今さら聞けない「SDGs」とは|ヴィーガン必見のエシカルなトレンドを解説

国連の持続可能な開発目標であるSDGsについて徹底解説!ヴィーガンはSDGsにどう貢献している?その深い関係についても詳しくご紹介します。ヴィーガンでなくとも、普段の生活の中でSDGsに取り組めることは多くあります。個人が意識して取り組み、地球温暖化問題や紛争などの解決を目指し、明るい未来を作り上げていきませんか。

最近、耳にすることも多くなった、「SDGs」。

テレビのニュース、また、SDGsのシンポジウムやイベント告知など、街中で目にする機会も増えていますが、「SDGsって何なの?」と、その内容を知らない方も多いのではないでしょうか。

 

実は、この「SDGs」は、ヴィーガンとの関りも深く、ヴィーガンを実践する事で貢献できるエシカルなトレンドでもあるのです。

そこで今回は、SDGsを解説し、ヴィーガンとの関係についても詳しくご紹介します。

 

SDGsとは?

 

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SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略称であり、「持続可能な開発目標」と訳されます。

また、「エス・ディー・ジーズ」と読まれます。

 

SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた、国際社会共通の目標です。

このサミットでは、長期的な開発の指針として、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、この文書の中核を成す「持続可能な開発目標」がSDGsとなります。

 

それでは、SDGsに掲げられている「持続可能な開発」とは、どのような開発なのでしょうか?

 

国際連合広報センターによると、「持続可能な開発」が下記のように定義されています。

将来の世代がそのニーズを満たせる能力を損なうことなしに、現在のニーズを満たす開発

つまり、現在の人々の生活によって、未来における地球環境や人々が生活を営むが社会、そして、経済を破壊すような開発をしてはならないという事になります。

 

持続可能な開発を実現するには、地球上に住む全ての人々が協力し、この目標に向き合い、持続的に行動していくことがとても大切です。

また、2030年までに目標を達成するには、社会・経済・環境の3つの核となる要素を重要視していく必要もあります。

 

SDGsは、17のグローバル目標、そして、それぞれの目標に設定された、169の具体的なターゲットから構成されます。

それでは、「持続可能な開発目標」とは具体的にどのようなものなのか、17のグローバル目標を以下にご紹介します。

 

17のSDGs(持続可能な開発目標)

①貧困をなくそう

②飢餓をゼロに

③すべての人に健康と福祉を

④質の高い教育をみんなに

⑤ジェンダー平等を実現しよう

⑥安全な水とトイレを世界中に

⑦エネルギーをみんなに そしてクリーンに

⑧働きがいも経済成長も

⑨産業と技術革新の基盤をつくろう

⑩人や国の不平等をなくそう

⑪住み続けられるまちづくりを

⑫つくる責任 つかう責任

⑬気候変動に具体的な対策を

⑭海の豊かさを守ろう

⑮陸の豊かさも守ろう

⑯平和と公正をすべての人に

⑰パートナーシップで目標を達成しよう

 

多くの目標を見ると、一見大変そうに見え、「個人で何が出来るの?」と思われるかもしれませんが、SDGsを意識して生活することにより、目標実現への貢献となり、生活の質も向上することだと思います。

また、もしあなたが「ヴィーガン」でしたら、既にSDGsの目標のいくつかに貢献しています!

 

そこで、ヴィーガンであることで、SDGsのどの目標に貢献しているのかを解説しますが、その前に、ヴィーガンについても簡単にご紹介します。

 

ヴィーガンとは?

 

ヴィーガンとは、動物性の食品を一切摂取しない、「完全菜食主義」のことです

この、「ヴィーガン」という用語は、1944年にイギリスのヴィーガン協会(The Vegan Society)が創設された際に命名されました。

 

ヴィーガンの定義は以下のようになっています。

「ヴィーガンとは、食物や衣類、またはその他の目的のために動物を虐げるあらゆる形態を、可能な限り、実行可能な範囲で排除しようとする哲学および生き方です。

ひいては、動物や人間、環境の利益のために、動物を含まない代替品の開発と使用を促進します。

食事の用語では、それは全体的または部分的に動物に由来するすべての製品を省く慣行を意味します。」

(引用元:vegansociety「Definition of veganism」

完全菜食主義が目的のヴィーガンもいますが、上記の定義から、その根底には、環境保護・動物愛護の思想があることが分かります。

 

