サステナブルジーンズとは?ジーンズ生産を取り巻くサステナビリティ

ジーンズの生産、リユースなどサステナブルなジーンズ生産を取り巻く現状、ブランドをご紹介いたします。

サステナブルジーンズとは?

ジーンズはサステナブルな時代へ向かっています。今までの製造技術は地球環境にダメージを与えるものでした。

2020年代に入ってデニムは環境問題と対峙して、ジーンズブランドはサステナブルなウエアとして急速に前進しています。

デニム・ジーンズの今までの製造法と、これから求められるサステナブルな製造法、すでに取り組んでいるブランドをご紹介します。

 

今までのジーンズの製造

水, 波, 波紋, 運動, 自然, 海, 変動します。, 液体, 共鳴, 動揺, 青自然, 青色の水, 青い海

環境問題を考える上でデニム産業は一部から「汚いビジネス」と言われています。その理由はデニム・ジーンズの製造は、残念ながら環境に負荷をかけている率か高いからです。

ジーンズを一着製造するのに6,800リットル~10,000リットル以上の水を使用するが必要があり、その水の廃棄処分のやり方も問題があります。

製造業者の健康に害を及ぼす可能性がある多数の化学物質(農薬や合成染料を含む)を要し、汚染度が極めて高くなっています。

水の消費は環境問題と深い関わりがあり、大量の使用後の汚染された水は、飲み水に影響を与え野生動物たちへも害を与えることもあります。

 

これからのジーンズは?

画像:organic Jeans flickr Free photos

それらの問題に取り組むジーンズブランドが近年増えてきていて、ローウォーターという手法を使っている企業があります。

最も水を消費する工程はジーンズの染料を洗い流しと仕上げです。そこで、革新的なテクノロジーのレーザー機器などを使うことにより、染料を洗い流しや漂白する工程で水の使用量を最大65%削減することを実現しました。

 

また、原料には一般的なコットンより化学薬品や水の使用量が少ないオーガニックコットンを用い、製造工程では極力薬品を使わず、再生可能なエネルギーを用いる工場で生産をしています。

 

さらにサステナブルな方法は、新しいものを買うのではなく、すでに持っているデニムを修復・リメイクしながら着続けることです。

古着を購入する場合ではヴィンテージデニムを購入したり、フリマアプリで購入するのも一つの方法です。

リサイクル素材を使った商品を購入する 100%リサイクルコットンなど、リサイクルされた素材を使っているものも環境に優しい選択です。

 

サステナブルなデニムを購入するポイントは?

オーガニック・有機といった名前は良く耳にするようになりました。その中で安全基準を得た物への信頼はただオーガニックと書かれたものではなく認定商品を選ぶことをお勧めします。

画像:GOTS Facebook

 

GOTS(オーガニックテキスタイル世界基準)やOEKO-TEX/エコテックス、日本のエコマークなど厳しい基準の認証があるものです。

 

さらに環境問題だけでなく従業員や生産者への配慮をし、透明性のあるエシカルな製造をしている企業を優先して選びましょう。

ブランドの中には寄付やリサイクルを率先して導入しているところがあり、ブランドの着なくなった衣服を持って行くと割引があることもあります。

 

サステナブルな取り組みを実践するブランド

岡山デニム  JAPAN BLUE JEANS/land down under

 

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日本のデニム界を支える岡山デニムは、世界中から質の良いデニムを求められ続けています。岡山デニムはそれぞれ地域の名があり井原(井原市)・児島(倉敷市)デニムと呼ばれています。

 

そのデニムの聖地の一つ、児島で50年以上の歴史を持つJAPAN BLUE JEANSサステナブルな取り組みを2017年から続けてきています。

3年以上の月日をかけて、1日250~300トン使う水の80%を再利用できる、海水を飲料水に変える浄化技術を応用しハイレベルな浄化設備の開発に成功しました。

 

また、循環するジーンズを手がけるland down under(ランド ダウン アンダー)ブランドが立ち上がり、デニム生地は規格外として廃棄される生地を使用して作られます。縫い目には化学繊維を含まない綿糸を採用。

画像:land down under instagram

現在作られているジーンズは、瀬戸内のジーンズ / デニム工場と連携し、デザイン・素材選びはもちろん、シルエットや穿き心地にこだわっています。

古いジーンズを回収してリユースやリサイクルジーンズに。それでも使えないジーンズは反毛(細かく粉砕し、繊維状にすること)し、撚った糸から新たなデニム生地を生み出しています。

不定期ですが関西を中心にイベントを開催しています。

 

ユニクロ

OUR MISSION
画像:UNIQLO ユニクロ

ユニクロはサステナビリティ・ステートメントに「服のチカラを、社会のチカラに。」を定めています。

地球環境に負荷をかけず、働く人たちの健康・安全・人権を守ることなど地球(Planet)や社会(Society)・人(People)の調和と持続的な発展を目指しています。

さまざまな事情で衣服が手に入らない地域の人々に服を届けることを実践しています。

 

