【SDGs徹底解説】エシカルとサステナブルの違いとは?用語の解説、さらに使い分けも解説
最近よく聞く「エシカル」と「サステナブル」という言葉について解説します。エシカルは、エシカル消費に代表されるように、今の社会にとって良い取り組みを表します。一方サステナブルは、将来世代にとって良い状態を保つものを表します。今と将来という視点の違いはありますが、現代では将来世代を考えることも大切な視点だと考えられています。
エシカルとサステナブルの違い
エシカルは「今の社会にとって良い」とされる取り組みに対して使います。
一方、サステナブルは「将来世代に良い影響が繋く」取り組みに対して使います。
つまり、エシカルは「今」の社会を、サステナブルは「将来」の社会を中心に考えているという違いがあります。
とはいえ現実的には、エシカルとサステナブルが非常に似た使われ方をしていることもあります。
たとえば「エシカルファッション」と「サステナブルファッション」はほとんど同じ意味で使われている典型例です。
エシカルファッションもサステナブルファッションも、フェアトレードやオーガニック素材の使用などを推奨する点で同じです。
同じになる理由は、エシカルであることが、サステナブルでもあるからです。
不当な労働を強いられる人が、フェアトレードによって減れば、その地域の将来世代にとって恩恵があります。
また、環境負荷の低いオーガニック素材を使えば、地球環境を守ることに繋がり、将来世代にメリットがあります。
このように、「今」を大切にすることで「将来」も守られるため、エシカルファッションとサステナブルファッションはほぼ同じ意味で使われるわけです。
エシカルファッションについて、もっと詳しく知りたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
エシカルファッションとは?皆に知って欲しいファッションの裏側
まとめ
今回は、最近よく使われるようになった「エシカル」と「サステナブル」という言葉について解説しました。
エシカルは、エシカル消費に代表されるように、「今の社会にとって良い取り組み」を表します。
一方、サステナブルは、「将来世代にとって良い影響を残すもの」を表します。
「今」と「将来」という視点の違いはありますが、現代の倫理観では、将来世代を考えることも大切な視点だと考えられています。
これが、エシカルとサステナブルが似たような使われ方をする理由といえるでしょう。
これからますます注目されていくエシカルとサステナブルについて、少しでもお役に立てば幸いです。