【ヴィーガン】肉を食べないメリット4選|健康にも環境にも◎

毎日の食生活を見直してみませんか?肉を摂らないヴィーガン・ベジタリアンも再度確認したい肉を食べないメリットを厳選してご紹介!

精神的に落ち着き、イライラが改善
肉をたくさん食べると体が酸性体質になるため、怒りっぽくイライラしやすくなると言われています。
肉を食べないことで、肉に含まれる抗生物質やホルモン剤の摂取量が少なくなり、人のホルモンバランスの乱れを防げ、気持ちが穏やかになると考えられています。
また抗生物質・化学ホルモンが健康減ることで肌荒れの改善や、疲れを感じにくくなるため、精神面でもバランスが整うとされています。
結果的に、身体のバランスの乱れが改善されて、笑顔で過ごす時間が長くなっていくというわけです。
2. 地球環境に貢献できる
畜産は地球温暖化だけではなく、気候変動や水不足・水汚染・海洋の酸性化・種の絶滅など数々の環境問題の原因でもあります。
子供達に健康的な未来と地球環境を残すのは大人の責任です。肉を食べるのをやめるメリットは、地球環境を持続させていくために貢献できることなのです。
それでは、実際にどんな点があるのか詳しく見ていきましょう。
節水
世界中の水は、人間よりも家畜用として多く使われています。世界の水の30%が畜産に使われ、5,000匹の豚は20,000人が住む街と同量の汚水を排出するとされています。
穀物1トン生産するために必要な水は1,000トン~2,000トンで、一日分の食糧を生産するのに必要な水の量はおよそ2,000リットルです。
日本人は一人平均一日3,000リットルの水を消費していると言われています。肉を食べるのを止めることは、節水に繋がります。
また、家畜の飼育工場から出る廃水は、水路や河川を汚染して人間にとって有害であることはもちろん、生態系全体をも破壊しかねません。
廃水に含まれるほとんどは家畜の糞尿で、あらゆる種類の微生物や病原菌が含まれている可能性があります。
メタンガスや温室効果ガスの削減
食肉生産のメタンガス・二酸化炭素の排出量は、植物性食品の何十倍も多く出されています。
牛と羊のおならとゲップには、地球温暖化に大きなダメージを与えるメタンガスが含まれています。牛肉や牛乳、乳製品、羊肉を控えることで、温室効果ガス(牛や羊のゲップ)排出を抑制できることになります。
2010年、ニューヨーク州ベッドフォードの町は、2020年までに温室効果ガス排出量を20%削減するため、コミュニティ全体の取り組みを開始しました。
また、ミートレスマンデー(Meatless Monday)という非営利団体は、週に1日肉を食べないことが、環境や身体に良いと活動を続けています。
土地使用量を抑えられる
世界規模で畜産業界の環境への影響が懸念されている中、現在も食肉の消費量が増加し、その需要をまかなうために木々が伐採され、牧場や畜産工場が建築されています。
現在、地球の陸地の26%が家畜用の放牧地に使用され、世界中の農地の75~80%が家畜用の飼料(エサ)の生産に使われているということです。(出典:GREENPEACE)
肉の消費を抑えることで、牧場や畜産工場の建築増加を抑えることができ、土地使用量削減に繋がります。そうしたメリットは環境保護問題と連動しています。
食糧危機の問題の糸口に
現在世界中の穀物の3分の1は畜産に消費されています。その量は、8.7億人が食べていけるだけの十分な量といわれています。
畜産に消費される穀物を減らせば、その分人間が食べられる量も増え、毎日8億人以上もの人が飢餓に苦しむことがなくなると考えられます。
多くの農地は人のための食料ではなく、畜産のための食糧の生産に使われ、牛肉1kgを生産する場合、10kg以上の食糧が必要なので、肉食を止めれば食糧危機の問題の解決に繋がっていきます。
海の保護
ヴィーガンが魚を食べない最大の理由は、環境破壊を止めるためです。
魚はこのまま乱獲を続けていくと2048年には海から食用魚がいなくなると、2006年アメリカの科学雑誌「Science」に論文が掲載されました。
また、魚を捕獲する底びき網漁は巨大な網で海底を引きずるため、海底のサンゴなどを傷つけています。
こうした漁業は目的の魚に対し、20倍近くもほかの生き物を犠牲にしていると言われ、人が魚を食べなければ海の保護に繋がるという意見も多くあります。