ヴィーガン生活の強い味方!大豆以外の豆5種の栄養素について徹底解説
栄養豊富で体に良いといわれている豆類は、ベジタリアンや、完全菜食主義のヴィーガンの方にとって、不足しがちな栄養素であるタンパク質を摂取することのできる優秀な食材です。豆の種類によって、含まれる栄養素にも違いがあるため、それぞれの豆の栄養成分を比較してみましょう
別名「畑の肉」ともよばれる大豆をはじめ、ひよこ豆、インゲン豆、小豆、えんどう豆、レンズ豆など、実にさまざまな種類の豆が流通しています。
また、豆類にはたくさんの栄養素が含まれており、ヴィーガンやベジタリアンの食生活を実践されている方にとって、健康の維持や栄養のバランスを整えてくれる優秀な食材ともいえるでしょう。
今回は、最もポピュラーな大豆以外の「豆」に含まれる栄養素について、種類別に分かりやすく皆さんに解説させていただきます。
豆類に含まれる主な栄養素とは
私たち人間が、身体の健康を維持していくうえで欠かすことのできないといわれているのが、糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルといった、いわゆる5大栄養素です。
この5大栄養素のうち、豆類には良質なタンパク質をはじめ、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどがバランス良く含まれています。
とくに、現代の日本人の食生活において不足しがちといわれているのビタミンB群が、どの種類の豆にも豊富に含まれているため、豆は栄養豊富で優秀な食材といえるでしょう。
豆の種類ごとの栄養素
現在、たくさんの種類の豆が日本の市場に流通していますが、豆の種類によって、実は含まれている栄養素にも違いや特徴があること、皆さんはご存じでしょうか?
ここでは、ヴィーガンやベジタリアンの方に特におすすめしたい5種類の豆の栄養成分について、それぞれ詳しく解説させていただきます。
また、オーガニック豆を使ったハピキヌのお料理のレシピ記事も、あわせてご参考になさってください。
タンパク質を手軽に摂れる!オーガニックお豆を使ったアイデアレシピ5選 | ハッピーキヌア ヴィーガン情報 (happy-quinoa.com)
1.エンドウ豆
緑色のさやに入ったエンドウ豆は、スナップエンドウや絹さやなどともよばれ、それぞれ収穫の時期によって名称が変わります。
エンドウ豆には、炭水化物やビタミンB1、鉄などの栄養素が豊富にふくまれています。
豆類の中でも、ミネラルの一つである鉄の含有量が高く、エンドウ豆を摂取することにより、肌荒れや貧血の予防、免疫力アップなどが期待できます。
スーパーなどで手に入れやすく、和食にも使いやすい食材ですので、日常的な食事メニューにも積極的に取り入れてみてください。
2.いんげん豆
いんげん豆は「さやいんげん」ともよばれ、皮ごと食べることができます。
ビタミンKを豊富に含んでおり、糖質や脂質が少ないため、ダイエット中の方でも安心して摂取することができます。
また、いんげん豆には、必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
必須アミノ酸とは、体内で合成できないアミノ酸のことです。
20種類あるアミノ酸のうち、11種類のアミノ酸は体で合成できるのですが、その9種類のアミノ酸のことを必須アミノ酸と呼びます。
これらは食事から摂取しなければいけないので必須アミノ酸といわれます。
また、美肌や疲労回復効果も期待できます。
体に良く、栄養豊富なインゲン豆は、病院の食事などでも提供されることが多いようです。
3.ひよこ豆
見た目がひよこみたいな形をしているひよこ豆は、日本の他にも、海外(特にインドや中東など)で多く栽培されていて、シチューやスープなどの煮込み料理によく使われています。
ひよこ豆には亜鉛をはじめ、妊娠中の女性に必要不可欠な葉酸を多く含み、たんぱく質も豊富で脂質の含有量が少ないのが特徴です。
また、ビタミンB2が多く含まれおり、美容にも良いとされているため、まさに美容と健康の両方に効果的な豆といえるのではないでしょうか。