肉・卵・乳製品の代替食品は、かなり目にするようになってきました。
技術の発達により、代替食品がヴィーガン生活の満足度を高めてくれることもあります。
そんな中、ペスクタリアンからヴィーガンに移行したいという方にとって朗報です!
最近では、シーフードの代替食品が商品として登場し始めてきました。
代替肉は流通しているけれど、魚の代替品はどんなものがあるのかわからないという方のために、最新情報を交えてお伝えします!
Contents
植物由来の代替シーフードとは
植物由来の代替シーフードとして考えられているプラントベースの魚。
プラントベースとは、100%植物由来の食材のことです。
野菜や豆類などを使用し、見た目も味も改良を重ねて必要とする方のもとへ届けられています。
大豆でできた代替肉と共に、植物由来の代替シーフードで食生活を充実させてみませんか?
代替肉についての詳しい記事はこちらから
【ヴィーガン対応】話題の植物性代替肉、4選徹底比較(ビヨンドミート、ネクストミーツ)
では、具体的な代替シーフードについて見ていきましょう!
話題の植物由来の代替シーフード
1. アヒミ(オーシャン・ハッガー・フーズ)

アヒミとは、マグロそっくりの植物由来の代替シーフードです。
米国ベースのオーシャン・ハッガー・フーズが天然の植物ベースのマグロ代替品を開発。
環境持続性を考え、まるでマグロのような見た目の食品を、独自の加工技術により生産しました。
原料はトマト、水、砂糖、胡麻油、醤油。ちなみに醤油はグルテンフリーのものが使用されています。
2. ウナミ(オーシャン・ハッガー・フード)

アヒミの他に、ウナギもどきのウナミもあります。
滋養強壮のためにウナギが食べたいと思っても、ヴィーガンであれば避けますよね。
ウナミは、茄子、醤油、みりん、砂糖、米油、藻類油、こんにゃく粉からできています。
もちろん、醤油はグルテンフリー。
現在は、人参を使って鮭の代替シーフードも開発中なので、食の幅がさらに広がりますね!
アメリカの高級スーパーマーケットのホールフーズでは、代替シーフードをお寿司にも使いはじめたそうですよ。
3. 代替ツナ(グッド・キャッチ・フード)

ニューヨークに拠点を置くスタートアップ企業、グッド・キャッチ・フードは、植物性の素材からできた「環境に優しいシーフード」を作っている会社です。
マグロやカツオなどの動物性食品は使わずに、エンドウ豆やひよこ豆などの豆類を豊富に使用し、植物性原料でツナを作っているそうです。
見た目や味は、まるでツナを食べているかのように思えるほど!味も3種類から選べます。
また、豆類がたくさん使用されているので、たんぱく質もしっかり摂れますよ。
しかも、藻類オイルを加えることでオメガ3脂肪酸も同時に摂取できます。
4. 代替エビ(ニューウェーブフーズ)

米サンフランシスコで創設されたニューウェーブフーズでは、植物由来の代替シーフードを開発・製造しています。
味も食感も本物のエビのようなので、代替品のイメージがくつがえるかもしれませんね。
海藻と植物性たんぱく質を使用して、エビのような味再現されているのだとか。
さらに、体内では合成できない必須アミノ酸を8種類も含有しています。アレルゲンも含まれておらず、コレステロールの心配もしりません。
ニューウェーブフーズの代替エビは、カロリーや塩分が通常のエビよりも低いのでダイエット中の方にもぴったりです。
代替エビを使って、シーフードパスタ風やタコスにするのも美味しいですよ。

5. 今後に注目!ネスレの代替シーフード

2020年8月、日本でもおなじみのネスレが、プラントベースの魚の発売を発表しました。
植物ベースのマグロの代替品は美味しくて栄養もあり、たんぱく質も豊富です。
その他、植物ベースの魚や貝の代替品も開発中とのこと。
すでに、ヴィーガン仕様のハンバーガーやソーセージ、チキンナゲットなどの代替品を提供しているので、期待が高まりますね!
(出典:ネスレ)
代替シーフードは地球に優しい取り組み
肉や魚などの動物性食品を食べないヴィーガンにとって、代替シーフードは食の豊かさをもたらす大切な食材です。
また、魚の代わりに、植物由来の代替シーフードをとることで、動物愛護や環境保護にも繋がり、ヴィーガンの思いを反映させてくれるでしょう。
世界の動物性たんぱく質の中で、魚介類は供給量の16%を担う食料資源です。
1人当たりの魚介類の消費量は、1961年から約2倍に増加しました。増加に伴い、必要のない魚まで乱獲されている状況です。
ヴィーガンとして取り組むことは、海水の温度上昇や食品ロス問題など、環境や地球の未来を守ることに繋がるのではないでしょうか。
ヴィーガンの心掛けが、多くの海洋生物を絶滅危機から救うことができるかもしれませんね。
(出典:水産庁)
自ら望んでヴィーガンになる人もいれば、ヴィーガンの生き方に救われている人もいます。
ヴィーガンは、環境のためであり、自分のためにもなります。
まとめ
プラントベースの魚は、肉などに比べ風味や食感などを再現が難しく、他の代替品に比べて開発がゆっくりではありますが、確実に増えてきています。
オーシャン・ハッガー・フーズのアヒミやウナミ、グッド・キャッチ・フードの代替ツナやニューウェーブフーズの代替エビなど。
さらに、ネスレでも代替シーフードの開発が進められています。
日本にはまだ流通していませんが、日本は刺身や寿司の文化があり、魚の消費量も多い国なので、代替シーフードによって良い方向へ変わっていくと良いですね。
2.3万フォロワー越えのインスタグラムも毎日更新しています🐰
食品からアパレルまで、650を越えるヴィーガン・プラントベース商品が購入できるハッピーキヌアセレクトショップをぜひ訪れてみてください。1%ポイント還元、さらに1%が地球環境・動物保護に寄付されます。毎週木曜日に新商品も追加されます、お楽しみに。
お買い物はこちらから。