ついにエルメスも! ヴィーガン製品を取り扱っている高級ブランド7選

ヴィーガン製品を発表している高級ブランドが増えている事をご存知ですか?知名度の高い高級ブランドのヴィーガン・エシカルファッションを7選ご紹介します。企業のエシカルな取り組みについても解説します。

現在、高級ブランドでもエシカルやサステナブル、そして、ヴィーガンファッションに対する取り組みが活発になってきています。

動物と環境への配慮などを理由に、ファッション業界全体におけるヴィーガン製品は年々増えており、使用される素材も進化しているようです。

 

そこで今回は、知名度の高い高級ブランドを7つ選出し、各ブランドのエシカル・ヴィーガンアイテムや取り組みなどをご紹介します。

 

ヴィーガンレザーに関しては、以下の過去記事も参考にしてくださいね。

 

 

ヴィーガン製品を取り扱っている高級ブランド7選

1.Hermès

 

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Hermès(エルメス)は、カリフォルニアを拠点とするスタートアップ企業のMYCOWORKS(マイコワーク)とヴィーガンレザーグッズを共同開発。

きのこを原料にした人工レザー「シルヴァニア」を使用するトラベルバッグ、「ヴィクトリア」を発表しました。

この2社のパートナーシップは、世界中の主要なファッションおよびラグジュアリー関連のニュースメディアや、ソーシャルメディア上で話題となりました。

 

 

 

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新世代のエクスクルーシブな素材の模範とも言われる、Fine Myceliumファイン マイセリウム:菌糸体からレザーのような素材を作る技術)を使用した「シルヴァニア」は、エルメスとマイコワークスによる3年間の独占的な共同作業の結果として生まれました。

 

シルヴァニアの生地は、マイコワークスの施設で生産された後、フランス・エルメスのタンナーによってなめし加工、仕上げが施され、エルメスの品質基準に合わせて強度と耐久性をさらに高められており、その後、エルメスの工房で職人たちの手によって成形されます。

 

ファインマイセリウムを使用したシルヴァニアは、強度、耐久性、艶、柔らかい手触りを可能にする、独自の細胞構造をしており、従来のマッシュルームレザーとは一線を画しています。

「ヴィクトリア」は、マイコワークスにとっても自社の特許技術を用いた最初の作品となります。

 

【Hermèsの取り組み】

エルメスは、ブランドとしての活動の持続可能性は、高品質で再生可能な素材の入手可能性に依存しているとして、その素材の開発や改善に向け、サプライチェーン全体が一丸となって分析や開発を進めています。

エルメスの職人は、4代目社長ロベール・デュマの言葉「ラグジュアリーとは修理できるものである」をモットーとして、修理を施されながらも受け継がれ続ける、耐久性のある製品作りを徹底しています。

 

加えて、エルメスはコミットメントとして、数々の地球を守るための行動を起こしており、その中にエルメスが2019年8月に署名した、気候変動の阻止・生物多様性の回復・海洋の保護という3つの主要分野での行動に基づく「Fashion Pact」も含まれています。

(出典:Hermès「 Responsible development」

 

公式ホームページはこちら:Hermes(エルメス)

 

2.STELLA McCARTNEY

 

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高級エシカルファッションやヴィーガンレザーの先駆者であるSTELLA McCARTNEY(ステラ・ マッカートニー)が、「MYLO(マイロ:キノコの菌糸体(マイセリウム)からできた素材)」で知られるBOLT THREADS(ボルトスレッズ)とパートナーシップを組み、「マイロ」アイテムを発表しました。

 

コレクションの一部である、ブラックのビスチェトップとパンツは、リサイクルナイロン上に「マイロ」を重ねた素材で作られています。

 

 

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マイロは、菌糸をエンジニアリングして開発されたレザーの代替素材であり、柔らかく、しなやかなレザーの魅力を余すところなく表現できるのが特徴です。

 

また、この素材は、自然界に存在する再生可能な成分を主原料としており、アニマルフリーというだけでなく、地球にやさしい素材でもあります。

洋服だけではなく、2018年4月のコラボレーションでは、ステラ・マッカートニーの代表作であるFalabellaバッグのプロトタイプもマイロで制作され、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された「Fashioned from Nature」展で公開されました。

 

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この人気のヴィーガンレザーハンドバッグFalabellaに使用されたサステナブル素材は、マイロだけではありません。内布と、カジュアルなバッグラインであるFalabella Goの本体、そしてアウターウェアには、イタリアの糸メーカーAquafil社が開発した*ECONYL®が使用されています。

*ECONYL®・・・再生された漁網、生地の端材、工業用プラスチックから作られた持続可能なナイロン糸で、この素材も積極的に同ブランド商品に採用されています。

 

