食品添加物と動物実験、人体への影響を徹底解説(ヴィーガンの観点あり)

食品添加物と動物実験、人体への影響を徹底解説(ヴィーガンの観点あり)

ヴィーガンが食品添加物を避ける理由は、健康のためだけではありません!実は、食品添加物開発の裏には悲しい事実もあるのです。ヴィーガンが添加物を避けるもう一つの理由を徹底解説。

ハッピーキヌア編集部
2021年03月26日
食品添加物と動物実験、人体への影響を徹底解説(ヴィーガンの観点あり)

食品添加物の使用目的

  • 食品を製造または加工時に必要。
  • 食品の形成、独特の食感を持たせるため。
  • 着色したり、脱色したりし、食品の見た目を良くするため。
  • 食品に甘味や酸味あるいは香りなどを加え、味と香りを良くするため。
  • 食品の腐敗や油脂成分の酸化を防ぎ、品質を保つため。
  • 食品の栄養価を補うため。

 

以上のように、食品添加物は、食品の保存や品質を向上させる目的で使用されています。

添加物を使用する目的は分かりましたが、その一方で、添加物の使用が疑問視されているのも事実です。

 

そこで、食品添加物のデメリットを次にご紹介します。

 

食品添加物のデメリット

まず、特にヴィーガンにとっては、添加物の安全性の確認のために「動物実験」が行われている事は大きなデメリットとなります。

 

その他にも、食品添加物のデメリットはありますので、以下にご紹介します。

 

  • 食品添加物を使用することで、品質や味などが安定するため、本来の甘さや辛さなどへの味覚が鈍り、砂糖や塩分、油分などを過剰に摂取してしまう可能性があります。
  • 食品添加物の使用が認められているものは、基本的に安全性と有効性が認められたものとなりますが、実際には健康を害したり、病気の原因となる可能性のものもあると言われています。
  • 保存効果に依存し過ぎると、製造や流通、販売等の衛生管理がおろそかになる可能性があります。
  • 日本では認められている食品添加物でも、海外では使用が禁止されている食品添加物もあります。

 

上記で「海外では使用が禁止されている食品添加物」もありますので、その一例を以下にご紹介します。

 

海外では使用が禁止されている食品添加物

【食用赤色2号(別名:アマランス)】

日本における使用状況

①用途:菓子、清涼飲料水、冷菓などの着色(着色料)

②使用基準:以下のものに使用してはならない。

カステラ、きなこ、魚肉漬物、鯨肉漬物、こんぶ類、しょう油、食肉、食肉漬物、スポンジケーキ、鮮魚介類(鯨肉を含む)、茶、のり類、マーマレード、豆類、みそ、めん類(ワンタンを含む)、野菜及びわかめ類

 

欧米の状況

米国:使用禁止

米国において発がん性を疑う試験結果が得られたことから、FD & C Red No.2及び当色素添加物を含有するすべての混合物について、発行済の認可証は、昭和51(1976)年1月28日以降は取り消され失効している。

また、当期日以降に当色素添加物を食品、医薬品、化粧品の製造に使用すれば、不純物混和品とみなされる。

 

EU:使用可能

ただし、使用基準が設定されている

 

Cancer Research UKによりますと、加工肉の鮮度を維持するためや、防腐のために使用される、硝酸塩と亜硝酸塩も大腸がんのリスク増加に関連しているとされます。

詳しくは「ヴィーガンと健康|WHOも認める赤肉摂取とがんリスクの関係について解説」の記事も参考にしてください。

 

【臭素酸カリウム】

日本における状況

①用途:製造用剤(小麦粉改良剤)

②使用基準:臭素酸カリウムは、パン(小麦粉を原料として使用するものに限る。)以外の食品に使用してはならない。臭素酸カリウムの使用量は、臭素酸として、小麦粉1kgにつき0.030g以下でなければならない。

また、使用した臭素酸カリウムについては、最終食品の完成前に臭素酸カリウムを分解又は除去しなければならない。

 

欧米の状況

米国:使用可能

米国では、臭素酸カリウムは昭和33(1958)年の連邦食品医薬品化粧品法改正による食品添加物改正法制定以前から、パン生地調製剤及び小麦粉改良剤として使用が認められている既認可物質であり、使用時50ppm以下との許容量が設定されている。

FDAは、パン中臭素酸残存量の安全レベルを20ppb以下と評価しており、この値を超えないよう残留臭素酸のモニタリングが行われている。

また、残留臭素酸の確認のため、パン中残留臭素酸の高感度分析法の開発を進めている。

 

EU:使用禁止

英国では、平成元(1989)年に市販パンの調査を実施した結果、臭素酸の残留が確認されたこと等から、最終食品に残留しないという確証が得られないとして、平成2(1990)年4月に臭素酸カリウムの小麦粉改良剤としての使用を禁止している

EUにおいても、臭素酸カリウムの食品添加物としての使用は認められていない。

(出典:日本食品化学研究振興財団 「薬事・食品衛生審議会資料」

 

以上のように、国により違いがあり、世界各国が共通の規格に従う事は出来ない点は疑問ですが、その点に関して、厚生労働省は以下のように述べています。

 

「食品添加物の規格や基準は、食品の安全性を確保しつつ、国際間で整合性のある規制が行われるよう、取り組みがなされています。

食品添加物の国際的な基準等は、国連食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)の合同食品規格委員会(コーデックス委員会)食品添加物部会で検討されています。

 

また、食品添加物の安全性について国際的な評価を行うため、国連食糧農業機関/世界保健機関合同食品添加物専門家会議(通称:JECFA) が設置されています。

日本での食品添加物の品質の規格や使用量の基準は、このような国際的な規格や基準にできるだけ沿うように定めていますが、一方で日本と諸外国ではこれまでの長い食生活や制度の違いなどにより、添加物の定義、対象食品の範囲、使用可能な量などが異なっていることから、単純に比較することはできません。」

(引用:厚生労働省「よくある質問」

 

上記にあるように、世界各国が共通の規格に従う事は、「日本と諸外国ではこれまでの長い食生活や制度の違いなどにより、添加物の定義、対象食品の範囲、使用可能な量などが異なっている」点から難しいのが現状のようです。

そのため、個人で食品添加物に注意し、食の安全を守ることは大切となります。

全ての添加物を避けるのは難しい場合もありますが、なるべく自然に近い食品を購入するようにしましょう。原材料表示をしっかりとチェックし、疑問な場合はお店の方に尋ねるなどして、納得の上で商品を選ぶことは大切です。

 

また、加工食品やレトルト食品の購入、また外食する事で、知らぬ間に添加物を摂ってしまう可能性は避けられません。そのため、一から自分でお料理することが一番安全で、安心できると思います。

 

ただ、食材の購入に気を付ける必要があります。なるべくシンプルな原材料であるものを購入しましょう。

ハッピーキヌアセレクトショップでも無添加・オーガニック食品などを購入可能です。是非チェックしてみてくださいね。

 

まとめ

 

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食品添加物の開発の裏では、大変悲しい事に多くの動物たちが犠牲になっています。

また、食品添加物自体も、その種類によっては健康への影響を及ぼすものもあり、出来る限り避け、なるべく自然に近くシンプルな食品を選ぶことは大切です。

 

自分の健康のためでなく、食品添加物の安全性確認のために行われている動物実験に反対することにも繋がると言えるのではないでしょうか。

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