中田敦彦さん筆頭に芸能界でもヴィーガンが流行|ヴィーガンになった理由も紹介
あっちゃんの愛称でおなじみ中田敦彦さんが先日ヴィーガン宣言して話題に。他にもソニンさんなど芸能人の間でもヴィーガンが流行!なぜヴィーガンになるのか、メリットは何なのか、ヴィーガンになった理由を徹底解説。海外の映画業界の最新ヴィーガン情報もお届けします。
目次
なぜ芸能界でヴィーガンが流行しているのか
冒頭でもお伝えした通り、ヴィーガンやベジタリアンは世界中で増えています。
そう考えると、「芸能界」でも流行しているのは、そう不思議ではありませんが、「芸能人」であることで、より最新トレンドをリードされたい方もいらっしゃるかもしれません。
また、芸能人の中にはボランティア活動やチャリティーイベントなどを通して、人権や環境問題、動物愛護を支持している方も多くいらっしゃいます。
その延長で、環境問題や健康問題、食生活などにも興味が広がり、ヴィーガンになられた方も多いのではないでしょうか。
そして、現在のようなヴィーガンの流行に便乗することで、芸能人として好感度も上がる点を考えている方もいらっしゃるのかもしれません。
ただ、理由はどうであれ、影響力が大きい芸能人がヴィーガンと公表することで、動物愛護や環境問題、そして健康面での関心が広まり、ヴィーガンが増える可能性は高いでしょう。
しかし、実際、芸能人やヴィーガンインフルエンサーは、どれ程の影響力があるのでしょうか?
気になるその点について、次にご紹介します。
芸能人・ヴィーガンインフルエンサーが与える影響力
まず、イギリスのBBCニュース記事を以下にご紹介します。
「ソーシャルメディアは、プラントベースのライフスタイルの台頭に、大きな役割を果たしてきました。
アリアナ・グランデ、マイリー・サイラス、エレン・デジェネレスなどの有名人は、動物性食品を食べないことで知られていますが、#veganには8,700万件以上の投稿がInstagramに掲載されています。
ヴィーガンは熱い話題であり、世界中のグーグル検索数も近年急増しています。
検索エンジンは、100のうちの数字を使用して、検索用語への関心を表します。
2009年、「ヴィーガニズム」という言葉の人気のピークスコアはわずか33でしたが、わずか10年後には100に増加しました。
(出典:BBC uk「Veganism: Why are vegan diets on the rise?」)
また、過去の記事ではありますが、以下のような内容もあります。
「Instagramのおかげで、より多くの人々がヴィーガンに夢中になっています。
イギリスのヴィーガンの数は、過去10年間で350%増加しました。
これは、主に若者が主導しており、10代の若者がなぜお肉や乳製品を食べないのかに反映しています。
すべてのヴィーガンの半分近くが15~34歳(42%)であるのに対し、65歳以上はわずか14%です。
ヴィーガンと菜食主義者のためのソーシャルネットワークである、非営利の「ティーンヴィーガンネットワーク」は、この上昇に関心を持って注目しています。
創設者は、昨年最初の「ティーンヴィーガンサマーキャンプ」は34時間で完売し、今年は150人以上の若者を順番待ちリストに入れなければならなかったと言います。
彼らが3年前にウェブサイトを立ち上げて以来、週に少なくとも1人の新しいメンバーが増え、着実に成長しているようです。
(出典:theguardian「The rise of vegan teenagers: ‘More people are into it because of Instagram」)
ソーシャルメディアの影響は、若者を中心に広がり、「ヴィーガン」という生き方への関心に大きく作用しているのは間違いなさそうです。
まずは、動機はどうであれ、知らなかったことを知るだけでも大きな違いです。
芸能人やヴィーガンインフルエンサーが、今後もヴィーガンやベジタリアンに対するポジティブなメッセージを発信してくれることは、大変意味のあることでしょう。
国内外のヴィーガンインフルエンサーの詳しい記事も参考にしてください。
海外の映画業界でもヴィーガンが流行!
