「大豆ミートのレシピを増やしたい」、「でもアイディアが浮かばない」という方も多いのではないでしょうか。今回は、欧米の家庭料理を大豆ミートを使って紹介します。
欧米家庭料理に使われるお肉を大豆ミートに変えて、手軽に洋風ヴィーガンレシピを作ってみませんか。
大豆ミートは「畑のお肉」と呼ばれる大豆から作られているので、たんぱく質はもちろん、お肉には含まれていない食物繊維も豊富に含まれています。
現代人の食生活では、なかなか取れない食物繊維。特に若い人たちの摂取量はかなり低いのです。お肉から大豆ミートに変えて、食物繊維をもっと摂りたいですね。
今回は日本風洋食ではなく、欧米で食べられているレシピ、洋風ヴィーガンレシピを紹介していきます。
Contents
大豆ミートを使った洋風ヴィーガンレシピ8選
1. 大豆ミートでポークチョップ
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※写真はイメージです。
ケチャップ風味の洋食「ポークチャップ」ではなく、アメリカでよく作られる「ポークチョップ」を紹介します。日本でたべられているものは、日本人好みに味付けされた日本独特のもので、ポークチャップも日本発祥なのです。
そして、実はポークチョップは料理の名前ではないのです!アメリカでは豚肉を使って作るステーキのことです。そのため、味付けはガーリックバターやお好きなスパイスでOK。そしてシンプルに塩と胡椒だけで作っても、意外とさっぱりして美味しいですよ。
【材料】
- 大豆ミートフィレ 戻しておく
- オリーブオイル 適量
- キャノーララオイル 適量
- ヴィーガンバター 適量
- ニンニク 2かけ 薄切り
- 小麦粉 適量
- カイエンペッパー 適量
- 黒コショウ 適量
【作り方】
- 小麦粉にカイエンペッパー、黒コショウをまぶし、戻した大豆ミートに軽くまぶしておく。
- フライパンにキャノーラオイルとヴィーガンバターを熱し、ニンニクを炒める。
- 大豆ミートをきつね色になるまで両面焼く。
2. 大豆ミートでシェパードパイ
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イギリス定番料理シェパードパイ。元々は残り物のラムシチューを使って作られる、残り物救済レシピです。本来なら羊肉作られるのですが、今は牛肉で作られることの方が多いようです。
これを大豆ミートで置き換えます。
玉ねぎや人参などの野菜で作ったソースの上にマッシュポテトを置き、オーブンで焦げ目がつくまで焼きあげるシェパードパイは、肌寒い日におすすめ料理です。ビールと合わせて、イギリスのパブにいる雰囲気を味わってみてください。
【材料】
- 戻した大豆ミートミンチ 500g
- ヴィーガンバター 大さじ8
- ジャガイモ 2個 一口大に切る
- 玉ねぎ 1個 みじん切り
- ミックスベジタブル 1.5カップ
- 野菜スープ 2カップ
- イギリス黒ビール 1カップ なければ赤ワインでも可
- ヴィーガンウスターソース 大さじ1
- ローリエ 1枚
- タイム、セージ 各小さじ1
- 塩、コショウ、適量
【作り方】
- オーブンを200度に温めておく。
- ジャガイモを茹でる。茹でている間、フライパンに大さじ4のバターを溶かし大豆ミートと玉ねぎを炒める。
- 玉ねぎの色が透き通ってきたら、ミックスベジタブルを加える。
- タイム、セージ、塩、コショウを加え1−2分炒める。
- 野菜スープ、黒ビール、ウスターソスとローリエを加え10分ほど煮込む。耐熱皿に入れておく。
- ジャガイモが茹で上がったら、フォークの背などで潰し、残りのヴィーガンバターを混ぜ合わせる。
- 耐熱皿に敷き詰めたフィリングの上にマッシュポテトを乗せる。オーブンに入れて焼き色がつくまで約15分焼く。
3. 大豆ミートでストロガノフ
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マッシュルームたっぷりストロガノフは、ボルシチと並んで有名なロシア料理ですよね。日本ではトマトソースやデミグラスソースを使うのが一般的ですが、ソースにサワークリームを使って作るのがロシア流です。
簡単にできるレシピなので、忙しい日の夕食におすすめレシピです。茹でたジャガイモや幅広パスタなどと一緒にどうぞ。
【材料】
