大豆ミートだけじゃない!植物性代替肉「セイタン」とは?簡単レシピも紹介
植物性代替肉「セイタン」をご存知ですか?一体どんなものなのか、どうやって使えばよいのかなどを解説します。セイタンを使った簡単レシピもご紹介。
今では、ヴィーガンへのニーズに応えようと、各メーカーでは、大豆ミートなどの植物性代替肉が多く発売されています。
大豆ミートは、スーパーでも見かけるようになってきましたが、大豆ミートのほかに、植物性代替肉には何があるのでしょうか。
植物性代替肉には、「セイタン」という食材もあります。
あまり聞き馴染みがない名前ですが、実は、日本とは深い関りがある食材なのです。
今回は、「セイタン」という植物性代替肉の食材と、「セイタン」を初めて使う人にも取り入れやすいレシピをご紹介します。
植物性代替肉「セイタン」とは
植物性代替肉「セイタン」とは、いわゆる「グルテンミート」のことです。
「セイタン」は聞かれたことがない人も多いかもしれませんが、「グルテンミート」といわれると分かりやすいですね。
小麦粉などに多く含まれるタンパク質、「グルテン」を使ってつくられた植物性代替肉です。
代替肉といえば、大豆ミートだけしか知らなかった!という方も、是非一度試してみてください。
セイタンのはじまり
「セイタン」は、もともと、1960年代に、マクロビオティックの創始者・桜沢如一氏(海外での愛称ジョージ・オーサワ)が広めたものです。
語源は諸説ありますが、「正しい」「タンパク質」を略して付けられたともいわれています。
当時は、日本ではあまり普及しませんでしたが、欧米では、カタカナの「セイタン」という名前で普及し、日本に逆輸入されたような背景があります。
マクロビオティックの商品を取り扱っている「オーサワジャパン」は、このジョージ・オーサワ氏の名前を受け継いでいます。
セイタンの作られ方
では、「セイタン」は、どのように作られているのでしょうか。
原材料の小麦粉、水、少量の塩を混ぜ合わせたものをこねて寝かし、水洗いをします。
そして、残ったグルテンの塊を適当な大きさにし、味付けをしたものが「セイタン」です。
味付けは、醤油やソースでされています。
セイタンの料理法
「セイタン」は、家庭でも作ることができますが、ねかせるのに少し時間がかかります。
市販されている「グルテン粉」を使うと、比較的簡単にできることから、最近では、「セイタン」を使った料理を始める人も多いようです。
また、市販の「セイタン」は、缶詰やパックに入っていて、「固形状タイプ」や「そぼろタイプ」などが発売されていています。
下味が付いているので、料理がしやすく、お肉と同じようにいろんなメニューに活用できますよ。
普通のお肉の比べ、カロリーや脂質が抑えられるので、海外でもダイエット食として人気のようです。
では、「セイタン」を初めて使う方でも取り入れやすいレシピをご紹介します。
初めてでも取り入れやすいセイタンレシピ
1. 動物性不使用のセイタンコロッケ
定番で人気のコロッケです。
「セイタンコロッケ」は、動物性不使用でも、普通のコロッケと同じように美味しくできますよ。
卵を使わず、水で溶いた小麦粉を使ってくださいね。
あとは、ひき肉を「セイタンそぼろ」に代えるだけなので、ぜひ作ってみてください。
【材料】
- じゃがいも 大4個
- 玉ねぎ 半分
- セイタンそぼろ 50g
- パン粉(衣用) 適量
- 小麦粉(衣用) 適量
- 塩こしょう 少々
- 植物性の油(炒め用) 少々
【作り方】
- じゃがいもを茹でる(レンジで加熱してもOK)
- 玉ねぎをみじん切りにし、油で炒める。
- 茹でたじゃがいもをつぶし、セイタンそぼろと炒めた玉ねぎを入れ、塩こしょうを振り、混ぜ合わせる。
- 3を好みの形に丸め、水に溶いた小麦粉、パン粉の順番につけ、きつね色になるまで揚げる。
(出典:cookpad【純正食品マルシマ】)