今、アメリカやイギリスの映画業界でも、ヴィーガンを意識した動きが起きています。
そこで、「アカデミー賞」・「ゴールデングローブ賞」・「英国アカデミー賞」に焦点を当てて、その最新情報をご紹介します。
アカデミー賞(オスカー)
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「オスカーにノミネートされた候補者が、一堂に会する毎年恒例の昼食会や、授賞式前に会場のロビーで提供される料理が、100%ヴィーガン対応の料理になりました。
ABCの記者が、ツイッターに投稿したメニューの写真によると、フローレンス・ピュー、ブラッド・ピット、レニー・ゼルウィガーらが参加したイベントの料理には、「ヴィーガンチーズ」・「ローストしたマイタケ」・「キンカンパブロバ」などが提供されました。
また、その日遅く、映画芸術科学アカデミーは、二酸化炭素排出量を削減するという公約を発表しました。
『アカデミーは世界中のストーリーテラーの組織であり、私たちはグローバルメンバーシップに地球をサポートするというコミットメントを負っています。』と述べています。」
(出典:independent「OSCARS 2020: ACADEMY AWARDS TO BE ALMOST ENTIRELY VEGAN」)
ゴールデングローブ賞
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「今年のゴールデングローブ賞に出席した人には、授賞式の際にヴィーガン料理が提供されます。
過去数年間、ヴィーガニズムは、ナタリー・ポートマン、ザック・エフロン、アリアナ・グランデなどの有名人に支えられて、環境に配慮した実践として人気が高まり続けています。
『私たちはヴィーガンになります!』
ゴールデングローブ賞のFacebookページに掲載された声明によると、第77回ゴールデングローブ賞の授賞式では、冷やしたゴールデンビートスープとリゾット付きのキングオイスターマッシュルームを含む、100%植物ベースのディナーが提供されます。
ハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)のプレジデントであるロレンツォ・ソリア氏は『私たちは気候危機に直面しています。新しい年、10年先について考えた時のメッセージを送るために、自分たちにできることについて話しました。
1回の食事で世界を変えられるとは思っていませんが、人々の感心を集めるために小さな一歩を踏み出すことに決めました』とコメントした。」
(出典:independent「GOLDEN GLOBES 2020: CELEBRITIES TO BE SERVED ONLY VEGAN FOOD AT THIS YEAR’S CEREMONY」)
ヴィーガンメニューの決定に、深刻化している気候変動への危機感があることを明かしたことへ、環境問題に熱心に取り組むレオナルド・ディカプリオや、日ごろからヴィーガンに徹しているホアキン・フェニックス、ブラッド・ピットら多くの人々から、賞賛の声が寄せられたようです。
英国アカデミー賞(BAFTA:British Academy Film Awards)
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「今年のBAFTAのパーティーの後、イギリスで調達された持続可能な3コースヴィーガンメニューをお楽しみいただけます。
ホアキン・フェニックス、ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオなどが、3コースのヴィーガンメニューを楽しめるようになるため、今年のBAFTAではヴィーガンメニューでおもてなしをします。
メニューは完全にヴィーガンではありませんが、ヴィーガン以外のメインメニューは1つだけ提供されます。
メニューは「より持続可能を意識する」ようにされており、スターターからデザートまで、メニューのすべての部分がイギリス国内で調達されています。
参加者へは、プラントベースのメニューを提供するだけでなく、衣服に関しても「持続可能な選択をする」ことも求められています。
また、「あまり持続可能なことではない」と言われている、グッディバッグ(引き出物)を配る代わりに、再生プラスチックで作られたスタイリッシュな財布が出席者に贈られます。
ヴィーガンメニュー まず、セロリのムタベル、ケルプとカブのピクルス、マッシュルームのピカリリ、甘酢のリダクションを添えた、キャラウェイ・ニンジンサラダをお楽しみください。
主なオプションは、香ばしいレンズ豆とカリフラワーのタルトで、チャンプポテト、ローストビート、ラベージ、パセリのレリッシュが含まれています。
食事の締めくくりは、ルバーブフールと一緒に、梨とプレザーブラズベリーゼリー、メレンゲ、トーストしたヒマワリとカボチャの種を使ったタルトとなります。
2020年、英国アカデミー賞は、カーボンニュートラルであり、環境にプラスの影響を与えることを目指しているようです。」
以上のように、世界のセレブが集うイベントにおいて、ヴィーガンメニューが取り入れられ、環境問題へのメッセージが送られるなど、ヴィーガンがいかに注目されているかが分かります。
まとめ
芸能人がヴィーガンになられた理由は様々でしたが、ヴィーガンの芸能人が増えることは、若者を中心に思っている以上の影響力があるようです。
「あの芸能人がヴィーガンだから…」ぐらいの動機から、食や環境・人権問題、動物愛護などに視野を広げる人々が増えるのは、純粋に嬉しいことですね。