シェイク・シャック、乳製品不使用のヴィーガン・ミルクシェイクを発売
シェイクシャックから、NotCoとの共同開発で初の乳製品不使用のミルクセーキとフローズンカスタードが登場しました。開発に人工知能を用いた、完成度の高いヴィーガンシェイク&フローズンカスタードについてご紹介します。
ファストフードチェーンのシェイクシャックは、ニューヨークと南フロリダの10店舗で、初の乳製品不使用のミルクシェイクとフローズンカスタードを夏限定で試験販売します。
開発に人工知能(AI)を導入
シェイクシャックの新しい乳製品不使用のチョコレートカスタードとチョコレートシェイクは、完全に植物性で、AIの助けを借りて作られています。
シェイクシャックは、初の乳製品を使わないデザートを作るため、チリのスタートアップ企業であるThe Not Company(以下、NotCo)と提携しました。NotCoは、「ジュゼッペ」の愛称で親しまれる人工知能搭載プラットフォームを使って、動物性食品の植物性バージョンを作っています。
NotCo独自の人工知能プラットフォーム「Guiseppe」を使用して開発された、乳製品不使用のチョコレートカスタードとチョコレートシェイクを今夏からShake Shackで提供します。
NotCoのAIプラットフォームは、動物性食品の分子構造を調べ、植物性食品の構造を動物性食品に近い形に再現することができます。このプラットフォームは、30万以上の植物のデータベースから情報を引き出し、ヴィーガンの代用品に最適なレシピを設計します。
シェイクシャックのサプライチェーンとメニュー・イノベーション担当上級副社長のジェフ・アモスカート氏は、次のように述べています。
「私たちはしばらく植物由来の分野に注目していましたが、NotCoのような革新的な食品技術のリーダーと提携できることに、とても興奮しています。非乳製品のカスタードとシェイクは私たちのお客様が望んでいたものであり、この試験販売がどのような結果をもたらすか楽しみです。」
また、NotCoのCEO兼共同創業者であるマティアス・ムクニック氏は、次のように語りました。
「シェイクシャックは、私がずっと親しんで育ってきた、お気に入りのブランドです。彼らの料理は、気取らず、一貫して美味しく、高品質です。ある意味でシェイクシャックは、私たちが植物由来の食品で真似したいことの完璧な青写真を作りました。そして、彼らのチームと一緒にフードサービスの旅を始められることにとても興奮しています。」
NotCoと提携して作られた期間限定のミルクシェイクとカスタードの試験販売はシェイクシャックの以下の店舗で行われる予定です。
ウィンターパーク、ガーデンモール、マイアミビーチ、ザ・フォールズ・コーラルゲーブルズ、アスタープレイス、ミッドタウンイースト、ハーレム、アッパーイーストサイド、バッテリーパーク・シティ
シェイクシャックは米国外でもいくつかのヴィーガン・バーガーをテストしています。
また昨年には、マッシュルームベースのヴィーガンパティにスモーキーなヴィーガンチェダーチーズ、ビールでマリネしたフライドシャロット、レタス、ディジョネーズソースをトッピングしたヴィーガンクリスピーシャロットバーガーを、イギリスの全店舗に期間限定で導入しました。
今回のテストは、2020年にイギリスの店舗で実施した「The Vegan Shackburger」の期間限定販売に続くものです。
AIを使ってヴィーガンの商品を開発していく時代の到来が感じられる今回のニュース。日本での発売が待ち遠しいですね。
ハッピーキヌアでは、これからも最新のヴィーガン情報をお伝えしていきます。