しかし、ヴィーガンになる動機は他にもありますので、上記を含めて以下にご紹介します。

 

ヴィーガンになる理由

 

①動物愛護のため

ヴィーガンの定義にもありますが、動物愛護を動機としてヴィーガンになった方は多いとされます。

食はもちろんですが、ファッションや化粧品などあらゆる分野において、「動物愛護」を優先し、動物性となる毛皮やシルク、革製品、また動物性由来の日用品などは避けます。

また、動物実験を経て開発された、化粧品や石鹸、シャンプーなどの日用品も、極力避ける傾向にあります。

 

「動物性素材不使用」のヴィーガン製品に関する記事も参考にしてください。

 

②環境のため

畜産業・酪農業がもたらす環境問題を理由に、ヴィーガンになる人も増えています。

肉や乳製品産業がもたらすとされる、温室効果ガスの排出、森林伐採、水消費量などが、より環境に悪いとされており、肉や乳製品を避けることを重要視します。

 

また、ヴィーガンは、パームオイルを避ける場合もあります。

パームオイル自体は植物性食品であり問題ありませんが、製造・生産過程で間接的に環境や動物に悪影響を与えるという点で問題視されており、ヴィーガンの生き方へ反するという見方があるのです。

 

詳しくは、「ヴィーガンがパームオイルを避ける」の記事を参考にしてください。

ヴィーガンがパームオイルを避ける理由|代替品も紹介

 

さらに、近年においては、地球温暖化問題に対する運動も活発化し、このような環境問題を動機に、ヴィーガンを実践する人も増えています。

 

③健康のため

特に、欧米諸国では、糖尿病(2型糖尿病)や肥満人口が増加しており、これらの問題と動物性食品の摂取が深く関係している可能性から、ヴィーガンへ移行する人が増えています。

ヴィーガンが欧米諸国に多いのには、この影響も大きいと言えるでしょう。

日本においても食が西洋化し、肉食中心な食生活を送る中で、健康への懸念が増し、ヴィーガンを実践している人々が増えているようです。

 

④エシカル(倫理的)な考えから

ヴィーガンになることを選択する理由として、エシカルな考えによる可能性もあります。

 

お肉を食べないことを選択するエシカル(倫理的)な理由は、以下の通りです。

  • 食肉処理に反対する:食物のために動物の命を終わらせたくない
  • 非人道的な工場慣行:非人道的な条件において、家畜を飼育する工場畜産を支援することを拒否する
  • 劣悪な労働条件  :労働者にとって劣悪な条件の工場畜産を支援することを拒否する
  • 人道上の理由   :世界に飢餓が非常に多い場合、動物飼料用の穀物を生産することを土地と資源の不当な使用と考えている

お肉を食事に取り入れることは、上記のような倫理的懸念へ繫がるという考えがあるようです。

 

「エシカル」に関しての記事も参考にしてくださいね。

 

以上のように、ヴィーガニズムは、動物愛護のひとつから、環境問題や個人の健康などに関する幅広い懸念に移行するにつれて、かつては少数派だったヴィーガンを実践する人が、ますます増えています。

 

それでは、ヴィーガンについてお分かり頂けたところで、SDGsが掲げる目標の中からヴィーガンとの関りのあるものを挙げて次にご紹介します。

 

SDGsとヴィーガンとの関係

 

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現在、世界中の多くの人々が貧困や飢餓、気候変動の影響を受け苦しい境遇に置かれています。

SDGsは、持続可能な開発を確保するために貧困を削減し、環境問題を緩和するという目標を掲げていますが、ヴィーガンであることは、これらの目標を達成する上で重要な役割を果たすことができます

SDGsが掲げる目標に、ヴィーガンに関する項目はありませんが、「ヴィーガンになることで、目標達成に貢献出来る」という目標はいくつかあります。

そこで、SDGsが掲げる目標とヴィーガンとの関りがあるものをご紹介します。

 

①貧困をなくそう

 

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「あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ」

(出典:一般社団法人日本SDGs協会「About SDGs」

 

②飢餓をゼロに

 

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「飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する」

ターゲットの一例:

「2030年までに、飢餓を撲滅し、全ての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。」

(出典:一般社団法人日本SDGs協会「About SDGs」

 

