ホールフーズが初のヴィーガントレンドレポートを発表
プラントベース(植物性)食品の時代がやってくる!米食料品チェーンのWhole Foods Market(ホールフーズ・マーケット)が発表した、初のヴィーガントレンドレポートを詳しくご紹介します。
専門家によると、近い将来、植物由来のシーフード、ヴィーガンチーズ、ジャックフルーツのバーベキューなどが世の中に溢れるようになるという趣旨のレポートです。
今回はそのレポートの内容についてご紹介します。
経緯
The Hartman Group(ハートマン・グループ)が今年行った調査によると、消費者の48%が「植物性」と表示された商品を求めていることが明らかになりました。
そして、このデータに触発されたWhole Foods Marketは、今年の夏以降の植物性商品の予測をまとめました。
同チェーンで植物由来商品を担当するブローディー氏は次のように述べています。
「プラントベースは、ブランドが新しい原料や製法を用いて革新を続けているため、今注目すべき食料品カテゴリーです。」
「夏のゆったりとした日々の中で、お客様は日常生活から抜け出し、長年のヴィーガンの方も、植物性食品を試し始めたばかりの方も、何か新しいものに挑戦することに前向きになっています。
ですから、この季節には、ピクニックでグルメな植物性チーズの代替品を見たり、グリルでバナナの花から作られた魚の代替品を見たりすることができるでしょう。」
代替肉に関する記事はこちらもご参照ください。
PETAが発表した、ヴィーガン食に関する2021年のトレンドについては、こちらもご参照ください。
予測されるトレンド
1. シーフード
Netflix(ネットフリックス)で海洋保護映画「Seaspiracy(偽りのサステイナブル漁業)」が公開されたことを受けて、Whole Foodsは、マグロやホタテに代わる植物性食品が次のトレンドになると予測しています。
実際に、Good Catch(グッド・キャッチ)などのブランドは、革新的な豆類のブレンドを用いて、海を汚さずにフレークの食感を再現しています。
また、バナナの花(衣をつけて揚げると魚のようになる)やトランペットマッシュルーム(ホタテの代わりに使える)も「新鮮でユニークな魚介類の食べ方」として注目されています。
2. チーズ
Whole Foodsは、植物由来のシーフードに加えて、グルメなヴィーガンチーズを、夏のシャルキュトリーボードと相性の良いトレンドとして挙げています。
レポートでは、Miyoko’s Creamery(ミヨコズ・クリーマリー)、Treeline(ツリーライン)、Cheeze & Thank You(チーズ・アンド・サンキュー)を、注目すべき職人ブランドとして紹介しています。
彼らは、伝統的なチーズ作りにヴィーガンのアプローチを取り入れており、その結果、さまざまな美味しいチーズが生み出されています。