調べれば調べるほど環境にいい?検索エンジン、エコシアとは
日常を「ちょっといいこと」に切り替える仕組みを作ったドイツの企業であるEcosia(エコシア)。誰でも今すぐに始められるEcosia(エコシア)生活についてご紹介していきます。
「検索エンジンを使うと植林活動が進むっていったいどういうこと?」
調べれば調べるほど環境に良いアクションに繋がるという検索エンジンEcosia(エコシア)が注目を集めています。
この記事では、人々の日常を「ちょっといいこと」に切り替える仕組みを作ったドイツの企業であるEcosia(エコシア)について、どのようなサービスなのか、どのような企業理念を持って活動している団体なのか、そして誰でも今すぐに始められるEcosia(エコシア)生活についてご紹介していきます。
目次
「木を植えるサーチエンジン」のEcosia(エコシア)とは?
画像引用:Ecosia公式ホームページ
サステナブル企業として話題になっているEcosia(エコシア)ですが、「木を植えるサーチエンジン」とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
いまいちどういう仕組みなのか分からないという方に向けて、ご説明していきましょう。
すでに1億3万本の木を植えたEcosia(エコシア)って?
2009年にドイツで誕生したEcosia(エコシア)社ですが、人々が一日に何度も行う「検索」と環境保護を結びつけることに成功しました。
同社のアクティビティに参加するのはいたって簡単。Ecosia(エコシア)のウェブサイトから、普段通りの検索を行うだけです。
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ただこれだけを続けてきたことで、同社は2021年7月時点で世界に1億3万本もの木を増やしました。
どのようなビジネスモデルなの?
それでは、Ecosia(エコシア)のビジネスモデルを具体的に見ていきましょう。
実は仕組みはすごくシンプルです。
- 人々がサーチエンジンを使う
- サーチエンジン利用者に向けて広告を打つ
- 広告からの収入を環境問題に投資していく
広告収入から、サーチエンジンを正常に保つための諸経費を除き、手元に残った金額を20%:80%に分けています。
- 20%:再生エネルギーや再生農業などの草の根活動への投資
- 80%:WWFと共同で世界中の植林活動への資金
このように、オンラインで得た収入を、環境保護目的で再投資したり、実際の森林保護活動に充てることを実施しています。
Ecosia(エコシア)の実施する植樹プロジェクトとは?
検索エンジンを提供することで得た収入の8割は樹林プロジェクトに投資するEcosia(エコシア)ですが、どのような活動に繋がっているのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
樹林活動は世界全土で行われている
Ecosia(エコシア)はドイツを拠点とする企業ですが、サポートする樹林活動はアフリカや中南米、東南アジアなどで行われています。
現時点では9,000を超える拠点を持っていると報告されています。
森林保護専門家のアドバイスの元、絶滅保護種が多い地域や、渡り鳥がたくさん生息している地域など、今もっとも助けが必要とされている地域に支援を行なっています。
ローカルパートナーと一緒に取り組む
Ecosia(エコシア)のこだわりは、世界での植樹活動を進める際に自分たちだけで闇雲に進めるのではなく、必ずローカルパートナーを見つけるという点です。
先進国からの支援となると、上から目線になってしまったり、本当に必要な活動が見えてこなかったりとリスクがありますが、現地のパートナーと一緒にプロジェクトを進めていくことで、雇用も生み出しながら、現場が必要とする支援をすることに繋がります。
遠くにいながら一緒に樹林活動を見守る仕組み
現場から遠く離れたわたし達に出来ることは、検索エンジンを使うことだけではありません。
透明性を重要視しているEcosia(エコシア)は、世界中で行われている植林活動について積極的に情報発信を行なっています。
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検索エンジンを使うことはもちろんですが、合わせてYoutubeに上がっている動画を見たり、SNSでのフォローやいいね!も認知度を上げるのに大切なアクションです。