がんを予防するためには、生活習慣が鍵を握ります。
特に、食生活を改善し、肥満を防ぐことは、基本となるものです。
現在、ダイエットの効果がすごいと定評のある、ケトダイエット。
それと同時に、痩せ体質に変えるために、ヴィーガン食に移行される方も増えています。
似ているようで、まったく異なる、このふたつのダイエット。
がん予防にはどちらが適しているか、検証してみます。
がんの予防に良いとされること
がんは予防できても完全に防ぐことはできない
がんは、現在、日本において、死因の第1位です。
日本人の2人に1人は、生涯で一度はがんに罹患する計算になるとも言われています。
私たちのすぐそばにある、がんという病気ですが、急に病気になるわけではありません。
さまざまな要因が、複合的に絡み合い、結果としてがんになってしまうのです。
ですから、がんにならないためには、これをやったら大丈夫というものがありません。
しかし、科学的に根拠があるとされるものを、「予防法」として、アナウンスしています。
とはいえ、予防ができても、完全に防げるものでもありません。
現在は、治療法も確立されつつあり、早期発見における生存率は、かなり高くなっています。
がん予防には生活習慣が大切
では、がんのリスクを少しでも下げるためには、どうしたらよいのでしょうか?
国立がん研究センターや、厚生労働省では、がんの予防には、生活習慣が大事だとアナウンスしています。
禁煙、アルコールの節制をする。
運動や食生活で、適正な体重をキープし、肥満を防ぐ。
これは、がんだけでなく、さまざまな病気においても言えることかもしれません。
食生活においてのがん予防
食生活においては、がん予防の手段として、公表していることが、いくつかあります。
食物繊維をしっかりと摂ること。
熱いものを熱いまま口にしないこと。
偏りなく、栄養バランスの良い食事をとること。
です。
それとは別に、もうひとつ、見逃してはならないのが、動物性脂肪です。
国立研究開発法人 国立がん研究センターの公表している、がん予防のポスターには、明記されていません。
しかし、動物性脂肪のうち、特に獣肉や、乳製品などの多量摂取により、結腸がんや乳がんなどとの関係が報告されています。
直接的な関係はないとする研究データもあるため、予防法としての記載を避けています。
とはいえ、リスクとしては見逃せないため、厚生労働省のホームページ上では、「動物性脂肪の多量摂取は、結腸がん、乳がん等の危険因子である可能性が高い。」と、明言しています。
脂肪分を多く摂取し続ければ、がんのリスクと言われる、肥満にも繋がります。
反対に、動物性脂肪と言えど、魚油は、DHAやEPAを豊富に含むため、がん予防に有効です。
もちろん、植物性食品からも摂取できます。
ハッピーキヌアヴィーガンメディアの、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。