日本古来の食事はヴィーガン?精進料理とヴィーガンの違い
日本の伝統的な食事はヴィーガン?精進料理とヴィーガンの違いを、歴史的背景から徹底比較。今後のヴィーガンレシピのヒントになるかもしれません。
ヴィーガンとは
改めてヴィーガンについておさらいしたいと思います。
ヴィーガンとは、「人間が動物を犠牲にすることなく生きるべきである」という、ヴィーガニズムという考え方にのっとった食事法や生活のことをいいます。
ヴィーガンは、ベジタリアンの中でも、卵や乳製品などの動物由来のものを、一切口にしない「完全菜食主義」です。
厳密にヴィーガンを実践しようとする場合、単に自分の口に入れるものが動物性でなければ良い、ということにはなりません。
衣服などの身につけるものや、そのほかの目的の工程に一切、動物実験などを取り入れないようにする必要があります。
ただ、現在の私たちの日常生活で、厳密にヴィーガンを実践することは、まだまだ困難な点も残されています。
これからヴィーガンを実践しよう!と思われる方も、はじめのうちは「できることから、無理なくコツコツと!」実践していきたいものですね。
精進料理とヴィーガンの違い
ここまでを振り返ると、不殺生を実践する精進料理と、動物の犠牲を避けようとするヴィーガンには、その背景にある考え方の上でも、かなり共通点があることが分かりました。
ヴィーガンでも、ニンニクやニラなどの匂いのする食物を避ける、オリエンタルヴィーガンという考え方もあり、共通点は非常に多いですね。
違いはというと、精進料理に関しては、自身が殺生に携わっていなければ、肉を使ってもよいと考えられることがあります。
そのため、精進料理には一部肉が含まれていることがあります。
ヴィーガンの方は、精進料理を取り入れる際は、この点に気を付ける必要があります。
ヴィーガンは、精進料理の精神をさらに厳格にしたもの、と考えることもできるかもしれません。
精進料理を取り入れてヴィーガンレシピを充実させよう
精進料理が発達させてきた大豆の加工品は、ヴィーガン料理には非常に便利な食材です。
手軽に使えるものとしておすすめなのが、豆腐です。
鶏肉の唐揚げ風の味付けをして揚げ物にしたり、崩して調理してひき肉のようにして使うこともできます。
ちょっとしたおやつに使える場合もありますよ!
ヴィーガンレシピに関しては、以下の記事も参考にしてください!
【ヴィーガンレシピ】冷めても美味しいヴィーガンのお弁当レシピ7選
【ヴィーガンレシピ】おうちで作れるヴィーガンのおやつレシピ7選
まとめ
ヴィーガンと精進料理の違いについて、解説しました。
不殺生を実践する精進料理、動物の犠牲を避けようとするヴィーガン、お互いにかなり共通点があります。
精進料理では肉を食べても良いとされることがあり、その点がヴィーガンと異なる点です。
日本人である私たちにとっては、日本の味はやはりなじみ深いもの。
先人たちが残した貴重な食文化を上手に取り入れて、美味しいヴィーガン生活を送りたいですね。