この商品は大丈夫?ヴィーガン商品の原材料による見分け方のポイント7選
まだまだ流通している商品の多くは、動物性原料が含まれているもの。日常生活の中でヴィーガン商品を判断するポイント7選を、厳選してご紹介します。砂糖って白砂糖のこと?植物油はパーム油?など、詳細な原材料まで詳細に解説します。
世の中には、動物性の素材を使用している商品が、非常に多く流通しています。
誤って、ヴィーガン非対応の商品を購入してしまうことのないよう、正しい知識を身につけておきましょう。
見分けるポイントは?
動物性の素材を見分けるポイントは、以下の4つがあげられます。
- 製造の過程で動物性の素材を利用するもの
- 副原料として動物性の素材が含まれているもの
- 原料が何かがわかりにくいもの
- 動物の犠牲の上で生産されているもの
これらを踏まえた上で、原材料を見分けるポイント7選をご紹介します!
原材料で見分けるポイント7選
1. 食品で気を付けるポイント
- 砂糖
白砂糖は、ヴィーガンではありません。サトウキビを精製する際、ろ過のために牛骨炭や骨炭という骨が使用されるからです。
原材料に、「砂糖」という記載しかない場合は、使用できないケースが多いです。てんさい糖のような、ヴィーガンの方も使用できる砂糖を選びましょう。
原材料に含まれる砂糖については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています!
- 出汁
昆布だしであれば問題ありませんが、カツオや煮干しの出汁が含まれている場合があります。
市販の粉末のものも、これらを原材料に含んでいる可能性がありますので、注意しましょう。
- ハチミツ
ハチミツをとる際、ミツバチすなわち動物を利用するため、ヴィーガンでは避ける傾向があります。
アガベシロップなどで代用しましょう。
- ゼラチン
ゼラチンは、動物の骨や皮に多く含まれるコラーゲンを原料としています。
代用品としては、寒天などがあります。
- パーム油
環境保全の観点から、避ける傾向があります。
パーム油の原料となる、アブラヤシの単一栽培が、森林の多様性の破壊を招いています。
結果的に、動物の生息環境・生態系に影響したり、先住民の土地が奪われたりなどの被害が知られています。
また、すべてのパーム油が悪いというわけではありません。
オーガニック栽培されたパーム油などもあるので、このようなパーム油が使われている商品を選ぶようにしましょう。
ヴィーガンの方がパーム油を避ける理由については、こちらで詳しくご紹介しています!
2. 化粧品で気をつけるポイント
化粧品は、開発する際に動物実験を伴うものが多く存在するので、注意が必要です。
また、食品同様、油分にパーム油が使用されていたり、原料が不明瞭なものが多かったりするので、注意しましょう。
最近は、ヴィーガン対応の化粧品メーカーも増えてきているので、ヴィーガン専門のブランドで購入すると、より安心ですね。
注意すべき原材料を、以下にまとめました。
- 動物由来の成分を使用しているもの
動物性オイルが使用されているもののほか、動物実験を伴う商品も避けましょう。
- ラウリルベタイン
界面活性剤の一つ。パーム油を原料としています。
- ココアンホ酢酸Na
界面活性剤の一つ。こちらも、パーム油を原料としています。
- パラベン
人工的に作られた防腐剤です。代謝や生殖に影響を及ぼす、内分泌撹乱物質である可能性があるため、使用するのはお勧めできません。
- 合成着色料
虫を原料としているものが多く、動物犠牲を伴うため使用できません。
3. 衣類等で気を付けるポイント
衣類では、動物性の布製品に注意しましょう。
注意するポイントは、以下の通りです。
- 靴・カバン
革製品は、主に動物由来です。
ヴィーガンレザー製品を選ぶようにしましょう。
【動物性素材不使用】ヴィーガンレザーとは|植物性レザー8種紹介
【ヴィーガン】エシカルでかっこいい!ドクターマーチンのヴィーガンシューズ
- 服
毛皮のもの、ウールニット、カシミア、ダウンのような、動物の皮や毛を原料としているものは避けましょう。
ウールはひつじの毛、カシミアはヤギの毛、ダウンは水鳥の羽毛です。
代替品に関しては、こちらもご参照ください。
- 布団
鳥の羽である、羽毛を使用して場合がありますので、確認しましょう。
綿などの植物性を利用するのがおすすめ。オーガニックコットンを選ぶと、更によいですね。