ヴィーガンやベジタリアンとマクロビの違い、関係は?詳細を徹底解説します
菜食主義のトレンドが着々と広まってきて「ヴィーガン」や「マクロビ」などの単語をメニューに見かけることも増えています。この記事では、ヴィーガンとマクロビの違いや、関係する点をご紹介していきます。
それに伴って「ヴィーガン」や「マクロビ」などの単語をメニューに見かけることも増えました。
野菜がたっぷりでヘルシーなイメージのある単語ですが、実際のところヴィーガンやマクロビの違いを説明しようとすると難しいものです。
この記事では、ヴィーガンとマクロビの違いや、関係する点をご紹介していきます。どちら良い悪いではありません。
でも、違いを学ぶことで、自分にあったライフスタイルを考えるキッカケになるかもしれません。
ヴィーガンは動物を守る心から生まれたライフスタイル
ここ数年、全世界で大きなムーブメントとなっているヴィーガン。
もともとは「ストイックな菜食主義人たち」というイメージが強かったかもしれませんが、少しずつ理解が深まってきていると言えるでしょう。
改めてヴィーガンの起源から、大切にしている考え方をご紹介します。
ヴィーガンという単語の発祥は?
日本でヴィーガンという単語を耳にするようになったのはここ数年の話。
だからこそ最近のトレンドワードかと思いがちですが、「ヴィーガン」という言葉は、すでに75年以上の歴史があるんです。
1944年にイギリスでヴィーガン協会(The Vegan Society)が設立され、ヴィーガンという単語が生まれました。
もともとあった「ベジタリアン(Vegetarian)」という単語の、最初と最後を取って作られた「ヴィーガン(Vegan)」という単語は、長い年月を経て成長し、今では世界中に広まることとなりました。
ヴィーガンの始まりは?
1944年にヴィーガン協会が設立される前は、菜食主義の方を一括りにして「ベジタリアン」と呼ぶのが主流でした。
その中でも「動物愛護のことを考えたら、肉・魚意外にも外すべきものはあるよね」と考える人たちが集まり、ヴィーガン協会が設立されることとなりました。
直接動物を食べている訳ではないけれど、卵は鶏から、牛乳は牛から作られ、その生産過程で動物がひどい環境に置かれていることは事実です。
そこに目を付けた方々によって作られた「完全菜食主義」というムーブメントでした。
ヴィーガンの大切にする点は?
ヴィーガンを生活に取り入れている方々が、1番大切にしている点は「動物を搾取しないこと」。
動物そのものを食べることもしないし、動物を使って作られる製品にも手を出さないという点からも分かる通り、動物愛護の精神が強いのがヴィーガンの方々のライフスタイルです。
昨今のトレンドでは「ヘルシーだから」「健康にいいから」というイメージで、ヴィーガンという言葉に出会う人も増えています。
でも、もともとは「動物を愛する心」が先にあります。一匹でも多くの動物が、辛い思いをしないようにという信条があってこその、ライフスタイルです。
ヴィーガンの食生活とは?
制限が多く見えるヴィーガンの食生活は、見慣れない人からすると「ちょっと大変そう…」「何を食べてるんだろう?」と思われることも多いです。
でも、ヴィーガンを取り入れる方々にとっては、それらは「制限」という縛りではなく、単純に「動物を殺さない」という選択をしているだけ。
混同してしまうことの多いベジタリアンとヴィーガンの「食べるもの」「食べないもの」を比較するとこうなります。
カテゴリー |
肉 |
魚 | 卵 | 乳 |
蜂蜜 |
ベジタリアン |
× |
× | ◯ | ◯ |
◯ |
ヴィーガン |
× |
× | × | × |
× |
まさに動物である肉・魚を食べないのがベジタリアンですが、そこから一歩先に進んで、動物から頂いている卵・牛乳・蜂蜜まで避けるのがヴィーガンです。
ヴィーガンを実践する方々の中では「自分が選んだことだから」と、このような食事制限を苦しいと感じることはありません。
併せて、最近ではヴィーガントレンドを受けてたくさんの代替商品も販売されるようになっているので、ヴィーガンビギナーにも取り入れやすくなってきました。
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