【東南アジア】クリーンミートから代替肉コースまで!シンガポールのヴィーガン事情を解説

【東南アジア】クリーンミートから代替肉コースまで!シンガポールのヴィーガン事情を解説

シンガポールには、ヴィーガン食材を取り扱っているスーパーやレストランが数多く存在します。また、国内外の企業が参入するなど、代替肉市場が急拡大中のシンガポールのヴィーガン事情を解説します。

ハッピーキヌア編集部
2022年06月14日
【東南アジア】クリーンミートから代替肉コースまで!シンガポールのヴィーガン事情を解説
人口569万人(2020年外務省調べ)ほどのマレー半島南端の都市国家「シンガポール共和国」は、中華系やインド、マレー系など、様々な人種の人々が暮らす多民族国家です。

移民の多いシンガポールには、伝統料理などはありませんが、とくに都市部では、多様な食のニーズに応えるため、完全菜食主義のヴィーガン食やベジタリアンレストランもあります。

 

また、代替肉先進国ともいわれるシンガポールのスーパーやレストランには、たくさんの種類のプラントベースミートが並び、日進月歩でクリーンミートの研究や開発が行われています。

今回は、シンガポールのリアルなヴィーガン事情について、みなさんに解説させていただきます。

 

シンガポールは食のオアシス

法律が厳しく清潔で治安の良い国、シンガポールの公用語は英語です。

近年における環境問題への意識の高まりから、シンガポール国内でも、20代前半~30代のミレニアル世代を中心に、完全菜食主義のヴィーガンの食生活を実践する方たちが増加しています。

 

また、街中には、日本人留学生や観光客の姿も多く、日本人の集まるエリアには、日本食レストランや日本でおなじみの店も散見されます。

 

さまざまな民族や宗教を信仰する人々の多様な食事のニーズに応えるため、都市部には、ヴィーガンフレンドリーなレストランや屋台をはじめ、イスラム教のハラール、ユダヤ教のコーシャ料理のお店などが建ち並んでいます。

シンガポールは、まさに食のオアシスともいえるでしょう。

 

ホーカーセンター

自炊する習慣があまりなく、外食が当たり前のシンガポールの街や駅の周辺には「ホーカーセンター」とよばれるフードコートのような施設があります。

たくさんの屋台が集まった、お手頃価格で美味しいフードコート、ホーカーセンターにでは、もちろんヴィーガンやベジタリアンに対応した料理を楽しむことができます。

 

スピーディーかつお腹いっぱいに食べられるホーカーセンターのヴィーガンメニューには、ビーフンやカレー、豆乳を使ったデザート豆花など、メニューも豊富です。

みなさんも、観光などでシンガポールを訪れる際には、ぜひホーカーセンターに立ち寄ってみてください。

 

急拡大する代替肉市場

シンガポールのスーパーや、食料品店では、アメリカの大手企業「ビヨンドミート」や「インポッシブルフーズ」などをはじめとした、たくさんのメーカーの代替肉が販売されています。

 

動物由来の成分を一切含まない代替肉は、一般的に大豆やエンドウ豆などの植物ベースの主原料から作られますが、ミンチ状の見た目や味などは本物に引けを取らず、大手ファストフードチェーンのプラントベースメニューに使われることも。

また、街中にあるプラントベースのワンストップショップ内でも、ビヨンドミート、オムニフーズ、Heura、Alpha Foodsなどの人気商品が販売されています。

 

ちなみに、日本のベンチャー企業「ネクストミーツ」社も、シンガポールに進出を果たしています。

シンガポールの「焼き肉ライク」や、日本食チェーン「AburiEn」とコラボしており、焼⾁⽤の代替⾁「NEXTカルビ」の提供を開始、すでに人気メニューとなっています。

 

現在も、国内外企業から新規参入が相次ぐシンガポールの代替肉市場は、今後も、さらなる拡大が予想されることでしょう。

 

世界初!クリーンミートの販売を承認

2020年12月、シンガポール当局は、世界に先駆けて「クリーンミート」の販売を許可しました。

クリーンミートとは、本物の動物の細胞を採取し、培養してつくられるリアルな食肉のことで、大豆など植物性の原料でつくられるプラントベースミートとは異なります。

 

「動物を屠殺せずに、本物の食肉を生産できること」がクリーンミートのメリットですが、現在の技術では、クリーンミートを製造するのに長い時間と、高額なコストがかかってしまうデメリットもあります。

サンフランシスコを拠点とする企業「イート・ジャスト」が、シンガポールにクリーンミートの生産拠点を建設、近い将来、チキンナゲットの販売が開始される見通しです。

 

シンガポールの名門大学に代替肉コースが新設

2021年度、シンガポール屈指の名門大学として知られる「南洋理工大学」に、代替肉学講座が、3・4年生の学士課程として承認、新設されました。

 

世界中の若者を中心に、環境問題への意識が高まりつつある現在、シンガポールでは、食糧自給率の低さが問題になっています。

代替肉市場の拡大に取り組むシンガポールでは、2015年より2億5000万ドルを投入、国内外を問わず、代替肉開発をする企業の支援をおこなっています。

 

代替肉先進国といわれるシンガポールでの、国をあげてのプロフェッショナルな人材の育成への取り組みから、今後も目が離せませんね。

ハッピーキヌアヴィーガンメディアのこちらの記事も、ぜひご参考になさってください。

 

他にも街中にたくさんヴィーガンオプションが溢れていることがわかります。

 

まとめ

治安も良く交通アクセスも至便なシンガポールは、観光や留学、移住先としても人気の国です。

多くの民族が暮らし、宗教や健康上の理由など、食事のニーズがたくさんあるシンガポール国内には、ヴィーガンフレンドリーな宿泊施設やスーパー、レストランなどが多くあります。

 

また、国をあげて代替肉市場拡大に取り組むシンガポールでは、ここ数年、国内外の企業からの代替肉市場への新規参入が相次いでおり、それに伴いヴィーガン市場も拡大中です。

食のオアシスともいわれるシンガポールで、クリーンミートが食卓に並ぶのも、そう遠い日ではないでしょう。

 

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