- 戻した大豆ミートフィレ 150g そぎ切り
- マッシュルーム 1パック 薄切り
- タマネギ 半個 薄切り
- ニンニク ひとかけ みじん切り
- 野菜スープ 1/2カップ
- 植物性ミルク 1/2カップ
- 片栗粉 大さじ1.5
- ニュートリショナルイースト 大さじ1
- 塩 コショウ 適量
- キャノーラオイル 適量
【作り方】
- フライパンを熱しキャノーラオイルを温め、タマネギを炒める。
- タマネギがしんなりしてきたら、マッシュルームを加え入れ炒める。
- 大豆ミート、野菜スープとニュートリショナルイーストを入れ一煮立ちさせる。
- 植物性ミルクに片栗粉を入れよく混ぜ合わせ加える。とろみがついたら塩コショウで味を整える。
植物性ミルクはお好みのものでOKです!こちらを参考にしてください。
4. 大豆ミートでミートローフ
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ミートローフは欧州各国で食べられる欧州伝統料理。ゆで卵を入れたり、ハムで包んだり、甘いジャムと一緒に食べたりと、それぞれの国での食べ方があるようです。日本には明治時代に伝えられましたが、もともと肉を食べる習慣がなかったために、定着しなかったようです。
タマネギ、人参などミキサーで細かく切った野菜を入れても美味しいですよ。アメリカではマッシュポテトと食べるのが主流。
おもてなし料理にぴったりなミートローフ、簡単なので是非作ってみてください。
【材料】
- 戻した大豆ミートミンチ 400g
- パン粉 大さじ4
- ケチャップ 大さじ2
- ガーリックパウダー 小さじ1
- ヴィーガンウスターソース 小さじ1
- オニオンパウダー 小さじ1
- 塩 コショウ パセリ 適量
【作り方】
- オーブンを200度に温めておく。ボウルに全ての材料を入れてよく混ぜ合わせる。
- オーブンシートにクッキングシートを敷き、その上に形を整えたミートローフの種を置く。上にケチャップやお好きなBBQソースを塗る。オーブンに入れ中まで火が通るまで約30分焼く。
5. 大豆ミートでスウェーデン風ロールキャベツ
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北欧スウェーデン料理といえば、イケアでも食べれるミートボールですよね。しかし今回は、そのミートボールではなく「コールドルマ」と呼ばれる、スウェーデン風ロールキャベツを紹介します。
スウェーデンではロールキャベツは、18世紀から食べられている、とてもポピュラーな食べ物です。
スウェーデンのロールキャベツはお米を入れます。しかも、スープで煮るのではなく、オーブンで焼きます。そのやり方に沿って作ってみましょう。
【材料】
- 茹でたキャベツの葉 15枚
- お米(できればロンググレイン米) 75g
- 植物性ミルク 240ml
- キャノーラオイル 大さじ2
- 玉ねぎ 1個 みじん切り
- 戻した大豆ミートミンチ 300g
- タイム 小さじ0.5
- 塩 コショウ 適量
- 野菜スープ 適量
- ヴィーガンハニー 大さじ3
【作り方】
- オーブンを390度に温めておく。
- お米を植物性ミルクで炊いておく。
- 玉ねぎをオイルで透き通るまで炒める。
- 炊いたお米、玉ねぎと残りの材料を全部ボウルに入れ混ぜ合わせる。
- 用意しておいたキャベツの葉に包む。
- ロールキャベツを耐熱皿に並べ、野菜スープをロールキャベツの半分の高さまで入れる。
- ヴィーガンハニーを表面に塗りオーブンに入れる。
- 表面に焼き色がつくまで約45分焼く。
(参考:swedishfood)
6. 大豆ミートでムサカ
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ムサカは、ナスとミートソースそしてホワイトソースを重ねて焼く、ギリシャの代表的な家庭料理です。実は、ギリシャだけではなく、東地中海沿岸地方全体でよく食べられている家庭料理なのです。
今回はホワイトソースを使わない、トルコバージョンのムサカを紹介します。
クスクスやロンググレイン米などと共に、ヴィーガンヨーグルトを添えて食べてみてください。ギリシャ風ムサカよりもさっぱりしていて、美味しいですよ。
【材料】
- トマトペースト 大さじ2
- お湯 500ml
