サステナブルジーンズとは?ジーンズ生産を取り巻くサステナビリティ

ジーンズの生産、リユースなどサステナブルなジーンズ生産を取り巻く現状、ブランドをご紹介いたします。

サステナブルな取り組みを実践するブランド
岡山デニム JAPAN BLUE JEANS/land down under
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日本のデニム界を支える岡山デニムは、世界中から質の良いデニムを求められ続けています。岡山デニムはそれぞれ地域の名があり井原(井原市)・児島(倉敷市)デニムと呼ばれています。
そのデニムの聖地の一つ、児島で50年以上の歴史を持つJAPAN BLUE JEANSはサステナブルな取り組みを2017年から続けてきています。
3年以上の月日をかけて、1日250~300トン使う水の80%を再利用できる、海水を飲料水に変える浄化技術を応用しハイレベルな浄化設備の開発に成功しました。
また、循環するジーンズを手がけるland down under(ランド ダウン アンダー)ブランドが立ち上がり、デニム生地は規格外として廃棄される生地を使用して作られます。縫い目には化学繊維を含まない綿糸を採用。
現在作られているジーンズは、瀬戸内のジーンズ / デニム工場と連携し、デザイン・素材選びはもちろん、シルエットや穿き心地にこだわっています。
さらに自社製品のリペアサービスや、他社製品も含めた不要ジーンズを回収し、新たなリサイクルジーンズに生まれ変わらせる仕組みを構築。
古いジーンズを回収してリユースやリサイクルジーンズに。それでも使えないジーンズは反毛(細かく粉砕し、繊維状にすること)し、撚った糸から新たなデニム生地を生み出しています。
不定期ですが関西を中心にイベントを開催しています。
ユニクロ

画像:UNIQLO ユニクロ
ユニクロはサステナビリティ・ステートメントに「服のチカラを、社会のチカラに。」を定めています。
地球環境に負荷をかけず、働く人たちの健康・安全・人権を守ることなど地球(Planet)や社会(Society)・人(People)の調和と持続的な発展を目指しています。
さまざまな事情で衣服が手に入らない地域の人々に服を届けることを実践しています。
また、ユニクロが取引しているデニム工場では、生産過程で排出する水の浄化と再利用、排水量の削減等を取り組んでいます。
ジーンズの製造では従来では天然の軽石でストーンウォッシュ生地を作っていましたが、耐用年数が長くすり減らない人口のエコストーンを使用しています。
さらにオゾンガス洗浄や水をほとんど使わないナノバブル洗浄が可能なウォッシュマシーンを導入しています。
これらの技法を組み合わせることで、ジーンズの品質は変わることなく、水の使用量を最大で99%削減出来るようになりました。
Levi’s(リーバイス)
2011年、リーバイスは20種以上のWATER<Less™製法を確立しました。これらは長く愛され続けるジーンズと同じものを少ない水で作る取り組みです。
2021年にはリーバイス®のジーンズの80%をWater<Less™製法で製作すると発表しています。
さらに、サステナブルな取り組みとして、ヘンプを加工してコットンのように柔らかいファブリックを作りました。
ヘンプは通常のコットンに比べ、栽培時に76%の水の量を削減、50%のゴミを減らし、55%のカーボンフットプリントを削減することができます。
このコットンは今後Red Tab®のシリーズにおいて基盤になるとも言える素材になります。