【STELLA McCARTNEYの取り組み】

ステラ・マッカートニーは、ブランド立ち上げ時から「サステナビリティ」をテーマとして掲げており、持続可能な方法を選びながらも、ブランドのスタイルやファッション性、そしてクオリティーを妥協しないというポリシーのもと、未来にふさわしい、美しくモダンなファッション作りにこだわる姿勢を貫いています。

 

以下のMission Statementの通り、ステラ・マッカートニーは日々、新しい素材や最先端技術など、サステナビリティに繋がる取り組みに、ブランドをあげてコミットしています。

 

”私たちは変化の担い手です。限界に挑戦し、限界を超えて、今日の、そして未来の世界にふさわしい、美しく、持続可能な方法で、ラグジュアリーな製品を作っています。妥協はしません。

私たちが下す決断のひとつひとつが、ファッションの未来の姿を定義するという私たちのコミットメントの象徴です。

レザーや毛皮の完全不使用から、新しい代替素材の開拓、最先端技術の活用、循環型社会の推進、絶滅危惧種である古代林の保護、そして画期的なツールで私たちの影響を測定することまで。”

(出典:STELLA McCARTNEY「SUSTAINABILITY Mission statement」

 

公式ホームページはこちら:STELLA McCARTNEY(ステラ・ マッカートニー)

 

3.KERING(Gucciなどの高級ブランドが傘下)

 

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Gucci(グッチ)を筆頭に、 Yves Saint Laurent・ Boucheron ・Bottega Veneta・Balenciaga ・Alexander McQueenなどの高級ブランドを傘下に収める、フランスを拠点とする多国籍企業KERING(ケリング)も、上記でご紹介したBOLT THREADS(ボルトスレッズ)とパートナーシップを組み、商品開発を進めています。

パートナーシップを発表したケリングは、「革新的な代替素材や生地を見つけることで、長期的に業界の環境への影響を大幅に減らすことができる可能性がある」と述べています。

 

ただ、この素材がブランドでどのように使われるのか、また、グッチやサンローランなど、名だたるブランド群の中のどのブランドでこの素材を使った製品を展開するのかは、まだ分かっていないようです。

 

【Gucciのサステイナブルなコレクション】

 

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グッチでは、サーキュラーライン(循環型生産のビジョンをサポートするために作られたコンセプト)によるサステナブルなコレクション、「Gucci Off The Grid」が発表されています。

このコレクションでは、環境への影響を考慮し、リサイクル素材、オーガニック素材、バイオベース素材など、サステナブルな素材が使用されています。

こちらのコレクションにも、前述した再生ナイロン、ECONYL®が使用されています。

 

【KERINGの取り組み】

ケリングは、地球や社会への影響を考慮し、生物多様性の保全をサステナビリティ戦略の重要な柱としています。

透明性と協力こそが持続可能な変化をもたらすとのポリシーのもと、上記の新素材を用いた商品開発の他に、自然再生基金などのプロジェクトへの支援を行っています。

(出典:Kering「Sustainability」

 

公式ホームページはこちら:KERING(ケリング)

 

4.Burberry

 

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Burberry(バーバリー)も、ECONYL®を使用した新しいカプセルコレクションを2019年に発表しました。

 

このコレクション発表時に、Burberryは、より持続可能なファッション業界を作るために、サステナブルであることと、ブランドのファッション性を失わない製品作りを続けていくことの重要さについて言及し、今後もサステナビリティに則った製品開発を継続していく姿勢を見せました。

(出典:Burberry「BURBERRY INTRODUCES NEW COLLECTION MADE FROM ECONYL SUSTAINABLE NYLON」

 

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【Burberryの取り組み】

Burberryでは現在、オフィスや店舗、倉庫、及び社内製造で消費する電力の68%を再生可能エネルギーで賄っており、カーボンニュートラルの実現に向けて、2022年までに自社の電力消費量を100%にすることを約束しています。

 

またBurberryの*再生基金は、サプライチェーンにおける*カーボン・オフセットと*カーボン・インセットのプロジェクト支援を行っており、温室効果ガスの排出を削減し、炭素を貯蔵する自然ベースのソリューションの推進を目的としています。

 

*再生基金・・・Burberryの事業が環境に与える影響に直接対処するための、カーボン・インセット・プロジェクトに投資するための特定のファンド。

*カーボン・オフセット・・・自社のサプライチェーンと関係ない企業と連携するなどして、CO2等の温室効果ガスの排出が減るよう削減努力を行い、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資することで、排出される温室効果ガスを埋め合わせること。

*カーボン・インセット・・・自社のサプライチェーンと連携するなどして、CO2等の温室効果ガスのの排出量を削減すること。

 

また、廃棄物に対する新たなアプローチとして、サプライチェーン全体で廃棄物の再活性化を目指しており、商品開発の際に生じた余剰生地を、イタリアのブランド「Progetto Quid」に寄付しています。