「①貧困をなくそう」・「②飢餓をゼロに」に関しては、飢餓は極度の貧困の中心に位置しており、関係性が高いため合わせてご紹介します。

 

2020 The State of Food Security and Nutrition in the Worldによると、飢餓に苦しむ人の数は2019年に約6億9,000万人に陥っていると報告されています。

 

現在、地球上にある穀物・水・土地の多くは、畜産に使われています。

IAPの調査によると、肉や乳製品を消費しなければ、世界の農地は75%削減出来、それでも世界に食料を供給可能とされます。

肉や乳製品を摂取する事は、世界で消費されるカロリーのわずか18%を占めていますが、農業の温室効果ガスの60%を生成し、農地の83%を使用しています。

 

家畜のための穀物は、貧困と飢餓に苦しむ人が多い途上国で栽培され、そのような穀物で育った家畜は、先進国へと輸出されています。

 

そのため、畜産のために使われる飼料(穀物)を、飢餓に苦しむ人々が食べるための食料に変えることが飢餓への解決策の1つとなります。

 

PETAによる、以下の記事もあります。

「貧困は、恵まれない地域でのカロリーとたんぱく質の摂取量が少ないこともあり、主に飢餓と栄養失調によって引き起こされています。

豆や穀物など、よりタンパク質が豊富なプラントベースの食品がすぐに利用できるようになると、この健康問題に対処するのに役立ちます。

例えば、プラントベースの食品へのより多くの依存は、人々が十分な栄養素を得るのを助けるでしょう。」

(出典:PETA「How Vegan Living Can Help Meet Sustainable Development Goals」

 

動物飼料用の穀物を生産することは、土地と資源の不当な使用と考えるヴィーガン。

貧困や飢餓をなくすためには、畜産を減らし、肉食を見直す必要があり、ヴィーガンであればこの目標に貢献していると言えるでしょう。

 

③すべての人に健康と福祉を

 

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「あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」

(出典:一般社団法人日本SDGs協会「About SDGs」

 

果物や野菜、ナッツ、植物油、全粒穀物を多く含むヴィーガンの食事は、心血管疾患の発症率の低下に関連していることがよくあります。

プラントベースの食事法での心臓の健康上の利点には、血中脂質の改善と血圧の低下が期待できます。

 

また、ヴィーガンとベジタリアンは、栄養素の摂取と二次的影響の両方から、がんのリスクが低いことを示しています。

たとえば、肥満はがんのリスクの要因の1つですが、ヴィーガンはBMIが低いことが多く、がんへのリスクも低くなると考えられます。

さらに、プラントベースの食事法に従うことで、2型糖尿病とメタボリックシンドロームのリスクを減らすことができます。

 

以上のように、ヴィーガンであることでの健康上でのメリットは多く、健康的な生活を確保することが可能となります。

 

⑥安全な水とトイレを世界中に

 

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「すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する」

ターゲットの一例:

「2030年までに、汚染の減少、投棄の廃絶と有害な化学物・物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減及び再生利用と安全な再利用の世界的規模で大幅に増加させることにより、水質を改善する。」

(出典:一般社団法人日本SDGs協会「About SDGs」

 

畜産業や養殖は、水質汚染の原因の1つでもあります。

家畜を飼うためには、水が必要であり、家畜の洗浄や排泄物を洗い流すなどのために、膨大な水が海や河川に排出され、土壌や水質の劣化の主要な原因にもなっています。

また、家畜の排せつ物が水路に流され続けることで、海や河川における貧酸素水域が急速に増えています。

魚は温室効果ガスを生成はしませんが、漁業は水の生態系へ影響を及ぼす可能性があります。

給餌型養殖は、餌や飼料の種類や給餌の仕方などで差はあるものの、食べ残した飼料などが海底に堆積するなどの問題もあり、養殖場の水質や環境面に悪い影響を与えています。

このように、畜産や養殖による水質汚染、また、漁業により水の生態系へ影響を及ぼす可能性もあります

動物由来ではなく、植物性のたんぱく質に需要が移行することで、畜産や養殖のために大量に使われていた水資源・穀物資源の保全につながり、環境負荷が減ることで持続可能な食料生産が実現できます。

 

以上から、動物由来のものを一切摂らないヴィーガンであれば、この目標に貢献していると言えるでしょう。

 

