
その結果、2022年3月時点でエシカル割を選択するカスタマーが8割を越えたため、エシカル割を終了し、同年4月から、オンラインストアに加え全国直営店舗で、パッケージレス製品の販売を開始しました。
この変化に伴い、森林資源を守るため、紙箱の新たな製造を終了し、希望の顧客には別売りにてペーパーバックとギフトBOX(各2サイズ展開、全サイズ一律55円)を販売するスタイルへと移行しました。
長く使える製品のデザイン

SHIROは2020年から、ルームフレグランスの一部製品の「詰め替え用レフィル」を販売を開始しました。
2022年からは、これまで容器と中身がセットで販売されていたホームケアシリーズの一部製品においても、詰め替え用レフィルを購入できるようにすることで、空き容器の廃棄と生産の削減に取り組んでいます。
また、2021年9月、2022年2月に登場したメイクアップコレクションでは、顧客が長く最後まで使えるように、パッケージデザインとカラーがリニューアルされています。
SHIRO ホワイトリリー ルームフレグランス (Amazon)

製品パッケージのプラスチック量削減のほか、アイシャドウチップの廃止、想定される使用頻度に応じてカラーの量の調節が行われました。
最後まで使えずに捨てられがちなコスメティックのデザインに着目された、スマートなリニューアル。
環境と実用性に配慮された、画期的なデザインが魅力的です。
まちづくりプロジェクト「みんなのすながわ」
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2005年から「ものづくり学校」などを通し、砂川市民や子どもたちと様々な取り組みを行なってきたSHIRO。
現在のSHIROは、コスメ、ヴィーガンカフェに留まらず、まちづくりプロジェクトにも力を入れています。
2021年に、北海道砂川市にて説明会を行った「みんなのすながわプロジェクト」。このプロジェクトは、株式会社シロの新工場建設に伴い、「ものづくり・教育・観光」をテーマとした、地域の人々と子どもたちが集える場所のオープンを目指して計画されました。
説明会では、株式会社シロと地域の人々が参画する実行委員会を組成し、多くの市民の声を取り入れながら、砂川市民の「あったらないいな」を実現させたいという株式会社シロ代表取締役・今井浩恵さんの思いも語られました。
エシカルな経営に留まらず、地域社会の持続可能な発展と幸福に向けた、企業と地域の協力関係を築いていくSHIROから、今後も目が離せません。
まとめ
昨今、日本大手企業でもSDGsの取り組みが必須といっても過言ではない時代となりました。
そのような中で、化粧品業界・飲食業界という枠組みにとらわれず、進化していくエシカルブランド「SHIRO」は今後注目のブランドであること間違いありません。
ぜひ、店頭・オンラインストアにて、SHIROの歴史や製品の魅力に触れてみてください。
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参照:SHIRO公式サイト
SHIRO 創業の地、北海道砂川市にて子どもたちと市民が主役のまちづくりプロジェクト「みんなのすながわプロジェクト」地域説明会を開催
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