このブランドは、女性が主導する非営利目的のファッション協同組合で、恵まれない人々に雇用機会を提供しています。

 

他にも、レザーの端材の一部を、イギリスのブランド「Elvis & Kresse」に寄付し、高級ホームウェアやアクセサリーの製作に利用してもらうなどの活動も行っています。

(出典:Burberry「OUR COMPANY」

 

Burberryは、ブランド保護のために衣料品やアクセサリー、香水などの売れ残り商品を破壊・処分していたことが分かり、環境保護活動家により抗議された過去があります。

このような背景もあり、数年をかけて製品を「再活性化」するための再建計画をブランド一丸となって進めています。

 

公式ホームページはこちら:Burberry(バーバリー)

 

5.Prada

 

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Prada(プラダ)は、時代と世界の変化を反映して、サステナビリティを追求する新プロジェクト「Re-Nylon」を立ち上げました。

これは、サステナブルなバッグコレクションを作る新たなプロジェクトでもあり、こちらでもバッグの素材にAquafil社が製造した再生ナイロン、ECONYL®を使用しています。

 

【Pradaの取り組み】

Pradaは、ECONYL®糸を採用することで、*バージンナイロン糸を使用した場合と比較して、地球温暖化を最大90%削減することができると述べています。

*バージンナイロン・・・リサイクルされていない本来のナイロン

 

「Re-Nylon」は、”社会に価値を還元するという考え方を日々の仕事に取り入れ、持続可能なバランスを目指す企業文化を促進する”というプラダグループの取り組みを反映し、2021年末までにプラダのすべてのバージンナイロンを、再生ナイロンECONYL®に変えるという目標に向けた取り組みを行っています。

(出典:Prada「Prada Re-Nylon」

 

公式ホームページはこちら:Prada(プラダ)

 

6.FUMIKODA

 

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FUMIKODAは、クリエイティブディレクターである幸田フミ氏が、「パソコンや書類を入れて持ち歩く際に、軽くて機能的なビジネスバッグを作りたい」という、働く女性の視点から始めたブランドです。

 

動物皮革を一切使用しないヴィーガンバッグは、デザインの一部に日本の伝統工芸を取り入れ、べっ甲や象牙に見える華やかなアクセサリーパーツもコットン由来素材を使用するなど、細部にこだわったデザインが特徴です。

働く女性のために誕生したブランドで、エレガントな見た目と使いやすい機能性に加え、毎日の持ち歩きに耐える上に、とても軽い点も特徴です。

 

【FUMIKODAの取り組み】

High Fashion, Zero Cruelty(ファッションに犠牲は必要ない)をコンセプトのひとつに掲げるFUMIKODAのバッグには、動物の皮革を一切使用していません。

その代替品として使用しているのが、リアルレザーの品質を凌駕する日本製のヴィーガンレザー(樹脂などを使用した人工皮革)です。

 

この日本製ヴィーガンレザーは、PVC(塩ビ)や合成皮革とは全く異なり、エレガントな質感と、10年経っても劣化しづらい、動物皮革に勝る強い耐久性を両立した高品質な素材です。

高級車の内装に使用される、国産の高機能なヴィーガンレザーにオリジナル加工を施し、日本の革職人によってひとつひとつ丁寧に製鞄されています。

(出典:FUMIKODA「FUMIKODA STORY」

また、東日本大震災を機に有志とともに特定非営利活動法人BLUE FOR TOHOKUを設立し、福島の児童養護施設の児童の支援も行っています。

 

公式ホームページはこちら:FUMIKODA

 

7.Cassina and Stark

イタリアモダンファニチャーのリーディングブランド、Cassina(カッシーナ)と、フランスのデザイナー、Philippe Starck(フィリップ・スタルク)がコラボ制作した家具コレクションに、ヴィーガン素材のApple Ten Lorkが使用されています。

 

このApple Ten Lorkは、イタリアのFrumat社によって開発された、産業廃棄物であるリンゴの芯と皮を原料とする、本革の代替素材で、代替素材について研究したいというCassina側の熱意のもと、採用されました。

「Apple Ten Lork」が使用されている、スタルク氏デザインのシリーズは、アームレストを薄くしてデザインを一新したソファ「Volage EX-S」、「Privè」コレクション、チェア「Caprice」「Passion」などの計16点に上ります。

 

公式ホームページはこちら:Cassina(カッシーナ)

 

まとめ

人口増加の影響で、ファッション産業が抱える環境負荷や貧困問題はさらに深刻化すると予想されており、今日のファッション業界は、SDGsの観点から、エシカル・サステナブルファッションへと一斉に舵を切っています。

 

 

高級ファッションブランドが先陣を切って、ヴィーガンやエシカル・サステナブルファッションへ切り替えを表明し、話題になってきたことを受けて、世界のファッション業界の潮流が大きく変わる事に期待したいですね。

 

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