⑫つくる責任 使う責任

 

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「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」

ターゲットの一例:

「2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。」

(出典:一般社団法人日本SDGs協会「About SDGs」

 

現代において、例えば、ファッション業界においては、ファストファッションが幅を利かせ、最新トレンドを採り入れながら、低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界的に大量生産・販売しています。

しかし、おしゃれで低価格なファッションが楽しめる一方で、衣類の生産にあたる発展途上国の工場での環境汚染問題や、劣悪な労働環境なども問題視されてもいます。

このような問題に対し、ファッション業界だけでなく、エシカルな考えも持つヴィーガンにも、エシカルファッションを取り入れる人は多くいます。

 

エシカルファッションは、人や地球環境に配慮した素材の選定を行い、生産、販売されています。

また、生産工場での労働環境、流通、販売などの一連の流れについて倫理的な基準で行います。

例えば、エシカルなヴィーガンアパレルブランドでは、「廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」点を重視しています。

そのため、廃棄予定だったものを材料として、服や靴、鞄を作ったり、リサイクル繊維、天然素材、エコな化学繊維などの持続可能な素材を使ったりすることなどを、積極的に行っています。

 

「エシカルなヴィーガンアパレルブランド」の記事も参考にしてください。

 

以上から、エシカルファッションを支持するヴィーガンであることは、この目標にも貢献していると言えるでしょう。

 

⑬気候変動に具体的な対策を

 

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「気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る 」

(出典:一般社団法人日本SDGs協会「About SDGs」

 

家畜動物達が出す排泄物、そして、ゲップなどから、メタンなどの温室効果ガスが発生すると言われ、地球温暖化を進めてしまうことに繋がり、環境に悪影響を及ぼしています。

また、国連食糧農業機関(FAO)は、家畜動物達が全世界の交通機関(全ての自動車・飛行機・船)から産出される温室効果ガスよりも、40%も多くの温室効果ガスを産出しており(温室効果ガス全体の 18%は畜産からの産出)この影響により、土壌や水質の劣化の主要な原因にもなっていると報告しています。

さらに、University of Oxfordの研究によれば、乳牛のための草を生産することは、プラントベースのミルクを作ためのおよそ3倍もの温室効果ガスの排出ともなります。

 

以上のように、家畜による環境問題を重視することで、肉食を見直し、ヴィーガンとなる方も多いですから、この目標にも既に貢献していると言えるでしょう。

 

⑭海の豊かさを守ろう

 

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「海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する」

(出典:一般社団法人日本SDGs協会「About SDGs」

 

水産庁によると、世界の動物性たんぱく質の中で、魚介類は供給量の16%を担う食料資源です。

世界の1人当たりの食用魚介類の消費量は過去半世紀で約2倍に増加し、それに伴い、必要のない魚まで乱獲されている状況です。

また、海洋汚染により、海の魚やサンゴが消える被害も悪化しています。

 

以上から、ヴィーガンは魚介類も摂りませんので、多くの海洋生物を絶滅危機から救うことも可能で、この目標にも貢献していると言えるでしょう。

 

⑮陸の豊かさも守ろう

 

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「陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る」

(出典:一般社団法人日本SDGs協会「About SDGs」

 

家畜の放牧地を確保したり、飼料を生産したりするために、森林伐採による農地開発が世界的に進んでおり、地球の陸地の26%が、家畜の放牧地に使われています。

また、世界中の農地の75〜80%が、家畜用の飼料の生産に使われています

畜産を含める工業型の食料システム全体が、森林破壊の原因の80%を占めるともいわれています。

(出典:greenpeace「肉食と環境破壊の驚くべき意外な関係」

 

また、ヴィーガンはパームオイルを避ける場合もあります。

その理由は、オランウータン、ピグミーゾウ、スマトラサイなど、すでに絶滅の危機に瀕している種の生息地を破壊し、世界で最も生物多様性の高い森林の森林破壊の主要な推進力であり続けています

この森林喪失は、炭素が豊富な泥炭土壌の転換と相まって、数百万トンの温室効果ガスを大気中に放出し、気候変動の一因となっています。

また、労働者と児童労働の問題もあります。

(出典:WWF「What is the problem with palm oil?」

パームオイル自体は植物性食品であり問題ありませんが、製造・生産過程で間接的に環境や動物に悪影響を与えるという点で問題視されており、ヴィーガンの生き方へ反するという見方があるのです。

