食品・フードロスを減らすアクション7選|エシカルな取り組みを実践しよう
世界的に深刻な問題になっている「フードロス」。少しでも食品の廃棄を削減するために、私たちが簡単にできる行動を7選ご紹介します。個人のちょっとした心がけが、地球環境の保護に繋がります。食に気を使うヴィーガンの私たちも今一度、食生活を見直してみませんか。
5. ドギーバッグの利用
この投稿をInstagramで見る
「ドギーバッグ」とは、アメリカ発祥の飲食店で食べ残した料理を持ち帰るための容器のことです。
ドギーバッグの普及に取り組む団体である「ドギーバッグ普及委員会」は、農林水産省・環境省・消費者庁と共に「Newドギーバッグアイデアコンテスト」を開催し、食べ残した料理を持ち帰ることを身近な文化として広めることに努めています。
ドギーバッグアイデアコンテスト|環境省、ドギーバッグ普及委員会、消費者庁、農林水産省
飲食店への保健所の指導もあり、手をつけた食品を持ち帰ることは中々難しいのが一般的でした。
最近では、ドギーバッグの使用を推奨する自治体や飲食店は徐々に増えていて、これからますます広がっていくことが考えられます。
エシカル消費を心がけている方であれば、飲食店の食べ残しが気になった経験があるという方が多いのではないでしょうか?
もちろん自分が食べきれる量を注文することを心がけたいところではありますが、どうしても食べられない時には積極的に使っていきたいですね。
6. フードドライブで食品を寄付する
「フードドライブ」とは、家庭で余っている未使用の食品を持ち寄り、それを必要としている福祉施設や団体に寄付する活動のことです。
買いすぎてしまい消費できなさそうなもの、お中元やお歳暮でもらったものの好みではないものなどが家にある場合は、積極的にフードドライブに寄付しましょう。
人に優しいという観点でも、エシカルなアクションであると言えるでしょう。
定期的にフードドライブを行っている小売店や施設が増加してきているので、お近くに寄付できる場所がないか調べてみてはいかがでしょうか?
7. 「3010運動」を積極的に実践する
「3010運動」をご存知でしょうか。
「3010運動」とは、飲食店で宴会をする時などに開始後30分間と終了前10分間は席を立たずに食事を楽しみ、フードロスを減らすということを目的とした取り組みのことを指します。
宴会では、お酌などで席を離れることが多く、気が付けば食事にあまり手を付けられないまま終わりの時間になっていた、という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
3010運動がもっと広がれば、宴会時に大量に発生するフードロスを削減することに繋がりますが、今のところ3010運動のことを知らない人が、まだまだ大多数であると言えます。
また、知っていても上司の顔色が気になって実践しづらいという意見も、正直なところあるでしょう。
宴会の幹事さんに3010運動を紹介し、開始時に一声かけてもらうだけでも、少しは意識が変わるものです。
きっと大きな効果が得られることでしょう。
まとめ
環境問題に関心があってヴィーガンのライフスタイルに興味を持った方、またはヴィーガンの生活を送る中で環境問題に目を向けるようになったという方は多いと思われます。
そんなヴィーガンの方や、エシカル消費を心がける方にとって、現在のフードロスの状況はとても気がかりな問題なのではないでしょうか。
日々大量に廃棄されている食品の量を知ると、自分一人ができることなんて無いと感じてしまうかもしれません。
しかし私たち一人一人がフードロス問題に目を向け、毎日少しづつでも行動を起こすことで、かなりの量のフードロスを削減することができるはずです。
ご自身の食生活を、今一度見直してみませんか。