ヴィーガンは花粉症対策に効果的あり?その実態を徹底解説

ヴィーガンは花粉症対策に効果的あり?その実態を徹底解説

つらい花粉症はヴィーガンの食生活で改善できる?その実態を徹底解説。症状を緩和するおすすめの食べ物・控えた方がよい食べ物についてもご紹介します。

ハッピーキヌア編集部
2021年03月04日
ヴィーガンは花粉症対策に効果的あり?その実態を徹底解説

牛乳アレルギーと花粉症

イギリスの 「Viva」は、 1994年に設立された、動物保護を主体に、ヴィーガンになることへの活動などを行っているイギリスの慈善団体です。

こちらのサイトにある記事を要約して以下にご紹介します。

 

牛乳アレルギーは、100人中2~7人の赤ちゃんに影響を与える最も一般的な小児期の食物アレルギーの1つです。

症状には、皮膚反応(唇や顔、目の周りの赤い、かゆみを伴う発疹や腫れ)・胃痛・嘔吐・疝痛・下痢・便秘などの消化器系の問題、鼻水や鼻づまり、湿疹などの花粉症のような症状から、突然起こるより重篤な反応(アナフィラキシー)までがあります。

牛乳アレルギーは、他のアレルギー反応と関連しているため、花粉症の症状に対抗するためには、乳製品をすべて避けることを検討するのが賢明かもしれません。

牛乳アレルギーの確実な治療法は、牛のミルクや乳製品をすべて避けることだけです。

また、パン・加工シリアル・インスタントスープ・マーガリン・サラダドレッシング・お菓子・ケーキミックス、さらにはポテトチップスなどに一般的に使用されている牛乳の隠された成分も避ける必要があります。

牛乳の代わりに、カルシウムが豊富な大豆・米・オート麦のミルクを使用できます。

(出典:viva「Cow’s milk allergy」

 

牛乳アレルギーは、他のアレルギー反応と関連しているため、花粉症の対策として牛乳の代わりに植物性ミルクを試すのも良いかもしれませんね。

詳しくは、以下の記事も参考にしてください。
牛乳などの乳製品を控えることで健康に?その理由と代替品をご紹介

また、乳製品を控えるために、「植物性ミルクでつくるヴィーガンヨーグルトのレシピ」も参考にしてください。
【レシピ】お家で作れる!ヴィーガンヨーグルトのレシピ7選

 

同じ「Viva」のサイトから、「湿疹・喘息・花粉症」に関する興味深い記事もありますので、要約して以下にご紹介します。

 

湿疹・喘息・花粉症と食事

イギリス人の12人に1人が喘息、子供の5分の1が湿疹、大人の12人に1人が湿疹、そして4分の1の人が花粉症です。

すべてのアレルギーは増加傾向にあり、花粉症は過去20年間で倍増しています。

 

その理由には様々な説があり、それぞれの症状に共通しています。

その理由の一つに「衛生仮説」や「うるさい親症候群」と呼ばれるものがあります。親が赤ちゃんの衛生にこだわり過ぎると、子どもが成長する過程において細菌と戦う力が弱まります。

私たちの免疫システムが成熟する機会を得られないため、花粉症の場合は花粉、喘息患者や湿疹患者の場合はホコリや猫の唾液などの「アレルゲン」に対して過剰な反応を起こし、有害な侵入者と勘違いしてしまうのです。

 

また、地球温暖化も花粉症の原因の1つで、今では3月、4月にまで木の花粉で始まる季節が拡大し、5月、6月には草花粉が飛来します。

花粉の粒に含まれるたんぱく質が洗い流されると、汚染された空気中の粒子に付着して吸い込むという説もあります。

ニュージーランドの農村部などで行われた喘息の研究では、大都市の中心部に住んでいても、郊外に住んでいても、子供たちは喘息を発症する可能性が同じであることが示唆されています。

 

国際的な研究では、イギリスを含む豊かな国の子供たちは、貧しい国の子供たちよりもアレルギーに苦しむ可能性が高いことがわかりました。

 

