サステナブルツーリズムとは?内容とSDGsとの関わりを徹底解説

観光分野でも持続可能な取り組み「サステナブルツーリズム」への取り組みが始まっています。この記事では、サステナブルツーリズムとは何かや、SDGsとの関係性を解説しました。

あらゆる分野でサステナブルへの意識が高まっている中で、観光分野でも持続可能な取り組み「サステナブルツーリズム」への取り組みが始まっています。

今回は、サステナブルツーリズムとは何かや、SDGsとの関係性を解説していきます。

 

サステナブルツーリズムとは?

まとめ:H&M(エイチ・アンド・エム社)の各種取り組みは見習う点がたくさん

サステナブルツーリズムとは、旅先の環境・自然・文化をできる限り保存することを目指す観光のこと。

具体的には、観光が生み出す悪影響を最小限に抑え、それに加えて経済を良くしていこうという運動です。

 

サステナブルツーリズムは、近年に大きな注目を集め始めていますが、実はそういった取り組みは古くから行われてきました。

観光旅行のごみや環境破壊の問題により、世界観光機関(UNWTO)は1980年代にすでにサステナブルツーリズムを提唱していました。

 

つまり40年前からサステナブルツーリズムはあったが、近年SDGsが提唱されて以降環境問題が表面化したため再び注目され始めたといった感じです。

 

サステナブルツーリズムの定義は?

H&Mがリサイクル素材の水着を販売!同社のサステナブルな取り組みとは?

サステナブルツーリズムはどのように定義されているのでしょうか?

国連世界観光機関(UNWTO)によると、サステナブルツーリズムの定義は 「訪問客、産業、環境、受け入れ地域需要に適合つつ、現在と未来の環境、社会文化、経済への影響に十分配慮した観光」とされています。

 

基本的な観光先の環境保護のみならず、文化の保護や経済の活性化も含め包括的な「持続性」を目指しているといったわけですね。

環境を守るという認識を持っている方は多くいるかと思いますが、サステナブルツーリズムを実現するためにはさらに経済や文化への意識も高めていく必要があります。

 

成長する観光産業と持続可能性への悪影響

観光産業は、2010年以降国際旅行者数は年々増加しているなど右肩上がりの業界です。

2010年に9億人強であった国外旅行者数は、2017年には13億人に到達。

 

現在パンデミックの影響もあり一時的に停滞してはいますが、2030年には18億人にも到達するとみられており、国家経済のためにもとても重要な産業となりました。

その一方で、観光産業は自然環境や地域の人々への生活に負荷が発生する産業でもあります。

 

世界の温室効果ガスの排出量の約1/10は観光産業によって発生したものとされており、利益と反比例して環境へ多くの悪影響を与えているのです。

環境へ優しくする必要があるが経済的な面で見て観光産業は重要という事情から、持続可能な社会と経済の両立を目指すのがサステナブルツーリズムと言い換えることもできます。

 

サステナブルツーリズムとSDGsの関係

サステナブルツーリズムの実現によって、SDGs における以下の目標を達成することを期待されています。

  • 経済成長と雇用に関する「目標8」
  • 消費と生産に関する「目標 12」
  • 海洋資源に 関する「目標 14」

 

【SDGs目標8】働きがいも 経済成長も

SDGsの「目標8 働きがいも 経済成長も」は経済成⻑及びすべての人々の完 全かつ生産的な雇用と働きがいのある雇用をめざす目標です。

健全な観光によって雇用や生産を生み出すこともサステナブルツーリズムに期待されるポイントとなります。

 

地球環境に悪影響だから旅行をできるだけしないようにするのではなく、環境に優しい旅行をした上で経済の活性化していきましょうという目標です。

 

【SDGs目標12】つくる責任 つかう責任

「つくる責任 つかう責任」は、持続可能な方法で生産し、責任をもって消費しようといった目標で、製造や廃棄に対して工夫して地球への負荷を最小限にしようというもの。

観光では多くのアメニティが必要で環境に悪影響を与えやすい側面があります。

 

こういった問題に対しホスト側が持続可能な素材や再生利用可能なものに置き換えることで、つくる責任を実現することができそうです。

つかう責任では主に観光客側が、ごみをポイ捨てしたり無暗な消費をやめることが求められます。

 

【SDGs目標14】 海の豊かさを守ろう

目標14「海の豊かさを守ろう」は、持続可能な発展のために海と海の資源を守ることを目指す目標です。

目標12と似ていますが、観光の場合、使い捨てプラスチックを減らそうということが主に焦点となるでしょう。

 

容器を長期使用しない場合、捨てやすく製造コストの安いプラスチックでできた簡易的なものが多く使われます。

使い捨てプラスチックを捨てることによって海洋の汚染が懸念されているのです。

 

こういった問題を解決するためには環境に流出してもすぐ分解されるような、生分解性の高いプラスチックへ切り替えていく必要がありそうです。

 

具体的にどういった取り組みをしていくべきか?

