テスラがヴィーガン仕様の車をリリース!テスラがエシカルな理由も紹介
テスラがヴィーガン仕様の車をリリース!100%動物性レザーフリーとなった話題の「モデル3」の詳細や、テスラがエシカルな理由について徹底解説します。
2019年9月、テスラの最高経営責任者である イーロン・マスク氏が、同社の電気自動車「モデル3」から、革素材を完全に排除したことを発表しました。
近年、ヴィーガンという生き方を選ぶ人達が世界中で増えており、テスラのような大企業が無視できないほど、大きな存在になっている事を感じさせるニュースでした。
今回は、そのテスラのヴィーガン仕様の車についてはもちろん、テスラがエシカルな理由もご紹介します。
テスラとは?
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テスラは、電気自動車業界で世界最大手、米国・カリフォルニア発のグローバルカンパニーです。
電気自動車を開発・販売し、エコフレンドリーな企業として知られています。
自動運転技術などの先進技術でも注目されていたり、電気で駆動しているとは思えないほどの加速力を持っていたりするなど、新しい価値を提供し続けている会社です。
古い企業ではないため、まだ日本では珍しい存在ではありますが、カリフォルニア州をはじめ、世界では徐々に受け入れられ始めています。
エシカル消費を実践したい層からだけではなく、その圧倒的な加速力や、先進的な技術・デザインなどに惹かれて購入するユーザーも多く、今後ますます注目されること間違いなしの自動車メーカーです。
テスラのヴィーガン仕様の車「モデル3」、開発への秘話
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そもそも、テスラは、どうしてヴィーガン仕様の車を開発することになったのでしょうか?
その理由として、以下の記事が参考になると思います。
「完全に「ヴィーガン仕様」のモデルを提供するというアイデアは、2015年から動物活動家によって推進されていました。
動物愛護団体(動物の倫理的扱いを求める人々の会)(PETA:People for the Ethical Treatment of Animals )の代表は、モデル3と次のモデルYから2020年までに完全に革を排除するとの約束をマスク氏から取り付けていました。」
(出典:forbes「The Tesla Model 3 Has Gone Completely ‘Vegan’」)
ただし、より大きなモデルS、モデルY、またロードスターがこれに続くかは定かではないようです。
テスラは3年前に、モデル3やモデルX、モデルSで合成素材を使った「プレミアム」な内張りを開発していますが、ハンドルに関しては、耐久性が革を超える素材を見つけることが難題だったようです。
しかし、2019年夏より、モデル3のハンドルにヴィーガンレザーの採用を開始し、シートも含め100%動物性レザーフリーとなりました。
上記の動物愛護団体、PETAの公式サイトでは、以下のような見解が述べられています。
「PETAは、何年もの間、動物の皮を排除するようテスラに圧力をかけてきました。
環境に配慮した消費者は、皮革用の牛を飼育するには、大量の飼料や土地・水・化石燃料が必要であり、牛は最も強力な温室効果ガスの1つである、大量のメタンを大気中に放出することを知っています。
可能な限り環境に優しいヴィーガン素材を選択することで、消費者は企業に動物や環境への思いやりのない慣行への支持を拒否していることを示すことができます。」
(出典:peta「PETA has pressured Tesla for years to ditch animal skins. 」)
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このように、動物愛護団体が、大企業であるテスラへの働きかけを成功させたことは喜ばしく、人々の意識を大きく変えることへ繋がるのではないでしょうか。
ヴィーガンレザーに関する詳しい記事も参考にしてください。