海外セレブたちの投資は一般的になっている昨今。プロのアスリート、俳優、モデル、ミュージシャンなどの、世界で活躍する大スターたちは、巨額の投資を通じ、様々な企業を支援しています。
そんな彼らが注目しているのは、ゼロウェイストを始めとする、環境問題に取り組んでいる企業。
食・美容・ファッション・ハイテクブランドなど、様々な分野の企業がサステナブルさを兼ね揃え、世界に発信している現代。それをファローする人たちが増えているのは、とても良い流れと言えます。
本記事では、ゼロウェイストの説明から、海外セレブたちのゼロウェイストを取り組む企業をご紹介いたします。
「ゼロウェイスト」とは?
ゼロウェイストとは、無駄や浪費を見直して、ゴミを出さないようにする取り組みのことを指します。
大量生産、大量消費の現代では、快適さを享受する一方、たくさんの無駄に溢れ、ゴミ処理の問題を抱えています。
中でも、プラスチックゴミの量は深刻な問題となっており、脱プラというプラスチックを減らす活動 も世で叫ばれるようになりました。
参考:プラスチックゴミ問題の詳細はこちらの記事をご覧ください。
ゼロウェイストを考える際に忘れてはならないのは、「モノを大切に使う」という、その気持ち。
「ゴミを出さない」というと難く感じてしまいがちですが、「モノを大切に使う」行動に焦点を充てると、我慢ではないサステナブルな世界が見えるかもしれません。
ゼロウェイストへ投資する海外セレブたち。
世界的人気を誇る海外セレブたちが選ぶ投資先は、ずばり資源を無駄にしていない企業。
ゼロウェイストを始めとする「地球環境に優しい」取り組みを行うスタートアップ企業へ、投資・サポートをしている海外セレブ7人をご紹介します。
Beyoncé (ビヨンセ)
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グラミー賞を受賞した歌手であるビヨンセ。彼女は、2016年に飲料会社のWTRMLN WTRに投資しました。
このブランドは、食品業界が店舗で販売するには「醜い」と見なしている廃棄スイカから、コールドプレスジュースを作成しています。
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訳あり品に新しい命を吹き込む、ゼロウェイストの素晴らしい精神です。
Jay-Z(ジェイ・Z)
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ヒップホップアーティストであり起業家の一面を持ち合わせているジェイ・Z。
ジェイ・Zは、植物ベースの食品に深く関わっており、インポッシブルフーズを含む無数のヴィーガンブランドに投資をしています。

動物性の肉の代わりに、代替肉を消費することは、温室効果ガスを90%カットできる他、畜産に必要な水を削減でき、水不足の問題を軽減することが出来ます。
これは、ゼロウェイストの考えである、無駄をなくす活動に繋がります。
参考:インポッシブルフーズについては、ハッピーキヌアの過去の記事で詳しくご紹介しています。
【ヴィーガン・プラントベース】国内外で代替肉を販売している大手企業5選まとめ
Zooey Deschanel(ズーイー・デシャネル)
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俳優のズーイーは、Lettuce Grow(レタス・グロー)と共同設立し、家庭菜園を推進させる取り組みを行っています。
その名はザ・ファームスタンド。

自給自足の水耕栽培システムは、アップサイクルされたプラスチックで作られ、従来の庭よりも95%少ない水で栽培する事が出来ます。
Ashton Kutcher(アシュトン・カッチャー)
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俳優のアシュトンは、竹から持続可能な製品を製造する会社、CloudPaper(クラウドペーパー)へ投資をしています。
木材を使わないトイレットペーパーとペーパータオルを制作するサステナブルな企業です。

クラウドペーパーが生み出すトイレットペーパーは、100%竹から出来ています。
Gina Rodriguez(ジーナ・ロドリゲス)
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女優であるジーナは、プラスチックなどのリサイクル品および、アップサイクルされた素材を利用した、ヴィーガンブラ、水着を製造する持続可能なランジェリーブランドNajaの設立者の一人です。
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サステナブルなランジェリーブランドNajaには、デザイン性が高く、美しい商品がずらりと並んでいます。
Rihanna(リアーナ)
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グラミー賞受賞者である、シンガーソングライター・モデル・女優であるリアーナ。
ビリオネアの地位を獲得している彼女は、慈善団体クラララ・ライオネル財団を通じて、地球温暖化の緩和に取り組んでいるグループに1,500万ドル(約17億円)を誓約しました。
このクララ・ライオネル団体は、2012年にリアーナ自身が立ち上げたチャリティー団体です。
またリアーナは、ビーガンクッキーブランドのPartakeFoodsにも投資しています。
Leonardo DiCaprio (レオナルド・ディカプリオ)
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そして、海外セレブ投資家として、世界でも有名なレオナルドディカプリオ。
環境保護主義者であるディカプリオは、「レオナルド・ディカプリオ財団」を1998年に立ち上げ、陸域、海域、生物種の保全、および、気候変動の緩和と災害救援への取り組みを支援しています。
そんな環境問題に真っ向から取り組む姿勢を貫く、ディカプリオは、Beyond Meat(ビヨンドミート)への投資・サポートをはじめ、研究所でダイアモンドを作る、ダイヤモンド会社であるDiamond Foundry(ダイヤモンドファウンドリー)などの、多くの持続可能なスタートアップ企業に投資をしています。
参考:レオナルドディカプリオの活動については、過去の記事にて詳しくご紹介しています。
まとめ
ゼロウェイストという言葉に馴染みのある方でも、目に新しい、海外の企業には驚きもあったのではないでしょうか。
企業や、影響力の持つ著名人が、こうした環境に優しい活動を公に世に発信することにより、新たに環境問題に関心が寄せられる良い機会になります。
本記事では、企業への投資・または起業をして、ゼロウェイストを推進させているセレブたちをご紹介しましたが、ゼロウェイストは、企業などが行う大規模な活動だけではありません。
個人間で行える、ゴミを減らすよう意識した行動も全て「ゼロウェイスト」と呼べます。
例えば、
- 食材を腐らすことなく、消費。
- リサイクルの分別をしっかり行う。
- マイバッグ・マイ容器を持参。
- 不要のものを、誰かに譲る。(フリマサービスなどの利用も)
- 購入する前に、本当に必要かを考える。
これらの何気ない日常のアクションも、立派なゼロウェイスト。
皆さんも出来るところから、ゼロウェイストを始めてみてはいかがでしょうか。
出典:ゼロウェイストとは・意味
ゼロ・ウェイストタウン上勝 | 上勝町ゼロ・ウェイストポータルサイト ZERO WASTE TOWN Kamikatsu | ZERO WASTE TOWN Kamikatsu