- オリーブオイル 大さじ5
- じゃがいも 3個 大きめに切る
- ナス 4個 縦に1.5cmの厚さに切る
- 戻した大豆ミートミンチ 500g
- 玉ねぎ 3個 みじん切り
- ニンニク 3かけ みじん切り
- 塩 コショウ 適量
- 鷹の爪 小さじ1
- パプリカ 小さじ0.5
- バルサミコ酢 大さじ2
- 乾燥ミント 大さじ1
- 缶トマト 1個 小さく切っておく
- パセリ 大さじ4 みじん切り
- トマト 2個 輪切り
- 玉ねぎ 1個 薄切り
- ピーマン 2個 薄切り
【作り方】
- オーブンを400度に温める。トマトペーストとお湯を混ぜ合わせる。
- 大きめの耐熱皿にオリーブオイル大さじ3を塗り、じゃがいもとナスをオイルになじませるように並べる。
- 35-40 分オーブンで焼く。
- フライパンに残りのオリーブオイルを熱し、大豆ミートと玉ねぎを炒める。
- ニンニクを加え香りが出てきたら、鷹の爪、パプリカ、ミントを加える。
- バルサミコ酢を加えた後、小さく切ったトマトを加え入れる。
- 火が通ったらパセリを加える。
- ナスとじゃがいもをオーブンから取り出し、大豆ミートソースをのせ、トマトペーストソースをかける。
- その上にトマト、玉ねぎ、ピーマンをのせオリーブオイルを少しふりかける。
- さらに25-30分オーブンに戻し入れ焼く。
(参考:melizskitchen)
7. 大豆ミートでイギリス風カレー
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カレー粉発祥の地イギリス。イギリスでもカレーは日本同様の国民食です。もちろん、インドのカレーとは違い、どちらかといえば、日本のカレーに似たカレー料理を過程で食べます。
日本のカレーとは違い、野菜はあまり入らないのが特徴なイギリス風カレー。このレシピはイギリス風ティカマサラです。ターメリック・クミンなどの香辛料が手に入らなければ、カレー粉を使っても大丈夫です。
【材料】
- 戻した大豆ミートブロック 300g
- 生姜 1かけ みじん切り
- ニンニク 1かけ みじん切り
- 塩・コショウ 適量
- コリアンダー 大さじ3
- ライムジュース ライム1個から
- なたね油 大さじ3
- 赤玉ねぎ 1個 みじん切り
- 鷹の爪 小さじ1
- ターメリック 小さじ1
- クミン 小さじ1
- ココナッツミルク 1缶
- トマトピューレ 大さじ1
【作り方】
- ボウルに生姜、ニンニク、塩、コショウ、コリアンダー、ライムジュースを混ぜ、大豆ミートを入れ30分浸けておく。
- 鍋に油を入れ熱し、大豆ミートに両面焦げ目がつくまで焼き、お皿に取り出しておく。
- 同じ鍋に油を入れ玉ねぎが透き通るまで炒める。
- ターメリック、クミンを加え1−2分炒める。
- ココナッツミルクを加え、ターメリック、クミンが馴染むまで5分煮る。
- 大豆ミートを鍋に戻し5分ほど煮た後、トマトペーストを加え入れる。
(参考:thespruceeats)
8. 大豆ミートでBBQ串焼き
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アメリカの家庭で楽しむ人気料理といえばBBQ。
夏だけではなく、冬でもビールを片手に、アメリカのお父さんたちはダウンを着込み、外でグリルをします。串焼きだと、一度にお肉と野菜を料理できるので、手軽にできると人気の料理です。
お肉はもちろん大豆ミートで代用してくださいね。グリルの無い方は、オーブンを170度に温めて20−30分焼いてください。
【材料】
- 戻した大豆ミートブロック
- お好きな野菜
- お好きなソース
【作り方】
- 戻した大豆ミートをお好きなソースに浸けておく。
- 味がしみた大豆ミートと野菜を串に刺す。
- オリーブオイルに塗ってグリルで焼く。
まとめ
いかがでしたでしょうか?欧米の家庭料理を、大豆ミートに置き換えたヴィーガンレシピを紹介しました。
大豆ミートの食感はほとんどお肉と変わらず、そして、いろいろな料理の味付けにも対応できる万能食材なので、毎日食べても飽きることなく食べれます。
大豆ミートを使っていろいろな国のレシピに挑戦して、レシピのバリエーションを広げてくださいね。
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