ひとりでぼーっと過ごす時間も、友人とおしゃべりしながら過ごす時間も、食事が一緒なら、楽しさも倍増です。
いま、大学の食堂やカフェでも、ヴィーガンフードが選べる場所が増えてきていることはご存じですか?
今回は、世界のヴィーガンフレンドリーな大学を、7校、ご紹介します。
大学でもヴィーガンが支持される理由
昨今では、環境や動物の尊厳を守るため、ヴィーガンやベジタリアンを選択する方が増えています。
それは、世界規模の傾向です。
その流れは、大学生にも確実に影響しています。
ティーンエイジャーであっても、家を離れ、場合によっては国も違う場所で、自立した大人として生活する大学生。
彼らもまた、自分で情報を得て、自分の意思で、ヴィーガンを選択することができます。
それをサポートしていきましょう、と、大学側も、積極的に動き出しています。
大学にとっては、ヴィーガンメニューの充実を図ることは、多様性、選択の自由を認めることに繋がります。
すなわち、その大学の価値をも高めることに繋がります。
動物愛護団体のPeTA(ペタ)では、「ヴィーガンレポートカード」というものを公表しています。
これは、ペタ独自の調査やアンケートにより、大学を採点、ランク付けした、いわば、ヴィーガンフレンドリーな大学ランキングです。
これは、アメリカが最も大規模に行っていますが、世界にあるペタで調査されているようです。
より充実したキャンパスライフを送るため、食事は非常に大切です。
出典:PeTA US
世界で最もヴィーガンフレンドリーな大学7選
1. カリフォルニア大学(アメリカ)
アメリカ留学で最も人気の高い大学でもある、カリフォルニア大学。
UC Sistemと呼ばれる、10のキャンパスと、160の学術群を誇る、アメリカ最大の州立大学群です。
そんなカリフォルニア大学は、日本だけでなく、世界各国から、留学生が集います。
信仰も、文化も異なる学生のため、各校で、あらゆる選択肢を用意しています。
ヴィーガンも、そのひとつです。
10あるカレッジのどこにおいても、ヴィーガンフレンドリーであることは確かな、カリフォルニア大学。
そのいくつかのカレッジの取り組みをご紹介します。
・ロサンゼルス校(UCLA)
ロサンゼルス校 にある、UCLAハウジングダイニングは、キャンパス内の寮生に開かれるレストランです。
UCLAホームページにある、UCLA DINNINGのページから、
2分おきに更新される混雑レベルや、その日のメニューをチェックできます。
メニューには、いろんなマークが表示されています。
ヴィーガンオプションやベジタリアンオプションなどの有無、アレルゲンなどが、ひと目でわかるようになっています。
・バークレー校(UCB)
カリフォルニア大学の旗艦校、バークレー校 のCal Dining は、4つのカフェ、4つのレストラン、4つのコンビニから成っています。
そのすべてにおいて、ヴィーガン、ベジタリアンのオプションを用意しています。
もちろん、植物性ミルクも揃えています。
Cal Diningでは、部分硬化油や、トランス脂肪の排除にも取り組んでいます。
また、大学側は、学生に、栄養に関するアドバイスもしています。
アドバイスの内容には、
「魚、家禽、豆、ナッツを選んでください。赤身の肉やチーズを制限します。ベーコン、コールドカット、その他の加工肉は避けてください。」
と明記されています。
バークレー校のホームページはこちらからどうぞ。
・サンディエゴ校(UCSD)
サンディエゴ校 においても、ヴィーガンへの対応は充実しています。
ヴィーガンフレンドリーな大学ランキングでは、もはや常連のような位置づけです。
UCSD大学センターのページから、カレッジでの食事に関する情報が得られます。
サンディエゴ校のカレッジコミュニティ内には、スターバックスやサブウェイなど、メジャーな飲食店も多数出店しています。
そのほとんどの店舗で、ヴィーガンオプションを用意しています。
サンディエゴ校のホームページはこちらです。
オフィシャルサイト:
参考:カレッジパッド
2. スタンフォード大学(アメリカ)
世界大学ランキング2022において、第4位を誇る、名門校のスタンフォード大学。
スタンフォード大学には、Residential & Dining Enterprises(R&DE)と呼ばれる組織があります。
住居や食事など、学生の生活の基盤をサポートしています。
R&DEによると、スタンフォードでは、すべてのダイニングホールで、プラントベースのメニューを用意しているそうです。
また、それには明確なラベル付けがされ、チョイスに迷う必要はありません。
およそ50%をヴィーガン、80%をベジタリアンのメニューが占めています。
さらに、「ヴィーガン&ベジタリアンガイド」を、サイト上で公開しています。
学生の食生活に、ヴィーガンやベジタリアンのメニューを取り入れるためのガイドを提案しています。
オフィシャルサイト: