ヴィ―ガンレザーを選択すべき理由と環境への影響
「ヴィーガンレザー」をファッションに取り入れるメリットや、ハイブランドでも使用されている、環境に優しい「新素材のヴィーガンレザー」をご紹介します。
環境に優しいヴィーガンレザー素材は「植物由来」の素材
植物由来の素材でつくられたヴィーガンレザーなら、合皮・人工皮革と比べて環境に優しいといえます。
なぜなら、石油成分が含まれる量が減ったり、食材の食べない部分(パイナップルの葉など)を素材にしているからです。
実際に、りんごやパイナップルの葉、有機穀物など、思いがけない植物から作られたヴィーガンレザーがあります。
これらは特別なものではなく、ハイブランドやファッションブランドでも扱われるようになりました。
では、実際にどんなファッションアイテムがあるかみていきましょう。
CHANEL(シャネル) パイナップル由来のレザー帽子
誰もが知るハイブランド、CHANEL(シャネル)ではパイナップルの葉由来のレザー帽子が発売されています。
2019年のプレフォールコレクションで発表され、価格は2300ドル(約24万円)。
シャネルはサスティナブルや動物愛護の観点からのアイテムが増えてきており、2018年の時点で爬虫類の皮などのエキゾチックレザーや毛皮の使用を廃止すると発表。
今後もヴィーガンレザーを使用したシャネルの新商品が期待できます。
※現在は取り扱いはございません。
womsh(ウォムシュ) りんご由来のレザースニーカー
優しい色合いで、ファッションコーディネートがしやすそうなデザインのスニーカー。
実は、りんごからできたヴィ―ガンレザーで仕上げられています。
手掛けているのは、サスティナブルなスニーカーを開発するイタリアのブランド、womsh(ウォムシュ)です。
当メディアハッピーキヌア編集部のスタッフが、サイズ感や履き心地などレポートをしていますので、参考にされてくださいね。
<Womshのスニーカー 実際に手に取ってみた感想をお伝えします。>
Will’s Vegan(ウィルズヴィーガン)有機穀物のバイオオイル由来のレザー財布
重厚感があり、モードなファッションに似合いそうなこちらの財布は、有機穀物から採取したバイオオイルから作られています。
作っているのは、ヴィ―ガンファッションアイテムを取り扱っているイギリスのブランド「Will’s Vegan」(ウィルズヴィーガン)です。
財布の素材である有機穀物へのこだわりもあり、温室効果ガスに配慮した「カーボンニュートラル」な工程で栽培された穀物のみを使用。
環境にとことんこだわったヴィ―ガンレザーアイテムです。
商品はこちらから。
Hermès(エルメス) きのこ由来のレザー製トラベルバック
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ハイブランド、Hermès(エルメス)では、きのこを原料としたヴィ―ガンレザーを使用したファッションアイテムを発表し話題になりました。
その名も、きのこを原料としたヴィ―ガンレザー「シルヴィニア」を素材にしたトラベルバック、「ヴィクトリア」です。
きのこの菌糸体からレザーのような素材を作り、自社の特許技術を用いてトラベルバックに重要な耐久性や強度も備えたヴィ―ガンレザーに仕上げたのだととか。
さすがはハイブランドが手掛けるヴィ―ガンレザー、使用感や見た目も高級感たっぷりです。
このように、シャネルやエルメスのような「ハイブランドのヴィーガンレザー商品を知りたい」という方は<ついにエルメスも! ヴィーガン製品を取り扱っている高級ブランド7選>も参考にしてみてください。
まずはお手軽に楽しみたいという方は、ハッピーキヌア公式ストアがおすすめです。
扱っているレザー商品は、すべて「ヴィ―ガンレザー」ですので安心してお選びいただけます。
財布やスマホケースなどのファッション小物から、ジャケットや靴などのファッションアイテムまでたくさん揃えています。
ヴィ―ガンレザー商品を選ぶ際の一つの参考にされてみてくださいね。
まとめ
ヴィ―ガンレザーの特徴や種類、選ぶべき理由を紹介しました。
動物に優しいだけではなく、軽く耐水性に優れているのは非常に嬉しいポイントではないでしょうか。
さらに、環境に配慮された新素材のヴィ―ガンレザーも続々と生み出されています。
環境にも動物にも配慮できる「植物由来のヴィ―ガンレザー」はますます需要も伸びるのではないかと考えます。
私たち消費者の商品選択によっては、ハイブランドやファッションブランドでの使用もさらに当たり前になる時代がくるかもしれません。