【国内初】土屋鞄がキノコの菌糸体由来のヴィーガンレザーモデルを共同開発
1965年創業の「土屋鞄製造所」がアメリカの企業と共同開発したマッシュルームレザーの新モデルについてご紹介します。
発売は年内を予定。ランドセルをはじめ、大人向けのコンパクトな財布やブリーフ型バッグ、バックパックなどのラインナップがあります。
マイロは、キノコの菌糸体から生まれた新素材で、マッシュルームレザーとして世界的に注目を集めているレザー代替素材です。
菌糸体の生育に必要なものは、水と空気とマルチング材(菌糸体の生育時に培地の表面を覆うもの)のみです。
2週間足らずの短い周期で生育できるため、安定した供給が見込まれています。
また、100%再生可能なエネルギーで稼働する、最先端の垂直農法施設で生育されるため、環境への負荷を大幅に低減することができます。
菌糸体は加工によって柔軟性を持たせることができるため、さまざまな製品に利用できる高い汎用性も持ち合わせています。
【期間限定】渋谷店での展示イベント
きのこ由来のヴィーガンレザー「Mylo™」を採用したプロトタイプ6つは、6月9日(木)〜6月30日(木)の期間限定で、土屋鞄・渋谷店内にて期間限定展示されています。
手触りや色味などを、実際に手にとって確かめることができきます。
展示期間:6/9(木)~6/30(木)10:00〜21:00
展示店舗:土屋鞄製造所 渋谷店
(東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア11F)
パイナップルやアップルレザーに引き続き注目を集めている、きのこの菌糸体を培養して作られるマッシュルームレザー。
従来のレザー産業のように動物の命を犠牲にすることなく、環境への負荷も極めて低いヴィーガンレザーを使った製品が、国境を超えて共同開発されているという嬉しいニュースをご紹介しました。
参考記事はこちら
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