水の使用量を99%削減。スポーツと環境の未来を見据えるアニマルフリーホエイとは?
急拡大を見せるフィットネス市場に伴い増えるのは、プロテインの需要です。新しいヴィーガンプロテイン、「アニマルフリープロテイン」とはどんなものなのでしょうか?
目次
アニマルフリーホエイのメリット
1. 動物を犠牲にしなくても良い
もっともシンプルで、大きなメリットとしては、動物に不要な苦しみを与えることがないということです。
毎日、お乳が痛いほど張るまで、乳を作らせる飼育。
そして、その役目が終わった牛や動物たちは、その後どうなるでしょうか。
「飼われる」ことでの苦痛を、動物に負わせなくて良いのです。
2. 管理され、衛生的な製品を、安定供給できる
アニマルフリーのミルク、それに伴う乳製品は、衛生的、環境的に、きちんと管理された施設で作られます。
動物を飼育、搾乳する際には、どうしても、汚染のリスクがついて回ります。
殺菌をすることで、私たちへのリスクを回避しています。
精密発酵でのミルク製造は、初めからクリーンです。
3. 酪農でかかるコストが不要
例えば、乳牛を飼育するために必要な費用は、どういったものがあるでしょうか?
飼育する土地、飼料、水、光熱費、搾乳設備、タンク、人件費など・・・。
挙げればきりがありません。
さらに、病気や災害など、不測の事態にも弱いことも、大きなリスクです。
ファクトリーレベルで乳を製造する場合にはどうでしょうか?
天候の変化にも左右されず、規模も一定です。
適切な管理を続けるだけですので、コストは一定のままです。
4. 環境にやさしく、サステナブル
なぜ、アニマルフリーミルクを作るのか?
パーフェクトデイは、その理由を、使命として掲げています。
多様になった食生活。
目の前にある、資源の濫用による地球環境の、枯渇の危機。
環境への負荷を減らしながら、今までと同じ食生活を続けるためには、何をすればよいでしょうか?
「減らす」「やめる」だけでは、限度があります。
生みださなければ、なくなってしまうからです。
パーフェクトデイによると、アニマルフリーミルクと牛乳の製法を比較して、環境への負荷が大幅に削減できるといいます。
特に、水の使用量は、99%も削減できるというのです。
さらに、工場ですべてをまかなえるアニマルフリーミルクは、持続可能な製法で作られています。
出典:マイプロテイン
ホエイプロテイン、ヴィーガンプロテインと、アニマルフリーホエイの違い
この表は、マイプロテインで販売している、ホエイプロテイン、ソイプロテイン、そして、アニマルフリーホエイの主な栄養素を比較したものです。
どの製品も、1食分あたりのたんぱく質量は、20g前後に調整されています。
注目すべきは、脂質、糖類です。
アニマルフリーホエイは、脂質、糖類ともに0g。
カロリーも、100kcalを切ってしまいます。
つまり、純粋に、たんぱく質を摂取することができ、非常に効率的です。
ハッピーキヌアヴィーガンメディアに掲載されている、ヴィーガンプロテインの記事はこちらからどうぞ。