エシカル消費者になる理由といますぐできる4つのアクション
エシカル消費者になる理由って何?その概念や背景、国際的な動きを含めて、ヴィーガン必見の情報を徹底解説します。また、今日からすぐ始めることのできる、エシカル消費を実践するための行動を4つご紹介。あなたも今日から実践してみてはいかがでしょうか。
3.商品の生産背景を知る
広告塔となっているモデルの好みやブランドイメージやだけで商品を買うのではなく、その商品がどのような場所や過程で生産されているのかを知ってから、購入することを意識してみましょう。
児童労働や劣悪な労働環境で生産される商品の購入は、極力避けるようにして、より労働者の権利を尊重し、寄り添った経営をしている生産者の商品を購入するという選択です。
また、ヴィーガンにとっては常識ではありますが、動物由来のものよりも植物性由来の商品を選ぶことは非常に重要なポイントです。動物実験を伴う製品の消費は控えるという選択です。
より労働者に寄り添い、より環境に優しく、より動物を大切にする、そのようなエシカル商品は、エシカルファッションやエシカルコスメ、エシカルフードと呼ばれています。
大抵の場合、その商品のホームページ(HP)等で、生産環境が全て見られるようになっています。色々なブランドのHPで確認するのもいいでしょう。
4.エシカルマークのついた製品を買い求める
エシカル商品を購入しようとしたものの、お店の棚を前にして「どの製品が該当するのか分らない!」と困惑する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、ご安心ください。エシカル商品には、一目見て分かるようにロゴマークがついているのです。
一つの製品の製造過程から店舗の棚に置かれるまで、購入者に消費され、さらに廃棄される過程までを「エシカルな観点」から審査基準を設けて審査し、「エシカルマーク」を認証する制度があるのです。
世界的に代表的な認証機関として、フェアトレード、オーガニック、Bコーポレーション、1%・フォー・プラネット、グローバル・オーガニック・テキスタイル・スタンダード等があります。
(出典:江東区|買い物からはじめる5R ~「ごみ減量と環境配慮」の買い物ガイド~、フェアトレードジャパン|認証の取得)
是非、今後何かを購入するときは、このマークが付いているかどうか、気にしてみてくださいね。
まとめ
日々の何気ない買い物ひとつとっても、エシカルを意識することができるということが、お分かりいただけたのではないでしょうか。
私たちの個人レベルによる一つひとつのアクションが、国連が唱える「地球上の誰一人も取り残さない」というグローバル目標(SDGs)に貢献していると思うと、なんだかワクワクしませんか。
エシカル消費は、決して特別なことではなく、自分の関心があるものから始めることができます。
もちろん「消費」する必要はなく、今あるものを大切に使うこと、リサイクルしたり、衣類であればお直しをするなど、新たな買い物をしないことも、エシカル消費者にとって重要な考え方です。
是非、ご自身なりの方法で、エシカル消費を実践してみてはいかがでしょうか。