卵は健康に悪い?その実態と理由を徹底解説|卵の代替品もご紹介
お料理や加工品など幅広く使用される卵は健康に悪いのか、その実態をいくつかの研究論文を用いて徹底解説。卵のコレステロールやサルモネラ菌に関してもご紹介します。
卵アレルギー
国立成育医療研究センターによると、日本では食物アレルギーの原因の食物として、鶏卵、牛乳、小麦が全体の70%を占め、特に鶏卵は40%近くを占めるようです。
卵アレルギーの原因は、卵白に含まれる成分が主な原因とされており、これらに対して体内で抗体を産生することによりアレルギー症状が発生します。
卵は加熱することでアレルゲン性が低下しますが、アレルゲン性は、加熱温度や時間、調理方法によって異なります。このため、加熱卵の摂取は可能な場合も、生卵や半熟卵などの摂取には注意する必要があります。
東京都健康安全研究センター の「アレルギー疾患に関する3歳児全都調査」の「食物アレルギーの原因食物」でも、「卵」81.0%、「牛乳」33.3%、「小麦」14.6%、「落花生」9.2%、「大豆」6.3%、「キウイ」6.2%、「えび」5.1%の順で高かったようです。
卵アレルギーに注意が必要な料理と食品
- 生卵やそれに近いもの
→生卵そのものはもちろん、マヨネーズ・アイスクリーム・メレンゲに含まれる卵は生に近い状態ですので、アレルギー性は高いと考えられます。 - 半熟卵
→スクランブルエッグ・オムレツに加え、丼もの・お好み焼き・たこ焼き - 完熟卵
→卵焼き・茶わん蒸しなど - 卵を含む料理やスイーツ
→卵を含んでいるハンバーグ・天ぷら・とんかつの衣。
スイーツでは、カステラ・ケーキ・クッキーなど - 卵をつなぎに使った加工食品
→かまぼこ・ちくわ・ソーセージなど
卵を摂らないヴィーガンであっても、加工品のお菓子などは原材料をしっかりチェックして注意する必要があります。
卵のたんぱく質を植物性に置き換える点は先にもお伝えしましたが、卵の代替品として、ヴィーガンに人気のある食品も多くあります。
そこで、「卵の代替品」を次にご紹介します。