オーガニック商品を選ぶときのポイントとコツ、農薬が多い野菜の特徴を解説
オーガニックのものを食べて健康的になりたい。でも、具体的にはどれを購入したらいいの?そう思ってなかなか手が出せない方は必見です。有機栽培の野菜と、そうでない野菜を徹底解説。これでもう購入時に悩みません。更には自分が理想とする食生活を見つけてみませんか。
この情報社会において、生産者や製造元、製造方法などの情報が溢れすぎていて知りたいことまで辿りつけない場合が多々あります。
生産者の熱い想いも購入ポイントのひとつですが、それがオーガニックかを知りたい時はどうしたらいいのでしょうか?
ポイントは、オーガニックがどんなものなのかが理解できれば簡単です。
ただ単に、「健康的な食べ物」という把握だけでは見分けるのも選ぶのにも迷うのは当然です。
詳しく理解を深めることができれば選択肢が明確になり、「自分にとって何が重要で何がそうでないか」を知ることができます。
更にいうと、絶対オーガニックでなくてもいいのでは?と別の選択肢が出てくるかもしれません。
今回はそんな健康志向な食を後押しする、ひとつのコンテンツとして、是非お役立てください。
オーガニックとは?
オーガニックと一言でいっても実際にはどういった理念のもと、どんなことを基準としているのかご存知でしょうか?
そんな疑問を解決してくれるのが、有機農業を推進する活動を国際的に行なっているIFAOM(国際有機農業運動連盟)です。
同社は、以下の4つを原則としています。
- 健康
健康とは、単に病気がないことではなく、肉体的、精神的、社会的、そして生態学的な幸福の維持です。健康に悪影響を与える可能性のある肥料、農薬、動物用医薬品、食品添加物の使用を避ける必要があります。 - エコロジー
生きている生態系の中に有機農業を根づかせています。自然界の循環と生態学的バランスに適合していることが重要です。有機製品を生産、加工、取引、または消費する人々は、共通の環境を保護し、利益を得ることが必要です。 - 公平
公平性は、人々の間および他の生物との関係の両方において、共有された世界の公平性、尊重、正義および管理によって特徴付けられます。この原則は、有機農業に携わる人々は、すべてのレベルで、すべての当事者に対して公平性を確保する方法で人間関係を遂行することが大事だと強調しています。 - ケア
有機農業の負担を減らすべく、新しいテクノロジーを評価し、既存の方法をレビューする必要があります。 有機農業が健康で安全で生態学的に健全であることを保証するために科学が必要です。しかし、科学的な知識だけでは十分ではありません。適切な技術を採用し、遺伝子工学などの予測不可能な技術を拒否することにより、重大なリスクを防ぐ必要があります。
引用:IFOM ORGANICS INTERNATIONAL
このことをざっくりまとめると、心身ともに健康的であること。
更に環境に配慮されていて生態系を崩さず、人に対して公平で生産者の力と科学技術が合わさったものが有機栽培=オーガニックです。
全部完璧にこなすとなると、膨大な労力と時間が必要となります。
だからこそ、オーガニック製品は安くないとも言えます。
しかしそうなると、なかなか手が出しにくいという方もいるかもしれません。
でも、ご安心ください。
有機栽培ではないものについても、安心して召し上がれる対策を解説していきます。
その前に、オーガニックの見分け方からご紹介していきます。