サステナブル×伝統工芸、日本の伝統技術を生かしたブランド10選
日本の伝統工芸品は先人達の技術を受け継ぐ究極のサステナブルなものです。今回は日本の技術を生かしたブランドをアパレル(ファッション)と日用品にわけてご紹介します。
日用工芸品
5. 七尾和ろうそく(高澤ろうそく)
1892年に創業の高澤ろうそくは、石川県の希少伝統工芸品に指定される和ろうそくの伝統を受け継ぎ守り続ける最後の一軒です。ゆえに稀少伝統工芸品になっています。
和ろうそくは芯に和紙と灯芯草(イグサ)と植物油を使います。炎が消えにくくすすが出にくい特徴があり、炎の揺らぎは見る人に癒し効果をもたらします。
芯は筒状にした和紙の上に灯芯を一つ一つ手巻きし、原材料の植物ロウは、ハゼ・パーム椰子・菜種・米ぬか・うるしなど様々な天然植物から採取しています。
近年和ろうそくは仏事や祭礼用に使われるだけでなく、日々の灯りとして毎日の暮らしを彩るおしゃれ感覚で使う人も増えてきています。
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6. 白鷺木工
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石川県・山中温泉よりずっと山の奥にある白鷺木工は、三世代に渡って伝統工芸品・山中漆器を主に丸物木地を造り続けています。
丸物木地とは円形の木の器で、椀・盆・丸膳など丸い形の日用食具です。技法は原始的な電動ろくろと木工旋盤を匠に使う挽物です。
オートメーション化が進む現代で、変わらぬ技法で原木の木取りから仕上げ挽きまでの全てをトータルで手がけています。
引き継がれてきた伝統工芸の良さを、世界にも誇れる高い技術と貴重な知識で「丸物木地の挽物」を継承し、国産木だけを使う正真正銘の真面目な日本製「メイド・イン・ジャパン」造りを目指しています。
サスティナブルナ取り組みは、木のロスをなくして、未来の日本に豊かな緑を残そうプロジェクトを立ち上げて、国土緑化推進機構の活動を支援する緑の募金をスタートしました。
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7. 木曽漆器 NOKO furniture
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NOKOは、木曽漆器の持つ300年の伝統を受け継ぎ、日々を彩る暮らしの道具を造っています。
一度は後継者途絶えましたが、先人達が培ってきた様々な技法を少しでも未来に繋げたいという思いで新たに誕生しました。
木曽漆器の一つに、「宗和膳」というお膳があり、「挽き曲げ」という技法を用い独特の美しいカーブが特長です。
宗和膳から受け継いだ美しいカーブの木曽漆器の技術を、木・山・自然を愛する職人の手で、ひとつひとつ丁寧に造られています。
一生大切に使える伝統食器はもちろん自然素材製で、木曽平沢の伝統工芸はサスティナブルな暮らし方に合っていると立ち上がった取り組みもあり今後の活動が期待されています。
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