その理由は主に2つあります。

第一に、私たちが豊かになればなるほど、家の断熱性が向上し、ダニが繁殖するのに最適な場所を提供しています。

また、快適な家の中をテレビやガジェット、コンピュータゲームで満たす余裕があるため、ダニやカビと一緒に室内で過ごす時間が長くなっています。

 

第二に、皮肉なことに、私たちが豊かになるにつれて、より多くの子供たちが栄養失調になっています。

2000年6月には、イギリスで4歳から18歳までの若者の食生活を調査した全国的な食事と栄養に関する調査が発表されました。

それによると、子供たちの約80%が、白いパン、風味豊かなスナック、ビスケット、チップス、チョコレート菓子を食べていました。

また、60~75%の子供たちは、調査週の間に、柑橘系の果物や葉物の緑黄色野菜を食べていませんでした。

このように、食事の質が低下すると、免疫システムが正常に発達せず、アレルギーを招く原因となります。

 

私たちをアレルギーから守る食品

アレルギーの引き金となる食品もあれば、私たちを守ってくれる食品もあることが知られています。

大まかに言えば、アレルギー反応を引き起こす最大の食品は牛乳です。

湿疹を持つ子供のほぼ3分の1では、食品が引き金になる可能性があり、10%では、それが主な引き金となっています。

湿疹に関連する最も一般的な食品は、牛乳と卵であり、少ない食品は、魚・大豆・小麦・ナッツ類でです。(National Eczema Society)

 

食品の中には、アレルギーを防ぐのに役立つものもあります。

例えば、オランダの研究では、果物や野菜を最も多く食べている人が最も健康的な肺機能を持っていたことが示されています。

ビタミンC(新鮮な果物や野菜から)E(ナッツや種子、アボカド、トマト、全粒粉などから)も喘息を持つ人々の肺の炎症反応の重症度を軽減するのに役立つと考えられています。

高レベルの栄養素を含む食事はまた、免疫システムを向上させ、風邪やインフルエンザ(どちらも一般的な喘息の引き金となる)を追い払うのに役立ちます 。(Asthma UK

 

研究では、湿疹のある子供にオメガ3が豊富なオイルをこすりつけると、症状が緩和されることが示されています。オメガ3が豊富な食事を摂ることもそうです。

これらは、亜麻仁・菜種・大豆の油・ナッツ(特にクルミ)・葉物野菜に含まれる優れた脂肪です。これらの脂肪は皮膚の細胞膜に取り込まれ、潤いを保つのに役立ちます。

 

食生活がアレルギーに影響を与えるもう1つの例は、フィンランドの研究でもあります。

この研究では、母乳育児中の母親の食事が動物性脂肪が多く、オメガ3が少ない場合、赤ちゃんが湿疹を発症するリスクが高まることが示されています。

 

現在、イギリスではアレルギーが非常に一般的であるため、王立内科医協会はアレルギーを流行と呼んでいます。

強力な遺伝的要素も関係していますが、攻撃の可能性を最小限に抑えるために、健康と免疫システムを高めることが不可欠です。

つまり、果物・野菜・ナッツ・種子・全粒穀物・オメガ3が豊富な健康的なヴィーガン食にする事です。

(出典:viva「Eczema, asthma, hayfever and diet」

 

湿疹・喘息・花粉症と、根本的な体の変化は非常によく似ています。

これらはすべて、通常は無害な物質に対して免疫系が反応するアレルギー反応に起因しています。

花粉症は、花粉に対してヒトの体が起こすアレルギー反応であるため、症状を抑えるために健康と免疫システムを高めることが大切です。

そのため、上記で言われるように、乳製品や卵は避け、プラントベースのヴィーガンの食生活に切り替える事は、花粉症を抑える上で意味のあることだと言えるでしょう。

 

プラントベースの食品で、「花粉症の抑制効果が確認された食品」もありますので、次にご紹介します。

人気のヴィーガンレザーMatt and Natが最安最速のお届けで買える公式ページはこちら

初回最大15%オフになるiHerbリンクはこちら

Amazonで買えるおすすめヴィーガン商品はこちら

楽天で買えるおすすめヴィーガン商品はこちら

おすすめヴィーガンレザー商品はこちら ソイミート7種の実食レビュー記事はこちら

LINE

Facebook