アガベシロップとは?はちみつの代わりに使えるヴィーガン甘味料8選

知っているようで実は詳しくはよく知らない、今更聞けないアガベシロップの詳細についてご紹介します。はちみつの代わりにしようできるヴィーガン甘味料”アガベシロップ”の原産地や種類、おすすめ商品など、情報盛り沢山でお届けします。

食物繊維が豊富で、美容と健康に人気上昇中のアガベシロップ。
低温でも固まらないシロップなので、砂糖の代わりにいろいろな料理にアレンジできるとっても便利な甘味料です。
名前は知っているけどまだ使ってはいない方や、使っているけどよくわからない方にぜひ知っていただきたいヴィーガン必須のアガベシロップを解説します。
アガベシロップってどんなもの?
ヴィーガンにとってアガベシロップはハチミツに代わる大切な甘み調味料です。また、最近は健康のために甘味料を砂糖からアガベシロップに変える人が増えています。
今回はアガベシロップについてご紹介していきます。
はじめにヴィーガンがハチミツを食べない理由について簡単にご説明すると、ハチミツは蜂が働くことで作られており、ヴィーガンは動物が犠牲になることで作られる食品を口にしないライフスタイルであるため、ハチミツを食べません。魚や昆虫の働きによるものも同様です。
さらにハチミツは蜂のための食物であって、人間がそれをよこどりしてまで食べるのは止めようといった考えがあるため、食しません。
詳細の記事はヴィーガンがハチミツを避ける理由|代替品も紹介をご覧下さい。
アガベシロップの原材料は
アガベとはメキシコ合衆国中心に広がる植物で、その種類は300種類以上あると言われています。メキシコを代表するお酒、テキーラの原料として昔から使われていて、近年は繊維などにも利用されています。
良質なアガベの植物はリュウゼツラン(竜舌蘭)と呼ばれるもので、300種あるアガベの中でもブルーアガベとサルミアナの2種類からシロップを作っています。
アガベの育つ環境の良さに加え、土壌作りがしっかりされている100%オーガニック栽培のアガベシロップは、白砂糖や蜂蜜に代わる良質な甘味料です。
アガベシロップの特徴とは
アガベシロップの最大の特徴は、糖質のうちの「果糖含有量」が多い事です。果糖は吸収されると、肝臓に直接運ばれるために、白砂糖に比べて、血液中に取り込まれる量が低くなります。
また白砂糖の*GI値が約109であるのに対し、アガベシロップのGI値(21~30)は白砂糖の1/4と非常に低く、血糖値を急激に上昇するのを抑える働きがあります。
さらに、甘みは白砂糖の1.3~1.5倍あり、当然使う量も少なくなるので糖質制限をしやすい甘味料と言えます。
さらにアガベシロップは「イヌリン」という水溶性の食物繊維が豊富で、腸の善玉菌を増加させ整腸効果があり、血糖値の上昇を抑えるとされています。
低GIの健康食品として、健康と美容の意識が高い海外のセレブやヘルスコンシャスな人たちから支持されている理由がお分かりいただけたでしょうか?
*GI値とは食後、血糖値がどれだけ上昇するかを示す値
アガベシロップの種類
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アガベシロップは製造過程での濾過(ろか)のステップで種類が変わります。
● ライト
最も明るい透明感のある黄色が特徴で、加工をするときのフィルタリングを1番しっかりしています。低温で煮詰めることで明るさが増していきます。
● アンバー
メープルシロップのような薄茶色。フィルタリングの加工がライトほどしっかり行わず、沈殿物も多くなります。
● ダーク
アンバーよりさらに濃い茶色で、風味はキャラメルや黒糖に近い深くてコクのある味わいです。しっかりした味を好む方やパンケーキやワッフルなどにもよく合います。
濾過のフィルターリングでこの3種類に分類されます。さらに加温の温度によって区分されています。
● ローアガベシロップ
酵素が熱に破壊されてしまう48℃以下での低温加熱で作られています。自然由来のアガベシロップの酵素を意識的に摂りたい方におすすめです。
アガベシロップの選び方
● アガベシロップの産地を確認
アガベ(竜舌蘭)は、メキシコ合衆国や南アフリカが原産地です。特にメキシコのハリスコ州周辺を中心に栽培されている「ブルーアガベ」を使った製品が多く販売されています。
太陽の光をたくさん浴び、農薬を一切使用しないブルーアガベで作られるシロップか、ラベルを確認してみましょう。
● 添加物が含まれていないか
市場には合成着色料で色付けされたり、保存料を使用している製品も出回っています。自然由来の天然甘味料は添加物が一切含まれていません。アガベ100%のものを選びましょう。
● オーガニック認証はあるか
さらに確実なアガベシロップには、オーガニック認証や有機JAS認証など世界の認証があれば、安心安全な製品を選べます。
アガベは日本国内での生産は難しいため、輸入に頼るほかありません。アガベの栽培・生産された国の基準に従うことになるため、厳しい認証基準をクリアした製品選びが大事になります。