ビリーアイリッシュのグリーンワールドツアーとIKEAの3Dヴィーガンミートボールとは?
ニューヨーク発!欧米各地で起こっているサステナブルな未来に向けての活動を取り上げたニュースの中から選りすぐりのヴィーガン情報を紹介。
カーボンリサイクルを使用した革新的な香水
グッチ、マークジェイコブス、ヒューゴボスなどのブランドの香水を所有するCoty(コティ)は、*カーボンリサイクルを使用して新しい香水を開発しています。
コティは2021年、香水を製造する際の環境への負荷を減らすために、工場で排出された二酸化炭素を回収してエタノールを生成し、製品に使うことを発表。
今現在使われている香水に必要なエタノールは、天然資源のサトウキビから作られており、カーボンリサイクルを使用することにより、サトウキビを育てるために必要な水や土地も少なくて済み、地球環境に大きく貢献します。
同社は2023年までに、フレグランス製品の大半に、二酸化炭素を回収してできたエタノールを使うことを目指すと目標に掲げています。
温暖化ガス二酸化炭素が、未来の資源となる日が近づいてきています。
*カーボンリサイクルとは:二酸化炭素を炭素資源と捉えて再利用するという取り組み。
セントラルパーク気候研究所
世界で最も有名な市民の憩いの場所の1つであるニューヨーク市のセントラルパークは、地球温暖化や都市の森林の劣化などの問題に取り組むための研究施設を所有しています。
セントラルパーク気候研究所は、人間が引き起こした都市の緑地と森林の劣化を研究するために、野生生物、植物、土壌の健康に関する何十年にもわたるセントラルパーク保護区のデータを所持。
公園を生きている、呼吸している生命のネットワークとして見ながら、リアルタイムで起こっている変化を観察、研究しています。
セントラルパークは、地元に根付いている野花、昆虫や野生動物などたくさんの生態系が住んでおり、広大なイエローストーン国立公園よりも多くの動植物が生息している野生動物の聖地です。
生態系を守ることは自然環境を守ることと同じこと、地球温暖化の影響から生都市公園に住む生態系を保護するなどの問題の取り組みに、セントラルパーク気候研究所は貢献しています。
サメ捕獲を禁止した最初の米国の州ハワイ
ハワイは、サメ釣りを禁止した最初の米国の州。
サメはこれまで何億年も生き残った種ですが、海洋汚染そして高級素材フカヒレのための乱獲により、世界のサメの個体数の最大8%が毎年殺されています。
そして、たった50年という年月で、サメとエイの70%が減少していることが最近の調査で分かりました。
2022年1月1日の時点で、ハワイ州の海域であらゆる種類のサメを故意に捕獲、絡み、または殺すことは禁止となりました。違反者は、違反ごと罰金を課され、罰則には、船舶、設備、および免許の差し押さえが含まれます。
食物連鎖のバランスから二酸化炭素の吸収まで、さまざまな海洋環境において非常に重要な役割を担っているサメを保護するために、2021年、アメリカ全土でフカヒレの販売と所有の禁止措置を強化。
同年イギリスでも、フカヒレまたは関連製品のすべての輸入、輸出、貿易、および所持を含む、フカヒレの貿易を完全に禁止しました。
まとめ
世界各地で地球を守るために、今までにないほどのたくさんの取り組みが行われています。そしてこれからもっと増え続けていくことでしょう。
地球環境や動物そして次世代のためにも、今までよりももっとサステナブルな動きが必要となっています。
私たち個人でできることは限られています、しかし私たちハッピーキヌアのミッションでもある誰もが暮らしやすく、人・地球・動物に優しい社会を創るためにも、サステナブルな会社や商品を選ぶことも一つの選択なのではないのでしょうか。
今回取り上げた記事を要約した動画はこちらでご覧になれます。
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