 

以上のように、森林破壊の問題も重要視し、お肉やパームオイルを避けるヴィーガンは、この目標にも貢献していると言えるでしょう。

 

ヴィーガンであることで、SDGsの中の少なくとも8つの目標に貢献できるのは、驚きではないでしょうか。

SDGsには、ヴィーガニズムや植物ベースの食事についての言及はありません。

しかし、国連は「柔軟な、またはパートタイムの菜食主義」と定義されているフレキシタリアニズム、または、少なくとも肉の消費量を健康的なレベルとなるように減らすことを推奨しています 。

 

フレキシタリアンに関する詳しい記事も参考にしてください。

【ヴィーガン】ローラが実践する肉と菜食を組み合わせた食生活とは【フレキシタリアン】

 

急に食生活や考え方を変えることは難しいですが、まずは、週に1回でもお肉やお魚を食べない日を取り入れるなどして、そのことがいかにSDGsに貢献しているか考えるのも大切です。

まずは、自分が未来の地球のためにできることを実践していきましょう。

 

ヴィーガンとしての生き方を選択することで、SDGsの8つの目標に貢献出来るのは、嬉しいことですね。

ただ、他の目標も、ちょっとした心がけで、簡単に出来ることも多くありますので、次にご紹介します。

 

普段の生活の中でSDGsに取り組めること

 

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ここでは、ヴィーガンとして貢献できるSDGsの8つの目標以外で、簡単に出来ることをご紹介します。

世界の一員として、SDGsを実現するために、実践してみてくださいね。

 

④質の高い教育をみんなに

 

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  • 地域で開催される学習講座や環境・福祉イベントなどに参加する。
  • 教育を受けられない子供たちを支援するチャリティー団体へ寄付・募金をする。

 

⑤ジェンダー平等を実現しよう

 

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  • 家事を分担化する。
  • 男女同一労働同一賃金を支持する。
  • 国際的な女性への虐待防止運動に寄付・署名する。

 

⑦エネルギーをみんなに そしてクリーンに

 

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  • ソーラーパネルなどを導入、または出資する。
  • 省エネ型の機種や電球にする。
  • エアコンの温度は、冬は低め・夏は高めに設定する。
  • 発展途上国でエネルギーを確保する活動への寄付をする。

 

⑧働きがいも経済成長も

 

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  • 残業を無くし、休憩や休暇はしっかりとる。
  • 職場で差別があれば、社内の相談窓口へ。
  • 同僚や部下が悩んでいれば相談相手となる。
  • 買い物はマイバック持参、極力地元で行い、地元産を購入することで、地域の雇用が守られる。
  • 発展途上国での低賃金・長時間重労働問題を支援するチャリティーに寄付する。

 

⑨産業と技術革新の基盤をつくろう

 

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  • 環境に優しい取り組みをしている企業の製品を買うようにする。
  • エシカルなベンチャー企業やコミュニティビジネスに出資する。
  • 国際的な技術革新プロジェクトなどに寄付をする。

 

⑩人や国の不平等をなくそう

 

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  • 差別やいじめをしない、差別にあったら声を上げる。
  • 性別や人種、性的指向、社会的背景、身体的能力に関係なく人と接する。
  • 人種差別・人権無視撲滅運動への署名や寄付をする。

 

⑪住み続けられるまちづくりを

 

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  • 住まいのメンテナンスを心がけ、家具の転倒防止対策や防災グッズを用意しておく。
  • 地域の清掃やボランティア活動などに参加する。
  • 発展途上国の住居建設や、国内外の災害復旧活動を支援、または、寄付をする。

 

⑯平和と公正をすべての人に

 

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  • 国際紛争や平和に関して関心を持つ。
  • 国際的な戦争や紛争、犯罪撲滅活動などに署名・寄付する。

 

⑰パートナーシップで目標を達成しよう

 

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  • SDGsに関しての情報をSNSで発信する。
  • SDGsに関する国際交流イベントに参加する。

 

簡単なことも多いですし、既に行っていたことがSDGsに貢献していた事を、改めて認識された方も多いのではないでしょうか。

全ての目標を覚えるのは大変ですが、人や環境に優しい行いを心がけ、私たちの未来を考える事が、SDGsに貢献すると思って頂くと良いかもしれません。

 

