ヴィーガン食にはちみつが含まれないのはなぜ?代替品もご紹介
ヴィーガンでない方には盲点かもしれませんが、実ははちみつは、ヴィーガン食に含まれません。 しっかりとした理由ではちみつを食さないのです。 今回は、はちみつがヴィーガン食に含まれない理由の解説と、はちみつ代用に使いたい4つの甘味料の紹介をしていきます。
はちみつは動物性の食品でもなく、蜂を直接食べているわけでもありません。
なぜ、ヴィーガンの方ははちみつを食べないのでしょうか?
今回は、ヴィーガンの方がはちみつを食べない理由と、はちみつ代用に使いたい4つの甘味料の紹介をしていきます。
ヴィーガンの方がはちみつを食べない理由
ヴィーガンの方がはちみつを食べない理由は、はちみつが、「ハチが働いたことによって作られる動物性の食品」であるからです。
ヴィーガニズムの根底ある思想として、「脱搾取主義」があります。脱搾取主義とは、「動物からの搾取及び、動物への残酷な行為の排斥に努める」というもの。
はちみつは、単にハチが花の蜜を運んでいるという訳ではなく、製造過程で蜂の酵素や唾液などによって作られています。
ハチの労働によって作られるはちみつを食べることは「搾取」にあたりますので、ヴィーガン食にはちみつが含まれないのです。
厳格なヴィーガンは白砂糖も食べない
厳格なヴィーガンの方は、白砂糖も避けています。
白砂糖の原料自体は、植物である「サトウキビ」ではありますが、製造の過程で「骨炭」という動物の骨を原料としている炭を使用しているためです。
骨炭とは、動物の骨を800度以上の温度で熱し炭化させたもので、脱色材としての性質を持っています。
砂糖を漂白するために使うわけですが、これを動物の骨を使う「残酷な行為」であるとし、ヴィーガン食とは認めないという考えのもと食べません。
一方で、骨炭は既に生を終えた動物の骨を使用しているため、生きている蜂から採取されるはちみつとは分けて考える見方もあります。