全米ケンタッキーでヴィーガンチキンが食べられる!大好評につき、4000店舗展開へ
アメリカのケンタッキーフライドチキンで、植物由来の代替肉からつくられた「ビヨンド・フライドチキン」の数量限定販売が開始されました。動物性の原料を一切使わずに、大豆やエンドウ豆などを原料につくられたヴィーガンフライドチキンを、皆さんにご紹介させていただきます。
代替肉の需要とメリットとは
近年、環境問題や健康・ダイエット志向などから、若い世代を中心に代替肉の需要が急速に高まっています。
動物由来の成分を一切使用せずにつくられたプラントベースの代替肉を食べることで、一体どのようなメリットが得られるのでしょうか。
1. 健康に良い
代替肉は、植物性たんぱく質を使ってつくられていることが多いため「高たんぱく低カロリーなヘルシー食品」です。
さらに、日本人が植物性のたんぱく質を積極的に摂取することにより、心臓病(新血管疾患)による死亡リスクの低下につながる可能性が高いことが、慶應義塾大学の公衆衛生学の研究でも分かっています。
植物性のたんぱく質が豊富に含まれているプラントベースの代替肉は、動物性の食品を一切摂取しないヴィーガンや、菜食主義のベジタリアンのみなさんに、とくにおすすめしたい食品です。
2. 環境に良い
家畜を育てるためには、水やエネルギーなど、たくさんの資源が必要ですし、水質や土壌などの環境汚染や、生態系への影響も懸念されます。
植物由来の代替肉をつくる場合、食肉の生産過程と比べ、約9割の温室効果ガスの排出を削減することが可能です。
私たちが、週に1度でも食肉のかわりに代替肉を食べることにより、持続可能な未来の地球環境へ貢献することができるのではないでしょうか。
3. ヴィーガンの方でも食べられる
動物由来の食品を一切摂取しないヴィーガンの方たちの中には、もともとはお肉を食べていたという方も多いのではないでしょうか。
環境問題や健康への配慮、動物愛護など、ヴィーガンになったきっかけは人それぞれ違うと思いますが、もともとお肉が好きで、無性に食べたくなることもあると思います。
代替肉は、まさにそのような人たちのために開発されたフェイクミートで、肉の成分を一切使わずに、植物をベースにつくられています。
とくに、ビヨンドチキンやインポッシブルバーガーは、見た目や味も本物の肉に近いため、肉を食べるのを我慢せず、食事の際に満足感が得られることが、代替肉の一番のうれしいメリットといえそうです。
まとめ
近年、人々のエシカル意識の高まりからベジタリアンやヴィーガンの方たちが増加し、食肉のかわりに大豆などを使ってつくられる代替肉産業への注目が集まっています。
今回、アメリカ全土のケンタッキーで発売されたビヨンド・フライドチキンは、本物の鶏肉の代わりに、エンドウ豆など植物由来の代替肉を使ってつくられた、見た目も味も本物の鶏肉に近いヴィーガンチキンです。
私たちが、本物の鶏肉の代わりにヴィーガンのフライドチキンを食べることで、鶏の命を奪わず、健康や、自然環境を守ることにもつながっていくのではないでしょうか。
日本のケンタッキーでも、ビヨンドフライドチキンが販売される日が来ると良いですね。
ハッピーキヌアヴィーガンメディアのこちらの記事も、ぜひご参考になさってください。