SDGsを達成するには、私たち1人ひとりの取り組みも必要ですが、国や企業、NPO・NGOなどの大きな力も重要となります。

実際、投資家は、現在SDGsに取り組む企業に出資する傾向にあるため、資金が調達しやすくなり、新事業へのチャンスにも繋がる可能性もあり、現在、多くの企業がSDGsを意識した事業を展開しています。

そこで、実際にSDGsに貢献している、大手ゼネコンの事例を次にご紹介します。

 

SDGsに貢献するゼネコン


プラスチックが地球を汚染する「廃プラスチック問題」や「地球の温暖化問題」へ挑む企業も増えています。

それでは、企業がどのような取り組みをしているのか、以下にご紹介します。

 

清水建設


「清水建設(株)は、(株)藤井基礎設計事務所、(株)神鋼環境ソリューション、神鋼商事(株)と共同で、隠岐の島町(島根県隠岐郡)において、木材からバイオプラスチックの原料となるリグノフェノールを抽出・製造する研究施設の建設に近く着手します。

研究施設の完成は来年7月の予定で、4社は当施設を活用してリグノフェノールの経済的な製造技術を確立し、2021年にも商用プラントの建設に着手する計画です。」

(出典:清水建設「隠岐の島町にバイオプラスチック原料の研究施設を建設」

 

バイオプラスチックとは、植物や微生物などバイオマス(未利用生物資源)を利用してつくるプラスチックです。

石油などの化石資源を使わないため、二酸化炭素を増やさないカーボンニュートラルなプラスチックとして、近年、期待が高まっています。

 

大林組


水素細菌を利用して、CO2から生分解性プラスチックであるポリ乳酸を製造する技術の実用化検討を開始しました。

株式会社CO2資源化研究所と実用化に向け共同研究を進めます。

 

地球温暖化抑制のため、さまざまなCO2削減策が求められますが、プラスチックなどの化学品の原料を石油など製造段階でCO2が発生する化石資源から、脱炭素で持続可能なものに変えていくことが必要です。

また、海洋など環境中に残留するプラスチックの削減も重要な課題で、国のSDGsの主要ターゲットにも挙げられています。

本技術の鍵となる水素細菌は、CO2と水素を吸収して増殖し、有機物を使わずに有用物を生産できる技術への応用が期待されています。

CO2資源化研究所が保有する水素細菌は、生育が速いことが特長で、24時間で1個体が1600万個に増殖します。

再生可能エネルギーから製造した水素を用いることで、化学品原料の脱化石化に大きく貢献できます。」

(出典:obayashi「CO2から生産する生分解性プラスチックの実用化検討を開始」

 

熊谷組

 

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CO2を原料に、化成品原料であるエチレンを微生物反応によって生産する技術を開発しました。

エチレンは、石油や石炭から生産されるのが主流であり、生産に伴い大量のCO2を排出するとされています。

CO2からエチレンを生産することが可能になれば、CO2排出量の大きな削減効果が期待できるとともにCO2化学という産業分野の創出も期待され、持続可能な低炭素および炭素循環型社会の実現に大きく貢献できると考えられます。」

(出典:kumagaigumi「微生物を利用したCO2変換技術の開発」

 

企業の協力なしでは達成できないSDGs。

以上のように、大手ゼネコンがSDGsに貢献する技術開発を進めていることは、大変喜ばしいことで、今後多くの企業がこれに倣うことを期待したいですね。

 

SDGsに貢献する企業・エシカルな企業に関する記事も参考にしてください。

 

まとめ

 

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SDGsは、計17に及ぶ目標を掲げており、この目標の全てを2030年までに達成するのは難しいという意見ありますが、それを実現するかどうかは、個人の行動にも掛かっています。

そういった意味でも、ヴィーガンであることで、既にいくつかの目標に貢献出来ているのは、注目に値すると言えるでしょう。

今後、SDGsが広まることで、さらに、ヴィーガンへの興味も拡大するのではないかと期待しています。

飢餓や貧困、環境問題などにおけるSDGsを達成するには、ヴィーガンの考えも大きな力となり、貢献していることは、大変喜ばしいことですね。

 
記事をお読みいただき、ありがとうございました。
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