日本政府観光局(JNTO)は、以下のポイントを満たしている場合に「持続的な観光」であると定義しています。

  • 地域の環境を守る
  • 地域の文化を守る
  • 地域の経済を守る

 

地域の環境を守る

地域の環境を守るために、自然を保護し、環境に負担をできる限り与えないような旅行を行いましょう。

実現するためには環境資源を最適な形で利用し、環境への悪影響抑えるような工夫を事前に計画して行っていかなければなりません。

 

具体的には以下のような取り組みです。

  • 生分解性の高いものを製造・利用する:プラスチック容器、タンブラー
  • デジタル化:印刷物などをデジタルに
  • 再利用可能なもの使用する:デジタルサイネージやウォーターサーバーのような、使い捨てではなく再利用可能なものに置き換える

 

観光者がマナーを守ることはもちろんのこと、受け入れ側も自然環境負荷の低いアクティビティやサービスを提供していくことを日本政府観光局(JNTO)は推奨しています。

 

地域の文化を守る

旅行先の文化を守ることもサステナブルツーリズムの大事な目的です。あらゆる国・地域には有形・無形問わず伝統が存在します。

そういった価値を伝統を持つ「文化資産」を出来る限り減らさないこともサステナブルツーリズムなのです。

地域の文化を守るためには、観光客側が訪問地の文化や慣習を学べるアクティビティを心掛けたり、主催者側が推奨するといいとされています。

 

地域経済を守る

サステナブルツーリズムによって経済を活性化することも重要です。観光客が来訪してくれれば、宿泊施設が潤いますし、特産品等の購入等によって生産や雇用が生まれます。

そうすると経済が循環し、地域が活性化しやすくなることでしょう。

 

その一方で、たとえ儲かるとしても大量消費型のサービスを提供することは、環境や資源に負荷がかかるため不適切と言えます。

経済一辺倒ではなく、環境・文化保護ともバランスを取る必要があるのです。

 

まとめ

サステナブルツーリズムとは、「持続可能な観光」を目指す運動のことです。

そこには、旅行先の環境を守ることのみならず、伝統を継承したり経済を活性化したりすることも含まれています。

サステナブルツーリズムはSDGsの目標の多くを解決する可能性があるので、実現すればよりよい社会になることでしょう。

 
記事をお読みいただき、ありがとうございました。
ヴィーガン入門に最適な、ハッピーキヌアの「プラントベース体験BOX」。ソイミートやオリジナルヴィーガンキーマカレー、ヴィーガン竹歯ブラシなど10-12種類の商品が入っています。
ぜひお試しください。詳細は以下をクリック。
spot_img
2.8万フォロワー越えのインスタグラム🐰spot_img
 
ハッピーキヌアの姉妹ブランド、100%ヴィーガン・THCフリーのCBDオイル「VICE VERSA(ヴァイスヴァーサ)」。
リラックスや忙しい時の2タイプで使い分けられます。ぜひお試しを。以下をクリック。
spot_img

 

Amazonで買えるおすすめヴィーガン商品はこちら

楽天で買えるおすすめヴィーガン商品はこちら

ハッピーキヌアおすすめヴィーガンレザー特集はこちら

- プラントベース商品が1,000種類。ストアへのリンクはこちら -spot_img

新着記事

- LINE登録でお得なクーポンゲット -spot_img

記事カテゴリー

人気記事

カナダの老舗ヴィーガンアパレルブランドMatt&Nat
spot_img
イギリスの大人気ヴィーガンアパレルブランドWill’s Vegan
spot_img
アップルスキンレザーを使った
イタリアのヴィーガンシューズWomsh
spot_img
spot_img

おすすめ記事

28,000人のファンが集まるインスタグラム
ハッピーキヌア編集部
ヴィーガン情報を毎日お届け「ハッピーキヌア編集部」です。インスタグラムやツイッターでも毎日ヴィーガンコンテンツを発信中。フォローしてね! #ハピキヌ