また、ユニクロが取引しているデニム工場では、生産過程で排出する水の浄化と再利用、排水量の削減等を取り組んでいます。

ジーンズの製造では従来では天然の軽石でストーンウォッシュ生地を作っていましたが、耐用年数が長くすり減らない人口のエコストーンを使用しています。

さらにオゾンガス洗浄や水をほとんど使わないナノバブル洗浄が可能なウォッシュマシーンを導入しています。

これらの技法を組み合わせることで、ジーンズの品質は変わることなく、水の使用量を最大で99%削減出来るようになりました。

 

Levi’s(リーバイス)

GOOD. CLEAN. COTTON
画像:Levi’s Hemp cotton

2011年、リーバイスは20種以上のWATER<Less™製法を確立しました。これらは長く愛され続けるジーンズと同じものを少ない水で作る取り組みです。

2021年にはリーバイス®のジーンズの80%をWater<Less™製法で製作すると発表しています。

 

さらに、サステナブルな取り組みとして、ヘンプを加工してコットンのように柔らかいファブリックを作りました。

ヘンプは通常のコットンに比べ、栽培時に76%の水の量を削減、50%のゴミを減らし、55%のカーボンフットプリントを削減することができます。

このコットンは今後Red Tab®のシリーズにおいて基盤になるとも言える素材になります。

 

GAP(ギャップ)

画像:GAP Inc. THE JEANS REDESIGN

Gapはアパレル業界でいち早くサステナビリティの取り組みをスタートさせました。取り組みの一つ「GAP FOR GOOD」は節水や水質管理をしながら持続可能なコットンを使用しています。

さらに商品製造に携わる女性達をサポートし、GAP FOR GOODのマークを店頭サインや商品のタグで消費者にサステイナブルなモノ作りの重要性のアピールを大事にしています。

 

また、エレン・マッカーサー財団*の「ジーンズリデザイン」チャレンジに参画し、財団が定めたガイドラインに沿ってGap史上最高にサステナブルなデニムコレクション「THE JEANS REDESIGN」を立ち上げました。

天然繊維を用い、節水技術の活用、取り外し可能なハードウェア(チャックやボタン)などで、サステナブルな社会貢献をしています。

 

*エレン・マッカーサー財団は循環経済を意図したデザインと、より長期間使用が可能でサステナブルな、再生ができることを前提に作られたデニム制作を通じ、ファッション業界を変革しています。

 

Boyish jeans(ボーイッシュ ジーンズ)

画像:Boyish Jeans

カリフォルニアのサステナブルデニムブランドBoyish jeans  ボーイッシュ ジーンズは、製品を作る製造過程をホームページに掲載誌、企業の透明性を重視しているブランドです。

全てのアイテムがリサイクル素材、「OEKO-TEX/エコテックス」認定素材・再生セルロース繊維認定を受けたオーガニックコットンなどの環境に優しい素材で作られています。

 

さらにラベル・タグ・パッケージまでリサイクル可能な素材で作られています。

天然植物ベースの染料、水のリサイクル、エネルギーと水の節約のために、生地を浸す回数を減らしています 。

ジーンズはクルエルティフリー、PETA承認済みのヴィーガンデニムで、衣類やアクセサリーに動物製品・革製品を一切不使用です。

 

ヌーディージーンズ

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サステナブルでイノベーティブなデニムブランドを作り上げる、それがNudie Jeansが目指していることです。

コレクションの95%はサステナブルな衣服となり、多くのNudie Jeansのリペアをし、世界中により多くのリペアショップをオープンさせています。

 

製品が与える環境への影響が一番大きいのが原材料と考え、オーガニックコットンのみを扱い、コットンの生産や湿式処理にも配慮しています。

年間を通してサステナビリティをコアプロセスに取り込み、リぺアやリユース、リサイクルによって循環系モデルの強化を集中して実践。

製品で使用されるオーガニックコットンは原産地やサプライヤーによってGOTS・OCS・USDA Organicに対応した認証を受けています。

 

トムウッド

画像:Tom Wood

2013年にノルウェーで設立したトムウッドは、ジュエリーやサングラス、デニムなどスタイリッシュなコレクションが世界中のファッショニスタから指示されています。

サステナブルな意識をもつブランド&企業になることを目標の一部として、設計・開発プロセスにも今まで以上にこだわっています。

ハイクオリティな仕上がりを確保するため、デニムの品質を落とさずにサステナブルな数多くの手法を模索。

 

デニムの生産には通常、最終段階で多くの化学薬品を使い、水の消費量も大量消費といった製法ですが、2020年秋冬コレクションに Low Impact Denimを発表しました。

Low Impact Denimは、ドライオゾン処理と手作業でのヤスリ・天然酵素・節水技術を使って水の消費量の削減を可能にしました。

さらにオーガニックコットンを使用することで、水の消費量の削減、合成化学薬品一切不使用、グリーン貨物の起用など地球や環境へ配慮したコレクションです。

 

まとめ

サステナブルなデニムのアプローチはさまざまです。化学薬品の使用を削減し天然素材での染色や栽培をすすめるのも一つの方法。原材料にリサイクル素材を使うのも一つです。

水の削減や水のリサイクルなどは豊かな地球環境を守るために多大な意味のあることです。

些細なことも積み重なれば膨大な資源の無駄になってしまいます。まずはサステナブルなデニム・ジーンズを選び、リユース・リサイクルできるものは捨てずに回収ボックスなど利用してみましょう。

 
記事をお読みいただき、ありがとうございました。
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