最近話題のWellness(ウェルネス)とは?海外トレンドを交えて詳細を徹底解説
心身共に健康な状態の「ウェルネス」が求められている昨今。でも具体的にはどんなことなのでしょうか?国内外の取り組みやサービスを合わせて解説していきます。
でも本来の意味は、あまり浸透していないように思います。
健康的な意味合いのもの?というような、曖昧な解釈をしている方が大多数かもしれません。
ただ、それだけの意味ではなく、もっと大きな解釈が必要となります。
そしてこのウェルネスの考えは、人生80年時代から100年時代へと変わった現代に必要不可欠になっていきます。
今回はそんなウェルネスについて、徹底解説していきます。
Wellness(ウェルネス)とは?
ウェルネスとは直訳すると「健康、積極的に心身を健康維持して増進を図ろうとする生活態度、行動」という言葉です。
冒頭でもお伝えしたように、健康的な意味合いであることに違いはありません。
ポイントは心身共に、ということです。
健康を身体の側面だけでなく、より広義に総合的に促えた観念で、米国のハルバート・ダン医師が『輝くように生き生きしている状態(1961)』と提唱したのが最初の定義です。
その後、世界中の研究者らがウェルネスの解釈と追定義を重ね、人種、民族、国家、性別、性的指向、宗教、言語の違い、見地などからの様々な解釈があります。
また、社会情勢、時代によって人々のライフスタイルと価値観も変容していくなかでその概念も変化しています。
ウェルネスにはわかりやすく7つの指標があります。
- 感情
感情は、生活のなかで非常に左右されやすいものです。ストレス社会と言われている近年、どのように感情をコントロールするかは重要と言えます。感情の度合いを上手くできるかどうかは、脳卒中や心臓病の予防にも影響を与えるとも言われています。 - 知性・認知能力
趣味や興味のあることは、創造性や知的好奇心をくすぐられるものです。例えば映画や旅行、絵画を見たり描いたりすることも当てはまります。これらは、精神面や口内環境や食事などの生活習慣に影響を与えると考えられています。 - 身体の能力
自立した生活を送るうえで身体は資本となりますね。健康であることに加え、病気にならない予防や早期発見なども必要になっていきます、十分な睡眠や休息、栄養、アルコールの量や禁煙など、身体の負担にならないことを考え、健康診断なども活用していくことが挙げられます。 - 職業性
やりがいや目標を持って仕事をすることは、生活の質を上げることになります。失敗しても成功しても、自分自身が主体となって行動したことに満足感が得られるからです。人生の満足度が高い人はど長生きするという研究データもあるほどです。実際の仕事以外に、ボランティアや得意分野に講師なども対象になるでしょう。 - 社会性
社会に出て得られる大きなものは情報です。そして情報をもたらしてくれるのは、家族や友人、仕事仲間などが挙げられます。対人関係が少ないと情報も少なく孤立しやすいです。糖尿病や高血圧など、病気にリスクが高まる研究データもあります。 - 精神
健康であることに実感を持つことが精神を安定させます。例えば、ヨガや太極拳などは精神を鍛えられる良い運動でしょう。自分と向き合う瞑想をして体を動かすことは、精神を集中させ、さらには安定しやすくさせます。高血圧や認知能力の改善になども良いとされ、特にアメリカでは精神による健康への影響が意識されています。 - 環境
自分自身の生活や職場に対人関係、そして社会の経済状況も含めた環境について。これらの環境のなかで、ストレスを感じることが多ければウェルネスにはなりえません。自分にあった環境を見出し、作り上げることは非常に大事なことです。過度なストレスは高血圧やうつ病などに繋がりやすくなります。
ウェルネスに似た考え方いついて、ハッピーキヌアヴィーガンメディアで取り上げています。
こちらからご覧いただけるので、是非参考にしてみてください。
また、ウェルネスと同様に健康な状態をと表される「ウェルビーイング」についてはこちらの記事からご覧いただけます。